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コーヒーにまつわる道具 Vol.20

Flair Pro 2

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久しぶりの「コーヒーにまつわる道具」シリーズ。今回は、ずっと気になっていた Flair Pro 2。遂に買ってしまいました。

片手鍋でコーヒー豆の焙煎をはじめてから、コーヒーの淹れ方も楽しむようになりました。

ドリップであれば、KONO式やV60やネルドリップ。フレンチプレスにエアロプレス。マキネッタにイブリック。どれも特徴があって淹れることの楽しさを実感しています。

ただ、エスプレッソだけは手が出せずにいました。理由は単純で、いろいろ大変そう、面倒くさそう、というイメージが先行していたからです。

まず、何が大変そうかと言ったら、エスプレッソ用に道具を揃えることでした。エスプレッソマシンにもかなりの種類があります。

ほぼ全自動で豆を挽くところからやってくれる家庭用マシンもあれば、業務用の百万円以上するようなものまで。かなりの検索リサーチをしてきました(笑)。

その中で、僕という人間に合う道具、つまりズボラな人間でも楽しくなってずっと使い続けられて、しかも価格帯的に手が出せそうなものに絞りました。そしてヒットした製品が、la Pavoni。

「Flairじゃないんかい!」と突っ込まれそうですが、僕のようなLofi アナログ大好き人間がエスプレッソマシンとなったときに、絶対この la Pavoniに辿り着く人はいると確信しています(笑)。

何より機械に全部頼らず自分でプレスするっていうのが、いい。焙煎だって同じで、全自動のものを使いたくない理由の根底にあるものは、生きていることを実感したいから、これに尽きます。

生きていれば、失敗もするし、うまくいかないこともあります。でもそれが全自動で毎回均一なものができてたら、面白味なんてあったもんじゃない。

だから、なるべく自分の手を動かして失敗しながらも成功を噛み締めることができるマシンを求めていました。なかなか崇高な理念です(笑)。

もうあと一歩でla Pavoniをポチるところまでは来ていました。しかし、決断できなかったのは価格が微妙に高いこと。そしてエスプレッソ専用ミルを僕は持っていないことでした。

買うからにはミルも買わなきゃか、と思ってMazzerなどの物色をはじめてしまったものだから、一旦寝かせよう思考に入ってしまいました。

そんなとき、pinterestか何かでFlairの写真が出てきました。「お、la Pavoniっぽい」。そこから調べてみると、自分の条件をすべて満たしている!

そしてミルも僕が普段使っているナイスカットミルの1番でも使えるとのレビューがある!(実際には使えないことが後で判明するのですが、、、笑)

はい、ご縁を感じたのでポチッ。こういうときの行動の速さには自信があります。

↓早速届きました。パッケージングはグッドです。

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↓持ち運びできるエスプレッソマシンって素敵です。

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↓ケースの中身はこんな感じ。

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↓公式サイトから購入したのですが、驚いたことに手書きのお手紙が入っていました。こういうサプライズは大好きです。

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↓アウトドアグッズのような部品たち。

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↓これでプレスするんですね。

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↓デザインにも力を入れていることがわかります。

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↓エスプレッソ初心者にとってすごく嬉しいのが、タンパー。バリスタっぽい(笑)。

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↓惜しい。ゴムキャップが微妙に合っていない。

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↓気圧計。

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↓惜しい。ゴムパッキンの隙間。他のデザイン性が高いと、ちょっとしたところの隙が目立ってしまうという。

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↓この前買ったエアロプレス用のステンレスフィルターに似たパーツ。

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↓土台となる部分。これにプレス部分を接続。

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↓留め具。

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<使い方>

本体部分をお湯で温めておきます。

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↓フィルター部分に挽いたコーヒー豆を入れる準備です。

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↓コーヒー豆は20g用意しました。16g - 24gの範囲で使えるようです。

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↓無事にフィルター部分に粉が入りました。

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↓プラスチック製の押し器で軽く粉を整えます。

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↓細かな粉が飛び散るのでブラッシング。

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↓憧れのタンパー(笑)。力加減がわからないので、とりあえずギューッと体重を乗せました。

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↓一見キレイに固まっていますが、横から見ると少し斜めっています。これが難しいんですね。

