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#一度は行きたいあの場所

川端康成 伊豆の踊子の舞台 湯ヶ野 福田屋で時間旅行

川端康成 伊豆の踊子の舞台 湯ヶ野 福田屋で時間旅行

私の伊豆の旅は幸いにもそのような雨には降られることはなく晴天に恵まれた。

ノーベル文学賞受賞作家、川端 康成が旧制一高(現 東京大学教養学部)の学生時代、孤独に悩み、憂鬱から逃れるため一人旅で訪れた伊豆の旅路。
その中で出会った旅芸人一座と共にした数日間を描いたのが、川端初期の代表作「伊豆の踊子」

その作品内での「私」こと川端と旅芸人の同行の旅は、このトンネルの先から始まる。

私が訪れた当日

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これまで訪れた文豪ゆかりの宿 記事目次

これまで訪れた文豪ゆかりの宿 記事目次

同じ空気を味わうかつて文豪達が現在でも語り継がれる名作を執筆した、若しくは舞台とした宿が現在でも宿泊することが出来る。
それはもちろん決して簡単なことではない。
古くは大正から残る建物を維持している宿もある。
文豪達が吸った空気、触った柱、見た景色を現在でも味わうことが出来るというのは、一種奇跡のようなものだと思う。
川端 康成「雪国」の舞台となった越後湯沢 高半は老朽化のため現在は新しい建物とな

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「地下2階」に行くために、僕は2人に逢いにいく〜僕の文学的啓発書「みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く 村上春樹語る―」

「地下2階」に行くために、僕は2人に逢いにいく〜僕の文学的啓発書「みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子訊く 村上春樹語る―」

村上春樹と川上未映子の対談なんて……。

なんて魅力的なネームが並んでいるのだろう。

憧れというより心の奥底がキュンとくるようなタッグ。

村上春樹の創作の秘密を川上未映子があらゆる角度から深く深く掘り下げて
聴いていく。それも徹底的に。そこまで聴くの!? っていうくらい何度でも。

最初から最後まで心震える名言の宝庫だった。

この本は小説のみならず、文章を書くすべての人にとって究極の自己啓発

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