#407 悩んでるときは、そんなに力入れなくていいよ
さて、今日のテーマは「悩んでるときは、そんなに力入れなくていいよ」です。
僕たちは日々何かに悩んでいます。
悩みのない人なんてこの世にいないと思います。
悩みがあるときは、頭の中がギュウギュウに詰まっていて、そこから身動きが取れません。
考えるべきことが頭の中を渦巻いていて、夜も眠れない。
そんな状況に追い込まれる人も少なくないでしょう。
でも、その悩みはそんなに悩むことなんでしょうか。
悩むことだとしても、そんなに力いっぱい考えることが必要なんでしょうか。
あなたの心が破裂する前に、少しガス抜きしましょう。
自己紹介とお知らせ
某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。日々、対象者の生き方と向き合いながら、組織の課題やチーム運営にも取り組んでいます。
このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、医療者・中堅管理職の目線で、社会での働き方、人間関係の考え方、ストレスマネジメント、医療の問題などのテーマに触れながら、日々感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!ホームページが公開されましたのでよかったら!演題募集は6月1日〜7月31日まで!
◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。!
6月16日(日)の夜にzoom勉強会を行います。テーマは「コミュニケーションの役割」です。ぜひご参加ください!
それでは本題に入っていきましょう。
「所詮〇〇」という考え方
何事も、そんなに力を入れて考えることかは一度立ち止まって考えてみましょう。
私たちは目の前のことに一喜一憂します。
自分が、他人が、悩んでいる場面と向き合うたびに、
「どうしよう、どうしよう」
と即座に対応策を考えてしまいます。
何かが起これば、何かをせずにはいられない。
それと共に、脊髄反射レベルで不安感は襲ってきます。
考えれば考えるほど、比例するように不安感も強くなってきます。
考える時間が長ければ長いほどその不安感は大きくなり、
あなたの頭と心をギュウギュウにしてしまう。
でもですね。
その目の前で起こった問題は、
本当に今すぐ解決する問題なんでしょうか?
あなたが一生懸命考えるべき事なんでしょうか?
今、付け焼き刃で考えた対策が通じる問題でしょうか?
そう、今すぐどうしようもない問題も存在します。
もう少し言えば、そんなに悩むことでもない可能性もあります。
実は答えはすでに出ていて、でも、それを何かしらの理由で躊躇しているだけの時もあります。
それは問題ではなく、ただの迷いです。
だから、全ての起こった問題を、あなたが抱え込んでいる必要はないんです。
問題の渦中にいるほど、実はこういった一日引いた目線は持ちにくいものです。
だから自分の心の中で、「所詮〇〇だ」と唱えましょう。
所詮、大して問題ではない
所詮、私ではどうしようもない
所詮、何も変わらない問題
そういった唱え方をすることで、自分の中の問題の大きさを少し縮めることができます。
それで、成果が出るか?と聞かれれば、それは「No」だと思います。
今起こっている問題は「問題を解決する」ことではなく、
「あなたを守ること」だと思うからです。
そういう意味であなたを守るための成果は期待できるかもしれません。
あなたの限界を理解する
こうやって、少し一歩引いたポジションで見ることができれば、自分自身のことも少しだけ見えてきます。
実は苦手なことだらけなのも、
実はそんなにできる人間じゃないことも、
実は何も成してないことも、
外から見た自分は意外とちっぽけです。
そしてその限界も思ったより狭い。
少しの時間なら限界を超えることもできますが、長く続けることはできません。
でも、自分の限界がわかれば、対策を打つこともできます。
その限界を超えてずっと動き続けずに済むわけです。
多くの問題は実は大して問題ではない。
そんな問題たちのことばかりのことを考えるほど、僕たちの人生は長くないんです。
だから、意味のあること、興味のあること、好きなことに取り組む時間を作りましょう。
そのほうが、ずっと悩んでいるよりも幾らか有意義だと思いますよ。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
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