TE kara TE

「串揚+燻製 TE kara TE 」のオーナーシェフです。 以前は福祉関係の仕事に従…

TE kara TE

「串揚+燻製 TE kara TE 」のオーナーシェフです。 以前は福祉関係の仕事に従事していましたが、「これから先、どのように生きていくべきか」と自問自答。結果、独学で店を始める事に。これまでの歩みとこれからの未来、考えている事を文字として残していきたいと思います。

最近の記事

4日坊主で終わっていた日記

店の整理をしていたら、2年前に書き始めた日記が出てきた。 汚い字だったけど、ちゃんと本音で書いていたのがとても印象的。 人ってやっぱり変われるし、成長するもの。自分のような40歳を超えている人間でも感じることができる。そりゃ「体の声」で動く子供はもっとすごいスピードで成長しているんだろう。 その成長スピードについていけないのが「自分」であり「大人」なのかも。お互いに成長していることを認めあわなければいけない。 だって自分も変わっているし、もっと変わりたいんだから。

    • 自分だけではできない事も、同じ気持ちを持った人達の力をお借りする事で実現できる事がある。-後編-

      ◯×△=□ project  vol.1が完成。 動物性ゼロで完成する、本格的なカレーを作る事ができる「spice box」。 なんだかんだと時間がかかり、完成までに3ヶ月程かかりました。 テイクアウトや物販はその場で反応を見る事ができないので一番緊張するところです。 今回絶対に避けたかったのは「実際に作ってみたけれど上手くいかなかった」という事態を避ける事。そして、出来る限り手順を簡素化する事。そして当然ではありますが「美味しく仕上がる」とう事でした。 そして同時

      • 自分だけではできない事も、同じ気持ちを持った人達の力をお借りする事で実現できる事がある。-前編-

        先月のこと。 TE kara TEのデザインをしてくれた方が「近くを通ったから寄りましたー」と尋ねてきてくれました。 「ついでに何か食べさせてもらえたらラッキーかなっと思って」と。 多分、本当は店の状況を心配して足を運んでくれたのだと思います。 丁度カレーがあったので、それを召し上がってもらいながら色々と話を。 緊急事態宣言中に色々と考えていた事や、以前から思い描きながら出来ていなかった事など。 その中で盛り上がったのが「スパイスセット」を作ったらどうか?という話でし

        • 変人になるのが夢!と言うと笑われる件。

          「変わってますよね」と言われるのがとても嬉しいです。 僕はどちらかと言うと、というか、思いきった事をせずに「これくらいが自分の限界だろう」的な感じで生きてきた側の人間です。 「これくらい」と思っているのだから、結果はもちろん「これくらい」のモノにしかならないですよね。 店を始めて3年半が過ぎ、今の自分の環境はガラリと変わりました。初めの頃は一年単位位でしたが、今はもっと早いサイクルで変わっています。 面白い人達が沢山いて、沢山の刺激をもらっています。 僕は全てにおいて

        4日坊主で終わっていた日記

        • 自分だけではできない事も、同じ気持ちを持った人達の力をお借りする事で実現できる事がある。-後編-

        • 自分だけではできない事も、同じ気持ちを持った人達の力をお借りする事で実現できる事がある。-前編-

        • 変人になるのが夢!と言うと笑われる件。

          自分の中にある「アレルギー反応」の理由を知らないと、いつまでたっても成長しない。

          僕は小さな頃から自分の感情を表に出すのが苦手です。 それは今も変わらずです。 赤ちゃんに対して俗に言う「赤ちゃん言葉」を使った事もないし、「イェーイ!」的な感情表現もほぼした事がないです。 めっちゃ面白くないヤツですし、「冷酷」とか「冷淡」とか「アイスマン」とか言われていました。 多分、家族の中で感情をぶつけ合う事をしてこなかったから、どういう風に表現すればいいのかわかりにくかったのかな?そして、その感情を無条件に受け入れてくれるのか不安だったのかもしれません。 し

          自分の中にある「アレルギー反応」の理由を知らないと、いつまでたっても成長しない。

          これまでの人生の中で「諦めなくて良かった話」part1。

          まずは気楽な話から笑 これは本当によく頑張ったな!と今でも自分を褒めてやれることです。 僕は小学生の頃、学校の中で(※学年じゃないですよ学校全体です)常にベスト5にに入る肥満児で、ベスト3に入る事もありました。 1ヶ月に500gずつ体重が増えていたので、なかなかのハイペース。 「肥満教室」的なものにも召集されていました。 ただし負けん気だけは強かったので、それなりに運動は出来ていました(水泳は恥ずかしいのもあって、まったくダメでした)。勉強もちゃんとやっていました。い

          これまでの人生の中で「諦めなくて良かった話」part1。

          文字通り、「紙一重」。

          人にイチから教えてもらうのが苦手なタイプなので、まずは自分で色々と試す事が多いです。 そのため、店を始める前に料理教室の類も行ったことがありませんでした。 そんな僕の情報収集のひとつにあるのが「料理本」で、とりわけ「図書館で借りる本」が多いです。 それこそ一時、図書館にある料理本は殆ど借りた事があるくらいになっていたので、新しい本が入ったらすぐにわかるくらいでした。 で、途中で気づいたのは、沢山の料理本があるけれど、似通ったものが多いということ。 自分との相性がある

