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ぼく倫さんのエシカル図解がやさしくていいね(エシカル100考、79/100)
若い世代がこれからの価値観・倫理観に焦点をあて、それらをアップデートしていこうというTwitterアカウント「ぼく倫/ぼくらの倫理」さんが、エシカルの図解をだされていて、やさしく食べやすく上手に描いているなと思いました。
🚩エシカルなブランドって何?
— ぼく倫/ぼくらの倫理 (@BokuranoRinri) March 1, 2020
エシカルがキーワードに上がる現代👖
どんなブランドをさす言葉なの?と思う方も多いのでは?
ぼくらは「エシカルなブランド」を「関わる人・環境すべてを置き去りにしないブランド」だと考えました🚩
そして、そんなブランドを理解する早見表を作ってみました👀✨ pic.twitter.com/TmqSh0tF2B
僕自身は、エシカルは「つながりを想い、これからを選ぶ」ことと話していることが多いけど、前段「つながりを想い」のよい図解だなーと、見て嬉しくなりました。
つながりとは「時間的・空間的なつながり」のことだけど、それが縦軸横軸でわかりやすく表現されています。
これがEDAYA(僕の関わるフィリピン少数民族と行うマイノリティのエンパワーメントを掲げるソーシャルデザインプロジェクト)だと『「私」と「社会」のリデザイン』とかいう表現になって、非常に抽象度が高く、かつ時系列が混ざって(リデザインされる因果の時間が混ぜ込まれている)。。
素敵な図解なので、もっともっと!!という欲(欲しがるだけになっちゃうけど、、)が出てしまいました。
エシカルはファッションや食だけでない、物だけではない。働き方、学び、セクシュアリティ、家族などなど多岐に渡る概念だと思うので、そこまで汎用性のある何かが欲しい!
そして何より、「これからを選ぶ」=個人の自律性・「君たちはどう生きるか」についても、なにかグラフィック化できないかな・・、と思います。
ぶっちゃけ時間的・空間的つながりを想うことは難しくなく、誰もがすぐできること。目の前の携帯を出して、これはコンゴから来てるのかな、どこの工場で誰が作っているのかな、いらなくなったらどうするの、という想像力を働かせることは、誰だってできるはず。(残念ながら、そういう想像力も失っている方が多くいるともいえるので、人間らしい想像力の回復がまずは必要かもしれないけど。)
難しいのは自律性の確立・変容させながら保ち続けることで、哲学・倫理の本質はこっちにあると思う。
つながりが見えやすい・追いやすい人や世代はそっちに夢中になりがちだけど、哲学・倫理の鍛錬に至る導線の引き方が、エシカルを本当にみんなのものにするためには肝要だと思います。
エシカルに関わる活動をずーっとやっていて、困難なのはそこだと感じています。同時に、人事・HRに関わる仕事もずーーっとやってきて、難しいのはそこ。
自律的キャリア形成というが、自分は何をしたい・何を大事にしていきたい、だから働き方をこうしたい、というのを、個人が確立することがとてもとても難しい。。サーキュラーHRでも最後の関門は結局そこだと思う。
だから「要請」されると「現場に丸投げかよ」と文句をいいながら唯々諾々と従うだけになっちゃう。。(自律性ある地方行政もちゃんとありましたね)
「つながりを想い」だけが独り歩きすると、自律性が培われずに、「じゃあどこのブランドがエシカルなんですか、知りたい!」とか、「エシカルに働かせてください!」とかになってしまう。
それは、大事なエシカルの判断基準をどこに置くのかという自分自身の自律性・軸を人にあずけちゃう、放棄しちゃうことにつながり、全然エシカルではないと思う。
解決の一部になるという、当事者性を放棄している。
まずはたくさんの「時間的・空間的つながり」を知り、想像力を働かせることが大切。そうやって外部刺激を増やしていくと、どこに自分が反応するのか、ワクワクするのかが見えてきて、その積み重ねが「これからを選ぶ」自律性になるのだと思う。
そんな倫理観のアップデート、時間はかかるけど確実に起こせたらいいな。
やり抜くよりやり続けることが大事なチャレンジ、あと10年続ければ全然違う世界を見てることになるはずなので、信じて続けましょう。
ということで、コロナでも何でも、エシカルペイフォワード店舗は通常営業です。
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