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医療の正義 ー日本医事新報識者の眼2022ー

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新型コロナ感染拡大は、医療危機であった。危機時には、日常に隠されている社会の「矛盾と誤魔化し」が見えてくる。この機会に立ち止まってきちんと考えるべきであるが、どうも、世の中、その…
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記事一覧

医事新報2022年 識者の眼 医療の正義 ①ー⑮

医事新報で一年間連載させていただきました。「医療の正義」に真正面に向かい合おうと思いまし…

そろそろ、“医療の正義”の話をしよう⑮ ”医療の正義”とは何なのだろう?

医療の正義”とは何なのだろう? この連載は“医療の正義”というテーマで一年間続けてきまし…

そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑭ 在宅医療に見える日本社会の暗い影―ペイシェ…

在宅医療に見える日本社会の暗い影―ペイシェント・ハラスメント 2022.1.31在宅医療を受けて…

そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑬ 医療における機能分化について考える

医療における機能分化について考える  厚労省は今年4月の診療報酬改定で、医療を機能分化の…

そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑫ 医療現場で考える教育のこと(後編)

医療現場で考える教育のこと(後編)  前編では、教育は「学習者のためではなく、教育する私…

そろそろ“医療の正義”の話をしよう⑪ 医療現場で考える教育のこと(前編)

 医療現場で考える教育のこと(前編)  私は15年ほど前から、大学病院や小豆畑病院(大学の…

そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑩ 病院の家族面会を再会して気づいた、大切なこと(後編)

病院の家族面会を再会して気づいた、大切なこと(後編)  前回は、当院で患者―家族の対面面会を再開した結果、患者さんとその家族の笑顔が私達医療者にとって大切なものであったという気付きについて書きました。  今回(後編)は、私達の力不足で、患者さんの命を守れなかったエピソードから、医療における家族の意義を考えてみたいと思います。  悲しいお別れです。ご家族をベッドサイドにお呼びして、最後の時間になります。面会制限下では、本当に命が終わるぎりぎりにならないとご家族を病室に案内す

そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑨ 病院の家族面会を再会して気づいた、大切なこ…

病院の家族面会を再会して気づいた、大切なこと(前編)  私が働く病院とその関連の高齢者施…

そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑧ 信念はいらない。まず、命を救え。

信念はいらない。まず、命を救え。 これは、アフガニスタンで1600もの井戸を掘り、2019年に凶…

そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑦ 私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(後編…

私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(後編)  私が働く病院はコロナシフトを敷いて診療を…

そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑥ 私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(中編…

私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(中編)    前回は新型コロナにより、社会の医療ニ…

そろそろ”医療の正義”の話をしよう⑤私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(前編)

私たちはコロナ前の世界に戻れるのか?(前編) 新型コロナウイルス感染拡大第6波が、沈静化…

そろそろ”医療の正義の話”をしよう④ 在宅看取り礼賛への不安(後半)

在宅看取り礼賛への不安(後半)  前稿では「在宅看取り件数が多い=優秀な在宅医療機関」と…

そろそろ”医療の正義”の話をしよう③ 在宅看取り礼賛への不安(前半)

在宅看取り礼賛への不安(前半) 最近の在宅医療機関のSNSを見ていると、新型コロナ第5波で医療逼迫が起きた地域では、在宅看取りが急増したことをアピールする内容が散見されます。これは、在宅看取件数が在宅医療機関の評価項目の一つだからです。在宅看取りには加算点数が付くことからも、国が在宅看取りを推奨していることは明らかです。一方で、病院においては外来患者数や手術件数、救急車応需数を病院機能の指標として掲げることは通常ですが、病院死亡者数を宣伝する病院はありません。病院で亡くなった