大江健三郎『同時代ゲーム』→中上健次『日輪の翼』→村上春樹『海辺のカフカ』と読んでいくと、日本の村落は段々と「帰れないもの」として認識されていくのが解りますね。『同時代ゲーム』は村の出身者が語り手となるのに、『日輪の翼』では村を追われ、『海辺のカフカ』では外から入るしかない。

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