『モノ』の向こう側にある木の世界
こんにちは。大家輝です。
僕は今、大阪高槻市が運営している安満遺跡公園のスタッフさんと一緒に、高槻の森の木をどう市民に届けるのかというプロジェクトに携わらせて頂いています。
ちなみに安満遺跡公園は、こういう感じのキレイな新設の公園で、多くの高槻市民に親しまれているところです。
今、高槻の森は、木の需要の激減により林業が衰退し、生態系が崩れてしまっている状態です。これは日本の森全体でも言えることです。ざっくり言えば、この衰退した森をどうにかして良くしていこう、というのが今回のプロジェクトの目的です。
木が使われなくなって森が荒廃したワケなので、木の使用率を増やすことが、今回プロジェクトでは必須条件になってきそうです。その為には、木を使って何かしらのモノを作るということは、避けては通れそうにありません。
ちなみに僕は料理家なので、関わり合い方としては、高槻の木を何かしらの形で食卓に届けることがミッションになりそうです。つまり、高槻の木を使って食卓に関するプロダクト開発をすることで、森と人々を結ぶということをやろうとしています。
ちなみに建築家のひとが別にいて、この人と意気投合したので、僕ら2人を主軸にこのプロジェクトを進めていくことになりました。
プロジェクトは始まったばかりなので、まだ何をつくるのかはハッキリ決まっていません。ただ、ひとつだけ、やると決めていることがあります。
それは、この商品開発プロジェクトを通してできた『モノ』の裏側の世界を皆さんに伝えることです。
■木できたモノの向こう側の世界
多分、皆さんの家にも何かしらの木でできた『モノ』ってあると思います。
それはテーブルなのかも知れませんし、本棚とかお皿なのかも知れない。ただ、そのモノがどうやって家まで来たのかを知っている人って、多分少ないんじゃないかなと思っています。
どういう人たちが、どういう作業をしていて、どう運んできて、どう加工して、どう売られているのか。
そこにはどういう問題があって、どういうしんどさがあって、どういう喜びがあるのか。
こういう物語が、『モノ』の向こう側にむちゃくちゃたくさんあります。
でも、僕らは自分の身の回りにあるモノでさえ、その物語を知らないんです。別に知らなくても何も困らないかも知れません。というか、困らないでしょう。
ただ、もしも、自分の身の回りにある木でできたモノが、どういうふうに届けられたのかを少し知ることができれば、なんとなく素敵だと思いませんか。
■木のプロダクトを通して、向こう側の世界を発信します
というワケで、具体的に何をしていくのかというと、
『高槻の木を使って食に関するプロダクト開発をして、商品を届けていく』という、一通りの流れを全部配信していこうと思っています。
日本の木の現状を何も知らない僕が、ひとつの『モノ』を創り上げていく中で、どういう人に出会って、どういう問題に直面して、どういう解決策を見つけていくのか、という物語をこれから楽しんでもらえたらと思っています。
僕という身体と目線を通して、『モノ』の向こう側にある木の世界を感じてください。
なんなら、実際にアドバイスとかもして頂けるとめちゃくちゃ助かります。木の商品開発は初めてなんで、アイデアなど頂けると本当に泣いて喜びます。その他にも、「こういうこと、もっと知りたい!」というご要望とかも大歓迎です。
木の世界をもっと知るために、僕の身体を使い倒してやってください。そのことが結果的に僕の知識にもなるし、結果的に皆さんの知りたい情報をもっと深く伝えられると思います。
出来れば、一緒にこのプロジェクトを作っていく感じで、楽しんで頂ければと思っています。
というワケで、これからは料理に関したことだけではなく、木の『モノ』の向こう側も発信させて頂きます。これからも、どうぞ宜しくお願いします。
ちなみに最後の写真は、プロジェクトメンバーと高槻の森のこと知るために、森林組合の方に講座を受けてる様子です。こんな感じで、始まってます。
本日は以上です。
ここまで読んで頂けて、本当にいつもありがとうございます。
サポートは現地の生産者さんの訪問や、食材などの産業の購入費や開発などに使わせて頂きます。よろしければサポート頂ければ、すごく嬉しいです!