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牛肉事業へ挑戦

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#畜産

てるこのハンバーグになる

てるこのハンバーグになる

こんにちは

てるこのお肉×ザルツェンラインさんご協力の元で、新たな加工品ができました、ハンバーグとペッパービーフ(低添加バージョン)です。

ザルツェンラインさんと言えば、鹿児島で一番の老舗であり、県内産の肉、手作り、炭火燻製窯、低添加とこだわりの肉工房でありまして・・・今年で創業40年だそうです。そんなザルツェンラインのオーナーの池水さんがてるこのお肉に魔法をかけていただけるので・・・美味しく

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牛をどんな気持ちで出荷するか

牛をどんな気持ちで出荷するか

こんにちは

先日知らない方からメッセージをいただきました。内容は、「牛をかわいがってますけど食用の動物ですよね。出荷する時どんな気持ちなんですか?」と言った内容でした。畜産は色々言われがちな仕事ですが、改めてどんな気持ちかなと振り返ってみました。

子牛に関しては出荷と言っても別の農家に行ってそこで飼われるので、「新天地でも頑張れよー」とか、送り出す気持ちと思います。ウチの子供達でも寮に入ってる

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てんぷ牛「てるこ」の加工品

てんぷ牛「てるこ」の加工品

こんにちは

今回はてんぷ畜産×炭火燻製工房 ザルツェンライン×薩摩銘酒館 杉元酒店のコラボ商品「ペッパービーフ」と「コンビーフ」の紹介です。
オール手作りの為、少量生産&増産予定なし!であります。

〇ペッパービーフは、味わいが強くスープや煮込み料理に向くウデ肉をあえて使いました。例えるなら薄く切ったローストビーフのような味わいであります。そのままお酒のお供、パンにはさんでサンドイッチ、サラダの

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てんぷ畜産のブレザオラとパンチェッタが解禁になりました。

てんぷ畜産のブレザオラとパンチェッタが解禁になりました。

さて色々試作はしたけど最終的には生ハムを作ることにしたてんぷ畜産だが販路もない。

資金面で支援があればありがたいと役場や振興局に相談するも雲をつかむような話だね!と取り合ってもらえないだけでなく、、、私が就農したばかりな事から就農の為の借入金や給付金に手を付けて六次化するのはだめだと釘を刺されてしまいました。

そして生ハム加工の最小ロットがモモ肉100kgと聞いてなかなかすんなり上手くはいかな

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てんぷ牛肉さまざまな加工食品になる

てんぷ牛肉さまざまな加工食品になる

今日は更新停滞時の六次産業化について書いていきたいと思います。以前、生ハムやカレーの試作品については書きました。生ハムについては本作をしようと動き始めたのですがモモ肉が主体な事、製造元の方の最低ロットなどから課題もありそこも調整が必要でした。(生ハムについては別途書きます。)

カレーはテスト販売もしたのですが、美味しいけどお値段がね〜と皆さまからご指摘を受けまして、、今後の課題はコストダウンかな

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天賦ヘルシービーフが罪あるレトルトカレーになりました。

天賦ヘルシービーフが罪あるレトルトカレーになりました。

ウチの100g1100円する天賦ヘルシービーフを125gぶち込んだレトルトカレーが出来ました。

採算度外視しました。

100食限定ですが、知人だけ譲ります

天賦牛肉ボロカスに言われるの巻

先日天賦ヘルシービーフがフーディーを唸らせるか?というのを書きましたが、結果は題名の通りでした。

柔らかさや味はいいけどクセ(香り)が強すぎて食えないレベルとの事でした。救いは同じ肉を使ったブレザオラは高評価だった事です。

ウチのお客さんには、ザ・牛肉って言う香りがいい、美味しいと言ってくれる人もいますし、逆にブレザオラが物足りないという人もいます。食べ物商売は美人コンテストみたいなもので、み

