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「天才数字者」現る!

vol.62

昨年末、2024年「数学」を改めて勉強すると宣言しましたが

数字の力を使って切実な問題を解決した若き才能を見つけました😊

鹿児島市の鹿児島大学付属中学校1年川原千鶴さんです。

彼女が解決したかったのは「お小遣い未払い問題」…🤔

昨年の夏、お父さんに請求書を提出したのでした。

〈南日本新聞 / 2024年1月8日〉

千鶴さんは小学6年の4月から中学1年の8月までの17ヵ月間、毎月の約束だったお小遣いを貰えなかったのですが

請求書に記されていたのは未払い期間の合計ではなく、工夫して計算した遅延金を含めた総額

その詳細が凄いのです…(驚)

(1)
貰えたはずの合計額(月500円、中学からは月千円の計1万1000円
(2)
①を元金定期預金外貨預金の2つについて金利為替レートを調べて検証。
→金利が極端に低い定期ではほとんど変わらず、外貨は増えるが、為替レートの予想が難しいと分かった。
(3)
そこで、支払いが遅れた時に請求できる遅延損害金に着目
年率を法定の最高に当たる20%とした場合、未払いの17ヵ月間で遅延金が1404円と、3つの方法の中で最も高くなった。
(4)
元金と合わせた1万2404円を請求するまでを、表やグラフを用いながらA4判10ページにまとめた。

…いや、まさに、天才ですね…(汗)

そして、この努力を「父への請求書発行」というタイトルで第11回「算数・数学の自由研究」作品コンクール(理数教育研究所主催)に提出。

すると、見事「中学校の部」で最優秀賞に選ばれたのです。

運営側からも

利息の計算をするという着眼点のユニークさに加え、現実感や真剣さが伝わる

という高い評価が。

さらに、お父さん

「それまでは聞き流していた。よく調べており、文句なしの出来栄え

と舌を巻き、支払い請求に応じたとのこと…(笑)

ただし、千鶴さんは

「最近また滞っているので、次はまた新たな請求方法を考えたい」

と、追及の手を緩めません〜

もしかしたら、この努力の積み重ねによって、歴史に名を残す数学者がこの国から誕生するかもしれませんね。

千鶴さんの創意工夫に刺激を受けたとともに、「明確化」の大切さを改めて感じることができました。

私も数学力を高めていきたいと思います!

〜ということで、気がつけば週末です。

それでは皆さま、良い休日をお過ごしくださいませ😊

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