          文字通り、「紙一重」。

          命を繋ぐ。

          今日は2月22日。 猫の日です。 現在我が家には7匹の猫と1匹の犬がいます。 猫は全て保護猫。1匹は自分で捕獲した子。 実はもともと、猫は1匹だけでした。 その子は家の隣にある公園に捨てられていて、片目が膿んでいる状態でした。 その時我が家には犬が2匹いました。 恥ずかしながら猫を迎えるのは難しいのではないかと思いました。 その日は玄関先で水などをあげ、家には上げませんでした。 その夜は雨風が強く、とても心配になりました。 翌朝、元気に鳴いている声が聞こえました。

          命を繋ぐ。

          「完全予約制」のいいところ。

          「完全予約制」のメリットはいくつかあって、まずは「ロスが少ない」。 事前に人数がわかっているので、無駄な食材を用意しなくていいんです。そして、TE kara TEはコースのみ(燻製のアラカルトなどはあります)なので、より限定的に料理を作る事ができます。 そして、「食材のロス」だけではなく、「時間のロス」も減らせます。 仕込みなどに要する時間がおおよそ目安がつくので、それに合わせて動く事ができます。 そして1番大きなメリット。 これは実際に始めてからはっきりとわかった

          「完全予約制」のいいところ。

          息子に「伝わっている」事がわかった時の話。

          「店を始めよう」と決意した理由の1つ。 息子に「自分の生き様を見せる」ということ。 聞こえはいいのですが、本当はそんなカッコいいものではありません笑。 言葉で色々と伝えるのが下手だからです(いまだに酷いもんです)。 だから、自分が好きなことをやっている姿を見せるのが一番説得力があるかなぁと。 そして、それが一番簡単かなと笑 以前、こんな事がありました。 日頃から「好きな事でお金をもらえたら楽しいよ。だから、好きな事をやった方がいいよ」と言っています。 時々、定

          息子に「伝わっている」事がわかった時の話。

          とりあえず、始めてみる。

          「好き」とか「興味がある」事が前提ですが、まずは足を踏み入れてみること。 あれやこれやと言っていても何も前に進まないので。 始めてみると、「やっぱりこれだ!」という時もあれば、その反対も。 結果はどうであれ、悩んでいた時よりも確実に前に進んでいるはず。 成長したということですよね。 勉強や仕事だけではなくて、友達関係や大切な人との関係性も同じです。 「note」を始めたのも同じ。 ずっと色々な事を文章にしてみたいと思っていました。 で、「今かも」と思い、始める

          とりあえず、始めてみる。

          串の構成。

          「こういう組み合わせはどうやって思いついんたんですか?」とよく訊ねられます。 「アイデアが降ってくるんですか?」とも。 そんなこと、なかなか無いです笑 僕は飲食経験ゼロで、野菜の皮剥きすら出来なかった人間です。 そんな人間がやれる事は、とりあえず色々作る事。 あと、実現するために「やらなければいけない事」と「諦める事」と「成長曲線の描き方」を明確にしていく事でした。 具体的には、自分が作りたいものと、出来ることの接点を見定めること。この先10年修行しないと会得出来

          串の構成。

          「トップを目指す」という意味について、自分なりの考察。

          料理を作って届けるという立場として、「トップを目指す」というのは必須条件だと思います。 「これで充分」「こんなもんだろう」と思った時点で、もう終わりだと思います。 それは何故か? 「こんなもんだろう」と思った料理を出す事は、食べる側の人の事をリスペクト出来ていないからです。 相手のことを「こんなもんだろう」と思ってしまっている。 納得出来るものを作りたい、もっと美味しいものを作りたい、と思うことで初めて「美味しさ」が伝わるものだと思います。 店をオープンした時。

          「トップを目指す」という意味について、自分なりの考察。

          「好きなこと」を仕事にするということ。

          僕は20歳で社会に出てからずっと、福祉関係の仕事に従事していました。 料理に関しては「趣味」というレベルで、まさか店を始める事になるとは思いもしませんでした。 ただ、以前の仕事が嫌だったわけではありませんでした(福祉の仕事は楽しすぎるエピソードが満載でした!それはまたまとめます!)。 それよりも「料理」に対する好奇心の方が強かったのだと思います。 「店をやりたい」と本気で思った時、僕は野菜の皮剥きが出来なかったので、ずっとピーラーを使っていましたし、開業する為に何が必要

          「好きなこと」を仕事にするということ。

          これまで。と、これから。

          ー 今年の目標は?ー と毎年訊ねられますが、毎回特に何も思いつきません。 お寺や神社、例えば占いなどでも、特に「お願い」みたいなものは特に思いつきません。大体は「家族が健康でありますように」とか「仕事がうまく行きますように」という事ぐらい。 その都度、「つまらない奴だなあ。何か大きな野望とかないのか?」と自分で思っていました。 普段の暮らしの中でも、取り立てて「物欲」もなく、所持している「物」もかなり少ない方だと思います。 どうしてかなあ??と考えてみたところ、すぐに

          これまで。と、これから。