takeo azuhata 小豆畑丈夫

青燈会小豆畑病院 理事長・病院長 日本在宅救急医学会 発起人・理事 日本大学医学部救急医学 臨床教授 日本歯科大学外科学講座 客員教授 日本在宅救急医学会を基盤に、在宅医療と病院医療をシームレスに繋ぐ、新しい地域医療を模索しています。

takeo azuhata 小豆畑丈夫

青燈会小豆畑病院 理事長・病院長 日本在宅救急医学会 発起人・理事 日本大学医学部救急医学 臨床教授 日本歯科大学外科学講座 客員教授 日本在宅救急医学会を基盤に、在宅医療と病院医療をシームレスに繋ぐ、新しい地域医療を模索しています。

    マガジン

    • 私的常陸国写真館

      私の故郷茨城県。私が歩いて、自転車に乗って、時には車で遠出して、撮り集めた写真を紹介します。

    • そろそろ”医療の正義”の話をしよう ー日本医事新報連載からー

      新型コロナ感染拡大は、医療危機であった。危機時には、日常に隠されている社会の「矛盾と誤魔化し」が見えてくる。この機会に立ち止まってきちんと考えるべきであるが、どうも、世の中、そのようには行かないようだ。  私は、日本在宅救急医学会という学会を立ちあげ、在宅から病院までも包括して、地域医療を巨視的・複視的に構築していきたいと考えている。その視点に立っていることで、今回のコロナ危機をきっかけに、私にはいくつかの「矛盾と誤魔化し」が見えてた。それを「なんとなくの違和感」から、自分の思考の中に定着させる(写真が印画紙に浮き上がってくるように)試みをしていきたい。その経過をここに残し、皆様にも見て頂きたいと考える。 記述した内容は、2022年1月から12月まで日本医事新法で連載される「識者の眼」とリンクしています。note.comに掲載することに関して、日本医事新報社さんにご承認頂いています。

    • コロナ禍の地域医療の現場から

      新型コロナウイルス感染拡大で、みなさんに最も身近な医療である「地域医療」が大きく変わりつつあります。このことは、テレビのコロナ番組では報道されません。40年間地域医療に関わり続けてきた小さな病院からの現場レポートです。

    • 日本在宅救急医学会の道のり

      日本在宅救急研究会をもとに設立された日本在宅救急医学会設立までの道のりを残しておきたいとおもいました。 日本在宅救急医学会 発起人・理事 小豆畑丈夫

    • 在宅医療の真実 光文社

      2021/5.18 光文社より、「在宅医療の真実」を出しました。 私の初めての本です。その、紹介ページです。

    最近の記事

    +2

    興味深い本を見つけました😃

    スキ
    1
      • そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑭

        在宅医療に見える日本社会の暗い影―ペイシェント・ハラスメント 2022.1.31在宅医療を受けていた母親の死に納得できない家族が、在宅医を射殺する事件が起きた。これを機に、全国在宅療養支援医協会は在宅医150名にアンケートを行い「在宅医療の安全確保に関する調査報告書」をHP上に掲載した(http://www.zaitakuiryo.or.jp/)。 結果はショッキングだった。回答した在宅医の40%が「身の危険を感じるような経験」をしていた。具体的事例57例は、17件(30

        スキ
        4
        • そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑬

          医療における機能分化について考える  厚労省は今年4月の診療報酬改定で、医療を機能分化の方向へ大きく舵を切りました。急性期と慢性期を明確に区別しようとする試みです。この方針は2022年8月の時点で成果を上げているように見えます。  高度医療機関に比べ見劣りする急性期病院を「なんちゃって急性期」と呼んで非難する声も聞かれます。当院のような小規模民間病院にはこの種の病院が多く含まれます。一方で、地域医療を古くから担っていたのは、その種の病院である一面もあるのです。  当院は

          スキ
          13
          • 那珂市医師会地域・外来検査センター2021年(令和3年)度 運営報告

             那珂市医師会地域・外来検査センターも開設から今年の6月で3年目を迎えました。令和3年度(令和3年4月1日から令和4年3月31日まで)の運営報告をさせていただきたいと思います。  月曜日から金曜日までに5日/週の運営で稼働日数は220日、計1254件の受診がありました。患者居住地別にみますと、那珂市61%、ひたちなか市16%、常陸太田市6%、水戸市5%、常陸大宮市3%の割合でした。医師会別で見ますと、那珂市医師会85%、ひたちなか市医師会15%で、ほぼ、この2医師会で占めら

            スキ
            4

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • 私的常陸国写真館
            takeo azuhata 小豆畑丈夫
          • そろそろ”医療の正義”の話をしよう ー日本医事新報連載からー
            takeo azuhata 小豆畑丈夫
          • コロナ禍の地域医療の現場から
            takeo azuhata 小豆畑丈夫
          • 日本在宅救急医学会の道のり
            takeo azuhata 小豆畑丈夫
          • 在宅医療の真実 光文社
            takeo azuhata 小豆畑丈夫

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            日本在宅救急医学会の道のり⑥

            2022.7.10 参議院選の結果を見て考えたこと 今日の参議院選、自民党の勝利のようですね。自民党議員のお話をニュースで見ていて感じたことは「原発をどんどん再稼働させていくんだな」ということです。原発の是非について私に話せる力はありません。しかし、福島第一原発からわかることは、「原発が暴走したときに、私達にはそれを制御する望みは絶望的である」という事実だけです。  私は東海第一原発という古い原発のそばにある病院の責任者をしています。福島の原発事故から停止していますが、この

