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コーヒーと音楽 Vol.75

HOT 8 BRASS BAND - SEXUAL HEALING

今回の「コーヒーと音楽」で取り上げるのは、アメリカはニューオリンズのバンド Hot 8 Brass BandSexual Healing。おなじみマーヴィン・ゲイの代表曲のカヴァーです。

この曲は確か10年以上前に、車で聴いていたピーター・バラカンさんのラジオ番組で流れていたので知ったのがきっかけ。

この間、ぼーっとアマゾンプライムで「Chef」という映画を観ていたら、このHot 8 Brass BandのSexual Healingが使われていて懐かしくなりました。

曲が流れたのが、映画の中でフードトラックがまさにニューオリンズに入る場面。これはこの映画で一番個人的に嬉しいシーンでした。

ニューオリンズには残念ながらまだ行ったことがないのですが、いつか必ず訪れたい街のひとつです。独特の文化を持っていて、料理もおいしそうだし、何より音楽が素晴らしい。

↓こんな素敵な音楽とは裏腹に、Hot 8 Brass Bandのメンバー達はタフな世界に生きていることをWikipediaの記事を読んで知りました。今までのメンバーのうち3人は拳銃による事件に巻き込まれて死亡しています。

明るい音楽の裏には、苦しみや悲しみも含まれている。それを乗り越えるために心を鼓舞するような明るい音楽。

ニューオリンズには葬儀の際にSecond Lineと呼ばれるパレードもあります。

↓Sexual Healingの歌詞は、本当に愛する人へ対する素直な感情を直球で歌っています。映画の中の歌詞の和訳は残念ながら、もう少し工夫して欲しかった感があります。

映画 Chefの見所は料理ももちろんそうなのですが、アメリカの土地文化の違いが垣間見えるところ。フロリダのキューバン文化も興味深い。

↓ニューオリンズといえば、以前 Dr.Johnも取り上げました。ニューオリンズの音楽はとにかく思わずステップを踏みたくなるような音楽が多いです。身体を揺らしながら。夏にもぴったり。

実は僕はフードトラックならぬコーヒートラックをいつかやってみたいと思っています。コーヒーを淹れるだけじゃなくて、その場でお客さんが選んだ豆を片手鍋で焙煎しながら転々と旅するんです。国内・国外問わず。

妄想をずーっとしていますが、これは絶対楽しいはず。

↓最近はプランターに勝手に生えてくる雑草に興味があります。この葉っぱ、ちぎって匂いを嗅ぐとすごく良い香り。例えるなら、ミョウガ。でもこの葉っぱはミョウガじゃない。

詳しい人なら一発でわかるのでしょうが、僕には全くそんな知識がありません。雑草博士にもなりたいな。とりあえずこの雑草は経過観察です(笑)。

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なんとなくですが、最近はいろんなことが少しずつ動いている気がします。願っている方へ進んでいる気がします。良い感じだ。

日曜日。コーヒーを淹れよう。

皆さん、良い1日を!

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6月20日 耶律楚材(1190 - 1244)この日生まれた元朝初期の大政治家。キタイ系の名族の出身。儒仏道三教のほか諸学に通じた。漢人を皆殺しにせよとの元朝の政策を阻止した。

 「陛下よ。天下は馬上でうることはできても、馬上で治めることはできませぬ。」漢代以来のこの言葉のもつ含意を、荒々しいモンゴル君主に納得させた彼の説得力は偉とするに足りる。伝記作家も彼のそうした功績を賛えて、こういっている。 「そのころ、公は漢人系の一書生として朝廷で孤立していた。学んだところを実施しようにも、なま易しい事ではなかった。実施されたものは、二三割にすぎない。・・・それでも、もしこのとき公がいなかったとするなら、漢人系の社会はどんなになっていたか分ったものではない」(元朝名臣事略)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より



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