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牛肉の部位が沢山ある

牛肉の部位が沢山ある

畜産農家になる以前の私は、魚は種類が色々あるけれど肉は部位が違えどほぼ一緒だなーって思ってました。例えば牛なら全部同じ味わいと言うような。けれど今は違います。ほほ肉はただ焼くだけじゃ噛み切れないけれど、煮込むととっても美味しい。(カレーにしたら子供達は大喜びでした)

焼肉屋さんに行くと色々な部位が楽しめますが、アレは焼肉屋さんのカットがお上手だからなんだなあとか、お肉屋さんから買う牛肉やスーパー

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天賦ヘルシービーフを限定販売開始

いつも多方面の方から尻を叩かれたり・・・アドバイスを頂いたり、皆様に助けられてる天賦畜産。天賦ヘルシービーフを友人知人親族などに限定販売を始めた。物珍しさやお付き合いもあってだと思うけれど、二回の販売で35kg程度のお肉を購入して頂けた。ありがとうございます。

しかし、六次産業化は難儀だなと思った。私は外注が多いので、やる事は、収支関係と牛と肉の運搬及び発送と受注だけ。だけ。だけだけど大変。そし

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天賦ヘルシービーフの氷温熟成

天賦ヘルシービーフの氷温熟成

ヨシハナ号のニクとかウチの肉とか言ってたけれど商品として売るからには、名前を付けた。なんで健康だとわかるかって?それは良い質問だ。通常屠畜される和牛は、半分くらい内臓が廃棄になる。つまり内臓が病気だったという事。ヨシハナは内臓はほとんどきれいな状態だった。12歳なのにも関わらずだ。つまりヨシハナは健康に長く育てられた牛、ヘルシービーフと名付けた。

そのヘルシービーフを氷温熟成しよう。これが氷温牛

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ヨシハナ号の試食会と加工を検討

ヨシハナ号の試食会と加工を検討

名前出していいか未確認の為、お肉屋さん(仮称)と呼んで行く。お肉屋さんとウチの家族で試食会を開いた。流石お肉屋さんだけあって、試食会では色々な部位を試食することができた。経産牛のお肉と言うと「固い」と言うイメージだけど、お肉屋さん曰く触ったら柔らかくていい肉だったよとの事だったし、実際に食べてみてもお肉は柔らかかった。少し筋が多い気がしたけれど肉自体は柔らかい。年数は関係ないのかもしれない。以前高

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六次産業化サポセンや役場に相談に行ってみた

全く相手にされなかった。

まず役場では、私が就農して間もなくで経営が安定していないから、と言う事や、販路がすでに確定していない事など、とにかく沢山の理由が挙げられて結論としては「雲をつかむような話」と一蹴された。そこで六次産業化サポセンに電話してみなさいと言われたので電話してみたがここでは「国のお金を使って補助をするのでリスクは民間が負ってくれないとこちらはできませんよ」と言われた。

つまり、

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命をいただく経験をした3人の子供達

命をいただく経験をした3人の子供達

牛肉の段取りもできたので屠畜の段取りに入った。ヨシハナ号を洗って屠畜場まで運搬。屠畜場に自分の牛を連れて行った時は、言葉で表せない感情に包まれた。

後日、10kgほどのブロックになったお肉20個ほどお肉屋さんへ運搬。切れ端を持ち帰って夕飯家族と試食したけれど、長男は少し食べて泣いてた。娘たちは美味いウマいと食べていて、「ヨシハナ号を食べずに泣くよりも感謝して食べた方がいい!」と長男長女の論争が起

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セールスマン視点でどんな牛肉がいいか考えろ

セールスマン視点でどんな牛肉がいいか考えろ

そもそも私が農業を目指したのは、食べるのが好きだったことも大きな理由の一つだった。最初は、色々なお店に食べに行ってたけれど、そのうち出張ついでにクーラーボックスで現地のお野菜などの食材を調達していたし、出張なくてもワインを買いに山梨に行ってみたり、長野県を色々回ってみたりしていた食べるのが好きが高じて、生産者になってみたいという気持ちがあった。

どんな肉にしよう。私は健康な牛からできた牛肉が食べ

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