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徹底解説「面白がり力」とそのメリットとは

以前書いたnoteで面白がり力」という概念についてふれました。

ここでは「面白がり力」という概念を提示したものの、それがどんなものなのか詳しくは書いてなかったんですよね。
言葉の雰囲気でなんとなくわかるだろうと思って。
でも先日、「その面白がり力ってどんなものなんですか?もうちょっと詳しく教えてください」って言われたので僕のイメージをできるだけ具体的に書いてみたいと思います

「面白がり力」とはどんなもの?

簡単に言うと「面白がり力」とはいろんなものに興味をもって、おもしろがって妄想してみる、そのことに時間を使うのを楽しく感じる力で、ほかのいろんなものとつなげたり組み合わせてみることで話が自然と展開していくようなものです。「この人話面白いな」ってひとと話してると、ひとつの話題から話がどんどん広がっていって気が付いたら仕事の話が進んでたりすることあるじゃないですか。
そういう「面白さを軸にいろんな話題やひとをポジティブに巻き込んでいく力」として提唱してみています。

「面白がり力」は「好奇心」や「探求心」と何が違うのか

この、面白がり力を理解しやすくするために、面白がり力と比較されがちなよく似た概念と比べながらそれらとどうちがうのかを説明するのが良いような気がします。
ということで、以下、「探究心」と「好奇心」と「面白り力」の比較をしていってみたいと思います(これらは僕が勝手に思っていることで国語の辞書的な意味合いとは違うかもしれませんが、そこは「ああ、この人はそういう風に思ってんねんな。」と広い心で見てもらえると嬉しいです)

まず、「探究心」とはどんなものか。僕なりの定義というかイメージは以下のようなもの。
探求心は「特定の何かを突き詰めたい」という心の作用であり、自分の中に内在する光のようなものなのではないかと思います。つまり(一般的に言うと)ターゲットはそんなに広くないけど深く掘る力。困難があってもくじけずにどんどん探求していく掘削ドリルのような突進力のある力をイメージしています。

次に、好奇心についてのイメージ。
好奇心は何かに興味を持つ心の作用であり、何に興味を持てるか、好奇心を掻き立てられるかは人によって異なると思います。
好奇心は「探求心」のような深さはないけど、それよれは広い。
また「好奇心のターゲット範囲」は人によって異なるので、ある人はこれに興味があるけどここには興味がない、別の人はその逆になる…みたいなことが起こる。すでに興味があると認知できていることをみるための拡大鏡(ルーペ)のようなもののイメージです。

一方で、面白がり力は興味・関心の範囲を選ばずに、何にでも興味が持てる力。つまり面白がり力の強い人ほど興味・関心の範囲が広い。また面白がり力は、「探求心」ほど一心不乱に対象を深掘りするイメージではないのですが、興味の対象を色々と知った上で、その対象物をネタに妄想して遊ぶチカラでもあります(こどもでも何かを見つけて面白がるとそれで遊ぶでしょ?)。
「これをこうしてこれとつなげたら面白いんじゃないか」とか「これってこうしたらこういう風になりません?」ってアイデアを他の人にもぶつけてみたりして、しゃぶり尽くすように遊ぶ。自分一人で完結せず他の人も巻き込んだりしながらとことん面白がる。一人でもくもくとやる感じではなく、ほかの人も巻き込みながらコミュニケーションを通じてアイデアを転がして大きくしていくのを楽しむ力と言ってもいい。

そういうのが僕が考える面白がり力です。

探究心と好奇心と面白がり力をいろんな切り口で比較していくとこんな感じになります。

考える深さで言えば
探究心>面白がり力>好奇心

対象の広さで言えば
面白がり力>好奇心>探究心

多様なものをつなげる力で言えば
面白がり力>好奇心、探究心

みたいな感じかなと思ってます。

「面白がり力」が強いとどんなメリットがあるのか

面白がり力が強いことによるメリットもついでに書きますと、

①そこそこ深い引き出しがたくさんできる
②いろんなものを組み合わせるのを楽しんでいるので、相性の良い組み合わせの見極めが早く鋭い
③いつも妄想して遊んでいるので組み合わせてからの展開をすぐ思いつける
④いろんな人と話をすること自体も面白がるのでコミュニケーションプロトコルが多くなる
⑤人と話をするときに「この人の面白いところはどこだろうか」とポジティブに対話するので仲良い人を増やしやすい

などです。
こうしてみるとビジネス企画力とかだけでなく、人生を豊かにする、人生の彩りを増やすのに役立ちそうに思えてきませんか?

次の記事では「面白がり力」の鍛え方について書いてみたいと思います。
興味持っていただけた方、続けてお読みくださいませ。

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