文字通り、「紙一重」。
人にイチから教えてもらうのが苦手なタイプなので、まずは自分で色々と試す事が多いです。
そのため、店を始める前に料理教室の類も行ったことがありませんでした。
そんな僕の情報収集のひとつにあるのが「料理本」で、とりわけ「図書館で借りる本」が多いです。
それこそ一時、図書館にある料理本は殆ど借りた事があるくらいになっていたので、新しい本が入ったらすぐにわかるくらいでした。
で、途中で気づいたのは、沢山の料理本があるけれど、似通ったものが多いということ。
自分との相性があるということ。
パターンがあるということ。
それに気づいてからは、サッと目を通しただけで「作る(作れる)」か「作らない(作れない)」か判断できるようになりました。
そして、同じレシピを作るのも嫌なので、慣れてくると自分の好みにアレンジしていく。
その工程を終えた時に、しっくりくるのかそうでないのかが最終的な判断でした。
図書館で料理本を借り、実践する。
これ、やっている人が意外と少ないんです。
「借りて、コピーして、そのまま」。
この差は小さいようで大きい。
気になった事を「とりあえずやってみる」という姿勢。それは何かを始める時に絶対に必要なステップです。
上手くいかなかったり、思っていたより美味しくなかったり、手間がかかり過ぎて挫折したりすることも沢山あります。
逆にビックリするくらい美味しくできて、「これは売れる!」なんて妄想してしまうこともあります笑
一見「無駄打ち」をしているように見えますが、それは「無駄」ではなく、「試行錯誤」。
その「試行錯誤」を繰り返すうちに、何かをキャッチする視点が養われていくのだと思います。
何事も初めから「上手くやる」事なんてできなくて、トライするのみ。
その結果、世間的には「失敗」に見える事だとしても、本人にとっては「失敗」ではないんですよね。
ただ、新しく「トライ」しただけであり、ひとつの結果なだけ。
目標に一歩近づいたという事です。
何でもかんでも「やればいい!」という事ではありませんが、がむしゃらにトライしなければいけない時期があります。
そして初めて次の段階にいけるような気がしています。
で、その繰り返しを続けていく事。
それが更なる楽しみを生んでくれています。
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