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コーヒーと音楽 Vol.203
Chico Hamilton Quintet - A Nice Day
皆さん、こんにちは。
夏を感じる1日。こんな日の夕暮れ時〜夜にかけてぴったりな音楽を今日は紹介します。
今回の「コーヒーと音楽」で紹介するのは、Chico Hamilton Quintet の A Nice Day 。
聴いてもらえばわかるのですが、このChico Hamilton Quintetの音楽はすごく独特。ジャズですが、ピアノレス。そしてチェロが入っているのでクラシカルな要素を感じます。
そこに鮮やかな軽やかさが加わり、まさにウェストコースト・ジャズの良いとこが凝縮しています。夏の潮風が吹き込まれている。
今回紹介する曲 A Nice Day が収録されているアルバム は1955年リリースのChico Hamilton Quintet featuring Buddy Collette。
しかしながら、ぼくが持っているのは、レコード屋さんで500円ぐらいで売っていた日本リリース盤の「Blue Sands」というタイトルのもの。この中の2曲目にA Nice Dayは収録されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1657434834162-a4YFAeU34y.jpg?width=800)
↓Wikipediaで調べていたら、Chico Hamiltonの音楽は映画「ブギー・ナイツ」でも使われているし、現在公開中でぼくもすごく観たい「リコリス・ピザ」でもまさにBlue Sandsが使われているとのこと。
これはポール・トーマス・アンダーソン、Chico Hamiltonのファンに間違いなし。LA生まれの彼にしてみれば、Chico Hamiltonの音楽にある西海岸の音はとても近いのでしょう。
Chico Hamiltonのレコードをかけながら夜にガレージで焙煎をしていたら、散歩で通りかかったおばちゃんが足を止めてこんばんは。
興味を持ってもらえるって嬉しい。
10分ぐらいぼくが一体片手鍋で何をしているのか等おしゃべり。
また遊びにきてくださいって言ってお別れしました。
やっぱり片手鍋焙煎は路上に向いている。そしてぼくは路上文化が好きだ。ザ・ストリート・カルチャー。
![](https://assets.st-note.com/img/1657434859689-4AscohtEwW.jpg?width=800)
音楽とコーヒーをつなげる何かがしたいなぁとずっと考えています。もう少しで何か見えてきそうな感覚があります。
日曜日。夏の風を感じながら、夕暮れ時の西の空を眺めよう。
皆さん、良い夕べを!
<今日の誕生日> 7月10日 リー・モーガン (1938 - 1972)この日生まれたアメリカのジャズのトランペット奏者。
<カレンダー日本の天気> 7月10日 北海道は乾いているか
本州はまだ梅雨の頃だが、北海道には梅雨がなく、よい季節である。夏も本州より涼しいので観光客でにぎあう。若者たちがたくさんリュックサックを背負って旅行している姿が見られる。
北海道の気候はちょっと大陸的であり、夏は本州より乾いているといわれ、感じもそうである。ところが気候表で7月の湿度をみると、東京が79パーセント、札幌は80パーセントで、わずかではあるが札幌の方が湿っている。ちょっとふしぎな気がする。
こrはおそらく気温では札幌の方が5度くらい低いので空気中の水蒸気の量では札幌の方が少ないためだろう。
※この本が出版された1982年の記述です。
<一日一文> 7月10日 プルースト
やがて私は、その日が陰鬱で、明日も陰気だろうという想いに気を滅入らせつつ、なにげなく紅茶を一さじすくって唇に運んだが、そのなかに柔らかくなったひとかけらのマドレーヌがまじっていた。ところがお菓子のかけらのまじったひと口が口蓋にふれたとたん、私は身震いし、内部で尋常ならざることがおこっているのに気づいた。えもいわれぬ快感が私のなかに入りこみ、それだけがぽつんと存在して原因はわからない。(「スワン家のほうへ」Ⅰ)『失われた時を求めて』1、吉川一義訳、岩波文庫、2010年
<今日の英語> 7月10日
She strove to emulate her mother's example in her personal life.
彼女は私生活では母親の例を見習うようがんばった。
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