            スキ
            1

            そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑫

            医療現場で考える教育のこと(後編)  前編では、教育は「学習者のためではなく、教育する私達のためにある」、また「私達が残してしまった宿題を次の世代に託すこと」と思うようになったとお話ししました。  では、私達は具体的に何をすれば良いのか、私は2つのことを考えています。①我々がどこまでできて、限界はどこまでなのか?私達が解決できず次の世代に残してしまう宿題は何なのか?を明確に示すこと。②私達の限界を越えようと思ってくれる次の世代を徹底的にサポートすること、です。  ①とし

            スキ
            7

            そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑪

             医療現場で考える教育のこと(前編)  私は15年ほど前から、大学病院や小豆畑病院(大学の地域医療研修)で、医学生や研修医の教育を行っています。最近、私の教育に対する考え方が大きく変わる経験をしました。契機は新型コロナ対応を、病院を挙げて行ってきたことでした。  私は元来、「教育は未成熟な学生達が医師として通用する人間になるのを援助すること」と考えていました。従って、実際に役に立つ知識やテクニックを教えれば良いと思っていました。その考えをベースに教育を行うと、「これは君た

            スキ
            8

            そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑩

            病院の家族面会を再会して気づいた、大切なこと(後編)  前回は、当院で患者―家族の対面面会を再開した結果、患者さんとその家族の笑顔が私達医療者にとって大切なものであったという気付きについて書きました。  今回(後編)は、私達の力不足で、患者さんの命を守れなかったエピソードから、医療における家族の意義を考えてみたいと思います。  悲しいお別れです。ご家族をベッドサイドにお呼びして、最後の時間になります。面会制限下では、本当に命が終わるぎりぎりにならないとご家族を病室に案内す

            スキ
            23

            そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑨

            病院の家族面会を再会して気づいた、大切なこと(前編)  私が働く病院とその関連の高齢者施設では2022年6月1日から、患者さんとご家族の対面面会を全面的に開始しました(新型コロナ病棟を除く)。約2年ぶりの再開です。そのことによって、私の心に驚くような変化がありましたので、記させて頂きたいと思います。 私達医療者にとって、患者さんや家族の喜ぶ顔がこんなにも仕事に向きあう原動力になっていたのか・・・と、今更のように気づかされたのです。病気になった患者さんが回復して、家族と嬉しそ

            スキ
            8

            日本在宅救急医学会の道のり⑤

            第6回日本在宅救急医学会総会・学術集会 2022年9月10日(土)・10日(日) 茨城県水戸市にて開催ご挨拶   謹啓、時下、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび、2022年9月10日(土)・11日(日)の2日間、常陽藝文センター(茨城県水戸市)において第6回日本在宅救急医学会総会・学術集会を開催させていただくことになりました。過去の本総会はすべて東京都で開催されており、地域開催は初めてとなり

            スキ
            20

            在宅医と病院が1つになる。連携に壁があってはいけない。

            青燈会小豆畑病院が掲げる「在宅医療と救急(病院)医療の1つの病院連携」が産経新聞2022.4.28木曜日に紹介されました。小豆畑と、小豆畑病院在宅医療グループ長:中村和裕医師にインタービューして造られた記事です。私達の思いを上手にまとめて頂きました。

            スキ
            12

            そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑧

            信念はいらない。まず、命を救え。 これは、アフガニスタンで1600もの井戸を掘り、2019年に凶弾に倒れた、私が尊敬する中村哲医師の言葉です。一見過激に感じられますが、私が医者として心の支えとしている言葉です。中村先生の言葉をお借りして、少し真意を読み解いてみたいと思います。  「信念はいらない」について。「自分が出て行けば何とかなるのではという状況の時に、そこで引き下がるかの問題で、引き下がらなかったものですから続いてきたのが実際で、別に私に立派な思想があったわけではない

            スキ
            5

            春だ。そろそろ、でかけよう。

            スキ
            7

            2020年末に考える、在宅医療と病院医療

            2022年4月1日に書く序章これは、2020年12月、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)第2波が日本の社会を不安に陥れている世情の中で書きました。今は2022年4月1日です。今、第6波がピークが超えながらも、だらだらとそのしっぽを引きずっている感じです。  皆が、COVID-19と共にある生活に慣れてしまいました。COVID-19という具体的な脅威は克服したような私たちですが、「コロナは終わるのか?終わった後の社会はどうなるのか?」。今は敵がはっきりとしない

            スキ
            5

            日本在宅救急医学会の道のり⑤

            研究会から、一般社団法人日本在宅救急医学会へ2017年4月に結成された日本在宅救急研究会は、2018年11月に、研究会から「一般社団法人日本在宅救急医学会」へ昇格いたしました。Japan Society for Homecare and Emergency Medicine (JSHEM)という英語名も与えられました。 この記事は2022年4月1日に書いています。今年は第6回学術集会が行われます。もう、6年目か、という気持ちです。私は最近、よく、考えます。 日本在宅救急医

            スキ
            5

            日本在宅救急医学会の道のり④

            2017年設立、日本在宅救急研究会の初期活動 ー第1回日本在宅救急研究会ー 日本在宅救急研究会の活動をお話しさせていただきたいと思います。2017年4月8日に発足しました。学会発足の趣意は、野中博先生の追悼文にありましたが、もう一度、明記させていただきます。 日本在宅救急研究会は、在宅患者が急性増悪したときに生じる問題を在宅医療に関わるスタッフと救急医療に関わるスタッフとが同じテーブルについて検討することで、在宅患者にとって“本当の良き医療”の構築を目的とする。 2017

            スキ
            2