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サヨナラ “サラリーマン”

column vol.1242

漫画誌『月刊コロコロコミック』男子小学生読者1000人へのアンケートで作成された「なりたい職業ランキング」が発表。

YouTuber」が見事に1位に輝きました。

〈KAI-YOU / 2024年7月11日〉

もはや、YouTuber男子小学生にとっての憧れの職業として定着した感があります😊

ちなみに、2位「ゲーム実況者」3位「プロゲーマー」といった感じで上位5位は小学生から見ると「(良い意味で)遊びがそのまま仕事になっている」と思える職業が独占しておりますね。

『月刊コロコロコミック』/「なりたい職業ランキング 2024」

そんな中、KAI-YOUの記事は「プログラマー」初のトップ10入りしたことを報じているのですが、私はそれ以上に気になっている職業があります。

それが、7位「サラリーマン」です…

…いや、全然良いんですよ…

…ただ、…やはり、令和の時代になっても、小学生にとっては企業で働く人皆 “サラリーマン” と一緒くたのままなのですね…😅

プログラマーの中には企業に勤めている方もいらっしゃるだろうし、改めて「マーケター」という素晴らしい職業があることを子どもたちに伝えていきたいと思いました(笑)

ただ、同じような想いを思っている企業人は少なくはないでしょう。

それを表すように、最近では小学生向けの職業体験を行う企業が増えています。


小学生との接点を増やす企業たち

カンロ飴ピュレグミなどでお馴染みのカンロは、職業体験EXPO実行委員会バリューズフュージョンが主催し、今月27日にベルサール渋谷ファースト「職業体験EXPO 2024」に出展。

小学3~6年生対象のイベントを実施します。

〈NEWS CAFE / 2024年7月11日〉

講座の内容は「あめ」「グミ」に関するクイズを通じて、糖のもつ価値正しく伝えていくというもの。

ブドウ糖のように脳や体のエネルギー源となり欠かすことのできないものも多く存在していますので、そうした「糖の働き」を教えることで、いつか「カンロで働きたい」という気持ちが芽生えるかもしれませんね🤔

他にも、ディペロッパー様々な企業子どもたち橋渡しになる企画もあります。

例えば、株式会社小田急SCディベロップメントは、夏休み中の小学生を対象に、ショッピングセンターの店舗スタッフ駅員などの職業を体験できる「小田急のショッピングセンター おしごと体験イベント 2024」を開始。

小田急沿線の7つのショッピングセンター対象駅合同の特別企画で、ショッピングセンターに出店している、タリーズコーヒーフレッシュネスバーガーなどの飲食店のスタッフや、無印良品GUなどの物販店業務体験のほか、小田急各沿線の駅江ノ電駅員体験映画館図書館など、多彩な体験メニューが用意されています。

〈こどもIT / 2024年7月3日〉

私個人としては職業柄、株式会社PR TIMESが実施する「ショッピングセンターのPRスタッフ体験」が気になりました。

NEWS CAFE

おお〜、子どもがしっかりとプレゼンしていますね〜

私もいつか「マーケターお仕事体験」を企画したいと思いました😊

プラットフォーマーが “憧れ” 創出

他にも、「橋渡し」といえば、プラットフォーマー職業体験をつなぐ場を提供しているパターンもあります。

ストリートアカデミーが運営するまなびのマーケット「ストアカ」が9月1日まで、「子どもが主役の職業体験アカデミー」を実施しております。

〈マイナビ子育て / 2024年7月12日〉

野鳥博士マジシャンといった普段はなかなか体験できない職業から、キャビンアテンダントゲームクリエイターなどの人気職業まで、さまざまな職業体験講座を対面オンラインで開催。

企業のプログラムとしては、ANA「キャビンアテンダントの職業体験」がオンライン講座としてあります。

内容としては「ANA現役CAと一緒にやってみよう!英語で空のお仕事にチャレンジ!」と題して、現役キャビンアテンダントで教員免許も保有しているMiyuさんなっちゃんMinaさんの3名から、空のお仕事で使う英語のフレーズを学べるそうです。

また、プログラマーのような職種体験としては「建築士の職業体験」が同じくオンライン講座としてあります。

「自分のおうちをデザインしよう!建築士と挑戦する夢の家ワークショップ」では、100件以上の住宅を設計してきた一級建築士岡部早苗先生と一緒に、夢のお家をカタチにするとのこと。

このように、様々な地道な活動が実っていけば、いつかは小学生から「サラリーマン」と一緒くたに括られない時代が到来するかもしれませんね〜

憧れの理系女子へ

当然、小学生だけではなく、中学生高校生向けの職業体験も増えてきています。

例えば、今月11日からスタートした「Girls Meet STEM Career」もそうでしょう。

〈FNNプライムオンライン / 2024年7月12日〉

こちらは、女子中高生理系の職業に関心を持ってもらうため、旭化成NTTなど、16の企業や研究機関が順次、オフィスツアーを開催するという企画。

ちなみに16の企業は、ITmedia NEWSリストアップされております。

〈ITmedia NEWS / 2024年7月11日〉

メルカリCEO山田進太郎さんDiversity & Inclusionを推進することで、ジェンダー・人種・年齢・宗教などに関わらず誰もが自身の能力を最大限に発揮できる社会の実現へ寄与する事を目的に設立した「山田進太郎D&I財団」が主催しています。

今月は女子中高生LINEヤフーのオフィスを訪れました。

参加した学生からは

「理系って、頭が良くて数字に強いイメージがあったが、多様性を重要視して、会社全体でより良い環境をつくっていると感じた」

などの声が聞かれたそうです。

同財団では、STEM(理系)分野を選択する大学生の女性比率を現在の約18%から、2035年にはOECD平均である28%に増えることをを目指しています。

理系女子を増すことで、その後の職業選択につなげていく。

LINEヤフーのオフィスツアーでは、女子中高生が同社の女性社員と接する機会があったそうですが、そうした試みによって “憧れ” が育まれていくと良いですね。

〜ということで、本日は【サヨナラ “サラリーマン”】と題して、企業の様々な “子ども接点” について事例をご紹介させていただきました。

いつか、小学生から一緒くたにされない日を願って(笑)

そして、いつか小学生向けの「マーケターお仕事体験」を企画することを誓って。

本日は筆を置きたいと思います〜

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました😊

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