「新社会人の心得」2024
column vol.1170
今日から新年度がスタートいたしました。
そして、新社会人が誕生した一日でもあります。
そしてニュースを観ると、各界の著名人から、各企業に向けてたくさんの祝辞が送られていますね。
例えば、JALグループの入社式では
と、大谷翔平選手からビデオメッセージが。
〈TBS NEWS DIG / 2024年4月1日〉
私も、新人の頃、
と、励まされたものでした。
それは、今でも大切な言葉として意識しています。
ちゃんと「辛いと思えているような新しい挑戦を行えているのか?」。
現状維持は退化なり、の精神で常に自分を確認するようにしております🫡
そうした新社会人の門出を祝うべく、さまざまなメッセージが見られる中、興味深い事例があったので、本日はそちらをご紹介しつつ、私も社会人にとって大切だと思う心得を1つお届けさせていただきます😊
人気キャラがマンガを飛び出てエール
まず最初は、講談社の粋な演出です。
『ヤングマガジン』が今日から、歴代23作品の人気キャラが大集合した、新社会人へ向けた応援広告を朝日新聞朝刊、JR品川駅自由通路のビジョンにて掲載。
「今年から社会人のヤングたちへ」と題して、もしヤンマガキャラが会社の先輩だったら教えてくれそうな我流アドバイスが発信されています。
〈ORICON NEWS / 2024年4月1日〉
『賭博破戒録カイジ』が
と、「希望部署に対しては一歩も引き下がるな〜」とエールを送ってくれています(笑)
他にも『AKIRA』の主人公である金田が先輩だったらという設定で
と、休息の重要性を説いてくれています😊
ちなみに、登場人物(マンガ作品)は、以下の23作品となります。
まさにオールスター!
新社会人のみならず、多くの社会人を元気づける企画になっているのです〜
「偉人の失敗」で心を癒す…
「元気づける」ということでいえば、新入社員、誰しもぶつかるのがプロの壁です…
失敗に直面し、落ち込む日もあるでしょう…
(…まぁ…、それは新人だけではないですが…😅)
そんな中、「失敗を糧にして欲しい」と、リコーでは21年から新社会人を応援する「#センパイのシッパイ伝 キャンペーン」を展開。
4年目となる今年は、マンガ家の和田ラヂヲさんを起用し、社会人の先輩たちや歴史上の偉人の失敗談をコミカルなマンガにして、SNS広告として配信しています。
〈PRTIMES / 2024年4月1日〉
数々の偉人たちの知られざる失敗(挫折)。
そして、そうした過去が後に栄光につながったことを教えてくれる広告になっています。
例えば、夏目漱石なら、引きこもったことで
小説家としての才能が開花!
つまり、失敗や挫折はその時はマイナスになっても、後々「あのことがあったからこそ、今の自分はあるんだ〜」と思えることは多いのです。
だからこそ、冒頭の大谷選手が仰っている通り
というマインドが大切なわけですね😊
ちなみに、他にも作品を見たい方は、ぜひこちらのWebサイトをご覧くださいませ。
〈リコー / Webサイト〉
新人が忘れてはいけない「大切な視点」
最後に、私も新社会人に1つだけエールを送りたいと思っております。
私が新人の頃から今に至るまで大切にしている心構えなのですが、それは
です。
社会人にとっては当たり前の言葉なのですが、実は奥深い言葉であり、なかなか顧客視点を維持することは難しい…
なぜなら、顧客視点とは、別の言い方をするとすれば「素人視点」だからです。
会社(業界)に長くいればいるほど、専門知識が頭に入り、周知のことが増えていきます。
また、入社する前は、自社商品を数多ある商品のうちの1つと捉えていたはずですが、長くその会社にいると、どうしても自社商品贔屓ないし、自社商品ありきで物事を考えてしまう…
入社したばかりの時に持ち合わせた良い意味での素人視点がなくなることで、お客さんと自身の間にギャップが生まれてしまうことは多いのです。
そんな社会人が陥りやすい罠に対して、非常にヒントになる記事がありますので、共有させていただきます。
【休日は仕事の視点を持ち込まない。ゴディバのマーケ担当が語る「消費者視点を忘れないための習慣」】
〈Web担当者Forum / 2024年3月28日〉
ゴディバ ジャパンのデジタルマーケティング担当者である今井さんは育児休暇中に
と仰っています。
それ以来、休日はなるべく仕事のことを頭から切り離し、素人感覚で過ごす。
そして、仕事の時間に
と振り返るようにしているそうです。
この話を拝見し、ふと当社の先代社長が昔、私に話したことを思い出しました。
最初は素人視点で、次はプロ視点で観て、その流行っている理由を見つけ出していたわけです。
他にも、クライアントの商業施設を初めて視察する時にターゲット像の数だけ、その視点で観察することを教えてくれる先輩もいました。
駅ビルは特に様々なお客さんがいらっしゃるので、「若者視点」「子育て主婦視点」「カップル視点」など、さまざまな立場の人になりきって観るというのは、私も未だ大切にしております😊
人それぞれのやり方はあるとは思いますが、いかに顧客視点(素人視点)を保てるか、というのは非常にポイントになるでしょう。
私も初心にかえって、新たな年度を歩んでいきたいと思います!
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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