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↓上乗せ用のフィルターを乗っけます。表裏がどっちなのかわからなかったので検索しました(マニュアルはこの辺もう少し細かく書いて欲しい)。穴が大きい方を表にして置きます。

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↓うまくフィルターが収まりました。

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↓本体にフィルター部を取り付けます。

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↓取り付けるとこんな感じ。

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↓プレス機に取り付けます。

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↓スパウトを取り付けます。

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↓段々と準備が整ってきました。

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↓90℃のお湯を注ぎます。

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↓お湯はこぼれそうになるぐらい入れます。

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↓気圧計を取り付けます。

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↓力加減がわからないので、最初取り付ける時はドキドキします。

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↓よし、準備完了!あ、エスプレッソ用のカップを置かないと。

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↓押します。そしてできあがり! 飲んでみます。いや、今まで飲んだエスプレッソで一番おいしい!これは!

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↓コーヒーのカス処理は大変かなと思いきや、カップケーキ状にポコっと取れました。楽チン。

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というわけで、初回でこんなに上手にできた!、訳ではありません(笑)。

実は、これは3度目のチャレンジの結果です。

Flair Pro 2の購入を検討しているエスプレッソ初心者の方向けのアドバイスを書いて置きますね!

<アドバイス>

なんといっても、「ミル」です。もうこれで僕は最初の2回を失敗しました。

ネット上のレビューでは、僕が使っているカリタのナイスカットミルの1番で挽けば使える、と言っている人もいるのですが、無理です。

僕も最初はナイスカットミルの1番で豆を挽いてみて「これだけ細かければいいだろう」ぐらいに思っていました。

普段ドリップでコーヒーを淹れている者からすると、1番でも十分細かく思えるんです。しかーし、エスプレッソの極細挽は、全く別物ということを今回痛感しました。

ということで、エスプレッソ初心者でエスプレッソ用のミルが無い人は必ず購入しましょう。そうでないとFlair Pro 2が全く使い物になりません。

どういう風に使えないかというと、ズバリ、圧がかかりません

最初にナイスカットミルの1番でFlairを試したところ、気圧計がほとんど動かず。気圧計が壊れているかと思ったほどです。

その後、ネットで原因を探ると、やはり挽き目。ナイスカットミルの1番は細挽きで、極細挽きではありません。マキネッタではギリギリつかえても、Flairでは使えません。

わかったらもう買うしかないです。新たなエスプレッソ用のミルを。

ということで購入しましたよ、悩んだ挙句、奮発してコマンダンテを。

その結果が、3度目の正直。おいしいエスプレッソ!

コマンダンテに関しては、また別記事で紹介しますね。

<まとめ>

抽出成功したらさらなる愛着が一気に湧いたFlair Pro 2。これはハマりそうです。

エスプレッソは苦手意識があったのですが、Flairで淹れたエスプレッソは、香りと味が違う。

香りは本当に焙煎した豆の香りが生きています。ドリップでは出せなかったものを感じました。味には甘みを感じます。濃い味だけのエスプレッソではありません。

コーヒーの世界がまた広がった。まさに僕が求めていたものが手に入った嬉しさでいっぱいです。

ぜひ僕のような、普段はドリップコーヒーをメインに飲んでいてエスプレッソにも挑戦したい方、Flair Pro 2 間違いなくオススメできます!これは購入して正解でした!

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大きな雷が鳴っています。あんなに大きな音をどうして出せるんでしょうか。自然はすごい。

金曜日。今夜は久しぶりに白ワインを飲もう。

皆さん、良い金曜の午後を!

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7月30日 マルセイエーズ (1792) この日マルセイユの義勇兵パリ到着。彼らはルジェ・ド・リール作の愛国歌を高唄、行進したので、歌は「マルセイエーズ」とよばれる。

立て 愛国の子らよ 光栄(はえ)の日はきた われらにたいし圧制の 血ぞめの旗せまる(くりかえし) 聞こえないか 野を越えて 兇悪の兵隊のうなり やって来るぞ 首切りに わが子わが妻の 武器とれ 人民 組めよ 戦列 進め 進め けがれの血汐 畑にすわせろ

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より


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