#351 答えが見えなければ ”模索する”
さて、今日のテーマは「答えが見えなければ模索する」です。
先日、若手を話をしているときに「このプロジェクトをどうしたらいいのか」という相談を受けました。
やりたいことは見えているけど、そこにどのように持っていくかについて悩んでいるようでした。
その時に「答え」を求めているように聞こえたんです。
でもですね。
人から教えられた「答え」には大した意味はないと思うんです。
自分で悩んで自分で考えたことが「答え」になると思います。
今日はそんな話。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
「答え」を求めてしまう習慣
僕たちはどうしても「答え」を探してしまいます。
「どうしたら成功なのか」
「何をやっていけばいいのか」
何もないところからいきなり答えを探そうとします。
どうして「答え」を求めるんでしょうか。
それは不安からくると思っています。
明確な答えがないものに対して、僕たちは「不安感」を覚えてしまいます。
だから、
「なんとかしなくちゃ」
「答えはどこだろうか」
そうやって、急足に走り出します。
でも、どれだけ走り回っても、そこにはゴールはないんです。
だからどうするかというと、その場にゴールを作り出します。
本来のゴールはもっと遠かったり、別の場所にあるはずなのに。
自分で見つけて自分で作ったゴールは、難易度もそれなりに設定されています。
だから、達成したように、成功したように感じる。
でも、広い世界から見たら、そのゴールはとても小さく収まってしまい、なんのためのゴールかわからなくなってきます。
これらは「答えを出さないと不安」という気持ちの問題からきます。
大なり小なり、この感覚はみんなの中にあると思うんです。
でも、明確な答え自体がないこともありますし、目標地点を自分で探っていくことも必要なときもあります。
ナガティブ・ケイパビリティが大事です。
だから、僕たちはそこにとどまり、今必要なことを一つずつ試しながら前進するしかないんです。
「答え」を出すことが習慣化してしまうと、場当たり的なものしか作り上げることはできないんですね。
「模索する」から見えること
そうなると、「答え」を求めたくなる状況にある人がやるべきことは、
「答え」を探すことではないんだと思います。
「模索する」ことが大事だと思います。
何が答えかなんてわからない。
でもそれでいいんです。
僕たちは「場当たり的な答え」を出そうとしているわけではない。
前進しながら、今必要な真実を探し続けることが大事です。
じゃあ僕たちにできることは?
「模索する」
まずはトライアンドエラーです。
色々試してみましょう。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
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