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「YouTube」はまだまだ止まらない?

column vol.762

先日、【「影響力」を持った普通の人たち】という記事で、昨日まで無名だったインフルエンサーたちをご紹介しましたが

本日も新たなYouTubeでの挑戦が見られました。

岩手県県職員地域の魅力県庁の業務を紹介する公式チャンネル「iiiwate いいいわて」を開設。

職員がユーチューバーとなり、自身のスキルを生かし、ユニークな発想で作ったオリジナル動画を配信し、観光や地元グルメ情報の発信強化を目指すとのこと。

〈河北新報 / 2022年8月29日〉

今は民間だけではなく、公務員もYouTuberになる時代です。

最近、人気YouTuberグループの解散のニュースなど、少し暗いニュースが流れているだけに、本日はYouTubeにとっての明るいニュースをお届けしたいと思います。

動画配信のオンラインストアがこの秋誕生?

まずはご存じの方も多かもしれませんが、YouTube動画配信サービスを扱うオンラインストアの立ち上げを計画しているとウォール・ストリート・ジャーナルなどアメリカのメディアが報じています。

〈FNN / 2022年8月16日〉

この新しいオンラインストアは「チャンネルストア」と呼ばれ、YouTube以外に、Netflix ※ や ディズニープラス ※ など、複数ある動画配信サービスを自由に選択できる仕組みで、早ければ2022年秋頃から利用が可能になるそうです。

(※Netflixなどストリーミング会社はまだ明らかになっていないそうです)

競争から協調へ。

まだ不明な点が多いのですが、恐らく利用者が1つの作品を選んだ時、複数の配信事業者から好きな視聴サービスを選べるようになるのではないかと予想されています。

ちなみに現在もYouTubeの中には「映画と番組」というコーナーがあり、ここではYouTubeが提供する映画やドラマなどを「購入」または「レンタル」 することができます。

ストリーミング企業にとっては、月間約20億以上のユーザーが利用するYouTubeで予告や第1話を無料で見られるようにするなど、YouTubeを通して新規顧客獲得に繋げられるメリットがあります。

ちなみに、YouTubeの製品管理担当ヴァイスプレジデントであるクリスチャン・オーストリーンさんはIT系ニュースサイトのThe Vergeに対して

コンテンツがバンドルで配信される場合でも、時間をかけて他の配信方法を探す場合でも、YouTubeは素晴らしいパートナーになれると思います。私たちは本当に健全な方法でパートナーとなるサービスと共存できると考えています。

とコメント。

続報が気になるところです。

UUUMが「ライブコマース」に注力

続いては、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんなど人気YouTuberが所属する大手YouTuberプロダクション「UUUM」の新たな挑戦です。

博報堂DYメディアパートナーズとの合弁会社「株式会社HUUM(商標登録出願中)」の設立に向け、基本契約を締結したと発表しました。

〈KAI-YOU / 2022年8月10日〉

目的は、TVと絡めたライブコマース事業を手がけるためです。

ライブ配信を介し、視聴者と配信者がコミュニケーションをとりながら、商品・サービスの販促・売買などを行っていく。

UUUMの発表によれば、この合弁会社では「放送局とインフルエンサーの連動によるライブコマースや、TV番組とYouTubeの『ダブルスクリーン視聴』など、TVコンテクスト・ライブコマース事業を手掛ける」としています。

ライブコマースの市場規模は世界では非常に大きくなってきています。

2020年の調査によれば、中国のライブコマース市場規模が、2021年に2兆元(約40兆円)規模に拡大。

また、アメリカのライブコマース市場は、2024年には約4兆7000億円まで成長すると予測されています。

一方、日本のライブコマース市場は発展途上の段階にありますので、株式会社HUUMとしては、博報堂DYメディアパートナーズの放送局連携およびクロスメディアでのコンテンツ企画力と、UUUMの強力なインフルエンサー活用を掛け合わせ、「高い信頼と訴求力を持つライブコマースを実現し、日本のライブコマース市場拡大をリードしていこうとしています。

ライブコマースは小売業にとっても、今後を左右する重要なキーワードになっていますので、まさに目が離せません。

また、進捗をご報告したいと思います!

登録者数は7万人超!85歳のYouTuber

最後は、今注目の人気インフルエンサーの話で締めたいと思います。

85歳のYouTuber・デン爺さんをご存じですか?

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Dangerous爺ちゃんねる『昭和時代のありえない就職面接』より

3年前、デン爺さんは「小学生に聞いた将来なりたい職業のダントツ1位がYouTuberである」というニュースを見て、「そんなに魅力のある仕事ならやってみよう」と思ったそうです。

〈日刊SPA!/ 2022年8月26日〉

若年層の視聴者が多いと言われるYouTubeで、昭和の就職面接飛び込み営業などをコント仕立てにした動画が話題に。登録者は7万人超えの人気ぶりとなっております。

〈Dangerous爺ちゃんねる / YouTube〉

年金生活者としては、広告収入などで毎月数万~数十万円の小遣いが振り込まれるのはありがたいね。あと孫が一緒に動画の内容を考えてくれたり、編集のサポートもしてくれているんですよ。何よりそういう繫がりが一番嬉しいです。

20代のお孫さんとの企画・制作に生きがいを感じていらっしゃるそうです。

ちなみに、人気ママYouTuberのなーちゃんさんの【不幸が人気の秘密になる? お金で替えない経験が役に立つYouTubeの世界】という記事にも最近刺激を受けたので共有させていただきます。

〈AERA.dot / 2022年8月26日〉

人生のどんな不幸も活かし方次第では、魅力的なコンテンツになる。

YouTubeにはそんな希望があるのだと。

そう考えると、さまざまな人生を乗り越えたご高齢の方こそ、実はYouTuberに向いているという見方もできますね。

高齢化社会において、YouTubeが希望の星になるのか?

そんなことにもちょっと期待したいと思いました。

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