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FXエバンジェリスト遠藤寿保のマーケット解説

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前日のドル円動向をわかりやすく解説 相場観や本日の戦略を紹介
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2023年12月の記事一覧

ドル円、連休明けクロス円の上昇に連れるが上値は限定的。

ドル円、連休明けクロス円の上昇に連れるが上値は限定的。


【12/26相場概況】東京時間、ドル円は、142.20円台中心の小動き。欧州時間、英国・ドイツなどが連休の為、ドル円は方向感なく142円台前半で推移。NY時間、連休明けの米株が上昇すると、リスク・オン状態となり、クロス円の上昇を受けドル円は142.63円まで上昇。しかし、その後は上抜ける動きはなく失速。

【12/27相場観】欧州が連休ということもあり、取引参加者が減少。142円台で方向感がない

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米PCEデフレータ予想下振れとなるが、ドル円の下げは限定的。

米PCEデフレータ予想下振れとなるが、ドル円の下げは限定的。


【12/22相場概況】東京時間、ドル円は、日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30-31日分)で「政策修正に向けて前向きな発言が確認された」などとの記載を受け、141.86円まで下落。その後、仲値での買い観測や、時間外の米10年債利回り上昇などで142.55円まで反発。欧州時間、ドル円は上値が重くジリ安。NY時間、11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)・コアデフレーターが予想を下

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低調な米経済指標を受け、米長期金利低下とともにドル円続落。

低調な米経済指標を受け、米長期金利低下とともにドル円続落。


【12/21相場概況】東京時間、ドル円は、日経平均の大幅下落やクロス円の下落を受け143円台半ばから142.81円まで下落。欧州時間、ドル円は一時143.36円まで買いが先行するが、その後はジリ安。NY時間、7-9月期米GDP(国内総生産)確定値が前年同期比4.9%と改定値の5.2%から下方修正され予想の5.2%を下回った。また、12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数も▲10.5と予想の▲3

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日米金融政策発表を消化し、ドル円は方向感なく143円台中心で小動き。

日米金融政策発表を消化し、ドル円は方向感なく143円台中心で小動き。


【12/20相場概況】東京時間、日銀の早期政策修正観測が後退したことを受け、ドル円は買いが先行し、144.09円まで上昇。その後、時間外の米10年債利回りが低下し143.37円まで下落となるが、日経平均の堅調を受け143.70円台まで買い戻された。欧州時間、米10年債利回りが低下すると、ドル円は143.26円まで下落。NY時間、12月米消費者信頼感指数が110.7と予想の104.0を上回るとドル

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日銀のマイナス金利解除への警戒感後退、ドル円145円手前まで上昇。

日銀のマイナス金利解除への警戒感後退、ドル円145円手前まで上昇。


【12/19相場概況】東京時間、日銀が金融政策の現状維持を発表するとドル円は買いが先行。フォワードガイダンスなどの文言変更もなかったことで早期マイナス金利解除への思惑後退から一時143.78円まで上昇。

欧州時間、植田日銀総裁の記者会見では、「基調的な物価上昇率、2%に向け上昇する確度が高まっている」と発言すると、142.46円まで急落。その後、「チャレンジング発言は、仕事の取組み姿勢一般に対

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ドル円、日銀会合控える中、米10年債利回り上昇で堅調。

ドル円、日銀会合控える中、米10年債利回り上昇で堅調。


【12/18相場概況】東京時間、ドル円は、本邦実需の買い観測で一時142.46円まで上昇となるが、日経平均の軟調を受け142.06円まで失速。欧州時間、日銀の金融政策決定会合を控え神経質な動きの中、欧州通貨のクロス円上昇を受けドル円は堅調。NY時間、米10年債利回りが3.96%台まで上昇すると、ドル円は143.15円まで上昇。

【12/19相場観】昨日は目新しい材料はなく、米長期金利の動向に反

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ドル円、ウィリアムズNY連銀総裁タカ派発言で反発となるが上値は重い。

ドル円、ウィリアムズNY連銀総裁タカ派発言で反発となるが上値は重い。


【12/15相場概況】東京時間、ドル円は、5・10日(ゴトー日)の仲値で買いが入り、一時142.46円まで上昇となるが、その後は日銀金融政策決定会合を控え、日銀政策修正への警戒感から141.56円まで押し戻された。欧州時間、ドル円は141円台後半で揉みあい。NY時間、ウィリアムズNY連銀総裁が「利下げは足元の主要な議題ではない」などと、早期利下げ観測をけん制すると、ドル円は142.45円まで上昇

