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「自分の今の仕事」と「ネットニュース」と「スマホゲーム」を行き来するだけの日々が未来に残すもの

僕が公務員を離れて4年たち、その間につくづく感じるのが、公務員にしても企業勤めにしても、自分の今の仕事にしか興味がない人が世の社会人のほとんどなんだなということ。
今の仕事をこなすことしか考えられず、そのほかの時間は少しネットニュース見てその後はスマホゲームで時間を潰すだけ(短絡的なストレス解消ですね)。

で、自分の子どもの世代がどうなるかとかには考えが及ばない。
なぜなら自分たちが過ごしている今日と同じ未来が来るものと思い込んでいるから。関心の幅が狭く、インプットが少ない。だから想像力も働かない。今起こってることにも(ワイドショーとかで喧しく伝えられるネタ以外には)興味がわかず、ましてや未来のことなんて他人事でしかない。
だから漠然と「未来といっても今と変わらないだろう」くらいにしか思ってない。

でもそんな未来は来ないわけじゃないですか。
人口減少、高齢化率の増加、後期高齢者の増加、年金の破綻、平均所得の減少…少なくとも何か手を打たないとよくなる要素なんかないわけで。

まじめにそういう話をすると「そんな暗い話聞きたくない」って言われる。でもそんな風に今の問題に向き合わず先送りしてきた人ばっかりだったから、こうやって日本は縮小し続けてきたんじゃないですかね?

今ですら、貯蓄ゼロの世代がどんどん増えているんですよね(今で3割でしたっけ)。もちろん昔から貯金ゼロの人なんて一定数いたわけだけど、今はびっくりするほどその率が高い。
そして将来はもっと増えていき、貯蓄ゼロが当たり前になるでしょう。
でもその時、年金はもらえない。それだけでなく医療費含めて社会保障費はめちゃくちゃ高くなっていくでしょうし、前向きなトピックは今よりももっと少なくなるでしょう。

僕が嫌なのは自分の子どもたちをそんな未来に送り込まなくてはならなくなっているってことなわけです。

これはもう確定しているわけでどうにもしようがない。
ならばせめて…せめてこどもたちに、親として何か武器を持たせてやりたい。そう思うじゃないですか。

僕は親が小さいながらも商売をやってたので(ちなみに田舎のガス屋でした。当時すでに引き潮の事業でシュリンクしつつあった)、こどもの頃から「何か事業を考えてくれ」と事あるごとに言われて育ちました。
新しい事業…こどもながらに「中学校の近くでハンバーガーショップをやるのはどうだろうか?」とか、「ハンバーガーショップやるなら本屋と併設にしてはどうか?」とか毎日のようにちょっとした思考実験を繰り返していました。
当時、小学校高学年から中学生くらいでしたね。
今思えば、こどもながらに集客導線とか客単価のことも考えてた。

当時やってたのは、こんな感じで「アイデアを日々見つけ続けること」と、その「アイデアに対して投資することの重たさ」、この二つを合わせて考えることのトレーニングだったと思うし、それが新規事業開発のコンサルティングを仕事にするようになった今、めちゃくちゃ役に立ってます。

たまに「自分ほどこの仕事がうまくできる人はいないんじゃないか?」と思うこともあるくらいです(実際にはそんなことはないと思いますが、それくらい天職だと思えているということっす)

僕が両親に持たせてもらった「新規事業のビジネス感」のような、そういう武器を自分の子どもたちには持たせてやりたいし、本人が望むならこどものうちから事業もやらせてみたい。

僕の両親は僕のことをある意味ではこども扱いしなかったんだと感じています。「この子ならなんかすごいこと考えてくれるかも知れん」と本気で思っていたんじゃないかという節もある。
そうやって期待されれば、こどもでもまじめに考えるし、そうして鍛えられた脳の筋肉が大人になった時に武器になったりもする。

日本全体を良くしていく方法とかはわかりませんが、少なくとも、こどものときにそういう筋肉をつけようと自分でやってみることが大人になった時に世の中を渡っていく武器になると信じています。
ということで、まずは自分のこどもからでも、(本人が嫌がらなければ…ですが)僕がこどものときに親からされていたような話をしてみたいなと思います。

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