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地域医療講義 ー学生との対話ー

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2022年から、2週間に1度、日本大学医学部総合診療科に学ぶ大学生や研修医を対象に、地域医療についての講義をする機会を頂きました。講義後に受講生がレポートを提出してくれています。… もっと読む
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記事一覧

学生との対話⑦ (小豆畑先生達が推奨する)在宅医療と連携した病院で働くために、ど…

在宅医療に特化すれば、今までは総合診療医がむいているとか、内科医がむいいぇいるとか、私達…

学生との対話⑥ 地域医療において、茨城県鹿行エリアと千葉県など、県をまたいだ協力…

とても大切な視点だと思います。答えは、行政的には難しいが、医療機関レベルであれば可能です…

学生との対話⑤ 在宅医にはどのような人間がむいていると考えますか?

 在宅医療の特徴は、患者さんが生活する自宅や施設に医療者が出向いていく点にあります。病院…

学生との対話④ 在宅医を志望する医学生はどれくらいいるのでしょうか?また、その数…

 正確な統計を私は存じ上げません。しかし、感覚としては増加していると思います。しかし、こ…

学生との対話③ コロナ禍によりビデオ通話が広まったことは、医療連携を推進する助け…

 なると思います。新型コロナ感感染症の拡大以降、webを用いた会議が当たり前になりました。…

学生との対話② 外科を志望しているのですが、外科医として働いた後にセカンドキャリ…

 可能です。実際に内科や外科、または精神科などの専門性を経た後に、在宅医療に携わる医師は…

学生との対話① 在宅医療の需要が高まることに反比例して、病院内で働く医師の需要は低下しますか?

 病院内で働く医師の需要は決して低下しないと思います。  ここで考えなくてはいけないのは、日本の医療は、現在、病院・診療の医療(患者さんが移動する医療)と在宅医療(医療者が移動する医療)の2つの構造でなり合っているということです。  在宅医療の需要が高まって実際にそれが増えてきていることを講義でお話ししました。しかし、それは診療所・病院医療の需要の低下を意味しません。どちらも大切で、どちらもさらなる発展が求められています。病院のある部分には先端医療を担う役割や、救命救急セン