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FOMCを受け、米利下げ観測からドル円一時140円台まで下落。

FOMCを受け、米利下げ観測からドル円一時140円台まで下落。


【12/14相場概況】東京時間、前日のFOMCを受けて、米利下げ観測が高まりドル売りが先行。本邦20年物国債の入札が不調となり、本邦長期金利が上昇したこともありドル円は140.94円まで急落。その後141円台に買い戻されるが上値が重い。欧州時間、ドル円は142.17円まで上昇となるが、その後は141円台で揉みあい。NY時間、11月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容とな

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パウエルFRB議長のハト派発言受けドル円142円台へ。

パウエルFRB議長のハト派発言受けドル円142円台へ。


【12/13相場概況】東京時間、ドル円は朝方145.19円まで下押しとなるが仲値で本邦実需の買い観測などから145.70円まで上昇。欧州時間、ドル円は一時145.99円まで上昇となるが、FOMCを控え追随する買いはなく失速。NY時間、11月PPI(米卸売物価指数)が予想を下回るとドル売りが先行。FOMCは、市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%に据置を決定。パウエルFRB議長は会

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米CPI予想通り、インフレ鈍化傾向からドル円3日ぶりの下落。

米CPI予想通り、インフレ鈍化傾向からドル円3日ぶりの下落。


【12/12相場概況】東京時間、日経新聞朝刊で、日銀がマイナス金利政策を解除する事前予告との見方もあるなどとの観測記事や、日経平均が上げ幅を縮小・時間外の米10年債利回りの低下などを受け、ドル円は146円台前半から145.33円まで下落。欧州時間、ドル円は下げ渋りを見せるが145.00円まで下落。NY時間、11月米CPI(消費者物価指数)が、ほぼ予想通りとなると、インフレ鈍化との観測で、ドル売り

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日銀マイナス金利解除打ち消し報道でドル円146.58円まで反発。

日銀マイナス金利解除打ち消し報道でドル円146.58円まで反発。


【12/11相場概況】東京時間、ドル円は、仲値にかけてドル買いが先行。日経平均の堅調や時間外の米10年債利回りの上昇もあり145.67円まで上昇。欧州時間、「日銀は賃金と物価の好循環の実現に向けた十分な確証が得られていないため、マイナス金利やイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないとの認識」との観測報道で円売りが加速。NY時間、米10年債利回り上昇

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米雇用統計予想上振れ、ドル円は米長期金利上昇受け145円台回復。

米雇用統計予想上振れ、ドル円は米長期金利上昇受け145円台回復。


【12/8相場概況】東京時間、ドル円は、日銀のマイナス金利解除への思惑を巡って本邦輸出企業から断続的に売りが観測され、本邦長期金利が上昇すると一時142.49円まで下落。その後、本邦長期金利の上昇が一服すると一転してショートカバーが優勢となり、ドル円は144円台を回復。欧州時間、ドル円は、米10年債利回りの上昇を受け買いが先行。NY時間、11月米雇用統計では、前月比でNFP(非農業部門雇用者数変

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日銀マイナス金利解除の思惑で、ドル円141円台へ大暴落。

日銀マイナス金利解除の思惑で、ドル円141円台へ大暴落。


【12/7相場概況】東京時間、ドル円は147.30円で始まると、日経平均の下落などによるリスク回避の円買いが先行し146.70円まで下落。本邦長期金利が大幅に上昇するとドル円は146.26円まで下落。植田日銀総裁が参議院財政金融委員会で「年末から来年にかけ一段とチャレンジングになるというようにも思っている」と発言したことを受け、市場では12月会合でのマイナス金利解除への思惑が浮上。欧州時間、日銀

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ADPは予想下振れとなるが、ドル円は147円台前半中心に堅調。

ADPは予想下振れとなるが、ドル円は147円台前半中心に堅調。


【12/6相場概況】東京時間、ドル円は、時間外の米10年債利回りの上昇を受け147.39円まで上昇となるが上値が重く失速。欧州時間、ドル円はユーロ円下落を受け一時146.89円まで下押しとなるが、米10年債利回りの上昇を受け147.49円まで上昇。その後は147円台前半で小動き。NY時間、11月ADP全米雇用統計が予想を下振れ、7-9月期米単位労働コスト・改定値が速報値から下方修正されたことなど

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