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#398 自分のペースを理解することから

さて、今日のテーマは「自分のペースを理解するところから」です。

タスクが増えてきたり、やることが多くなってくると、どうしても自分のペースがわからなくなります。

ましてや、今はSNSなどで周囲の人の行動を見ることもできるので、他者と比較して余計に不安になることもあります。

ただ、その不安のせいで自分自身が追い込まれたように感じませんか?

でもその不安感は・・・

今日は自分のペースについて考えてみます。


自己紹介とお知らせ


某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。日々、対象者の生き方と向き合いながら、組織の課題やチーム運営にも取り組んでいます。

このnoteでは、医療の中で様々な人の生き方と出会う作業療法士が、医療者・中堅管理職の目線で、社会での働き方、人間関係の考え方、ストレスマネジメント、医療の問題などのテーマに触れながら、日々感じたことを自らの解釈として記録しています。

読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。

以下お知らせ。

◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!noteで「学会長の奮闘記」を定期的に書いてます。マガジンでまとめてますので、よかったら!


◾️湘南OT Interaction
「学びたいけどどうしたら・・・」と悩む作業療法士の方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。!  


それでは本題に入っていきましょう。


自分のペースを理解すること


仕事のスピードや量をこなすスキルは、その人の先天的な特性に加えて、経験値でも大きく異なります。

どれだけ仕事に対するモチベーションが高かったとしても、だからと言ってこなせる仕事の量やスピードが変わるわけではないんです。

だから、仕事をしっかりこなしたければ、

「自分の仕事のペースを知る」

ということが重要になってきます。

では、自分の仕事のペースはどうやったらわかるんでしょうか?

それは、過去を振り返ることでしか見えてきません。

どれだけ理想を描いたとしても、

自分が今までこなしてきた仕事の量とそのスピードが真実です。

与えられた仕事にはどれくらいで取り組むか?
決めたことはどれくらい持続できるか?
仕事のスピードはどれくらいか?
どれくらいの量のタスクならこなせるか?

そうやって、過去の自分の仕事を振り返ると大筋は見えてきます。

僕の場合は、

与えられた仕事にはすぐに取り掛かれませ。
でも、持続性は高いので、一定のペースで継続することはできます。
タスク量は多くても良いのですが、一つ一つ着実に進むので、スピードはそんなに早くありません。

こうやってみれば、自分の仕事の仕方が見えてきますよね。


自分のペースを知るからできること


では、「仕事の取り掛かりの遅い人は、それでしょうがないね」ということになるんでしょうか?

それは違います。

多くのタスクというのは、周囲とペースを合わせながら行われています。

そのタスクは、そのチームとしての成果を出すためのものであって、周囲と歩調が乱れると、どうしても成果に支障が出てきます。

結果的にプロジェクトから外されたりすることも考えられるわけです。

それは本意ではないはずです。

では、どうするか?

それは、「自分のペースを理解した上で、その対策を考える」ということになります。

先ほどの僕の例で言えば、

「持続性は高いけど、ペースは遅い」が特徴です。

それなら、「持続性を一旦置いておけば、ペースが上がる」かもしれません。

もしかしたら継続して取り組むことが、早く仕事をこなすことと反している可能性があります。

それなら、短期的に集中して、その分ペースを上げることもできるかもしれません(その分、すぐにペースダウンすると思います)。

もしくは、周囲と話して、それぞれの得意な分担箇所を決めることもできるかもしれません。

これは仮説の話なので、実際にやってみないとわかりません。

でも、自分の仕事のペースを否定することなく、それを理解することで、応用的に考えていくこともできるわけです。

誰のどんな働き方も否定されるものではありません。

人それぞれ得意分野があり、それを認めた上でお互いに協業していくことが、チームとしては必要なんだと思います。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

ではまた。

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