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「不」が「富」の源泉に

vol.86

恋愛相手には「タイプじゃない人」を選ぶ。

タビラボ【半数以上の独身イギリス人が、あえて”タイプじゃない人”と恋愛をするワケ】という記事によると

イギリス人の実に59%の若者が、そんな恋愛を求めているそうです…(驚)

〈TABI LABO / 2024年4月12日〉

この新しい(?)恋愛のカタチを「contra-dating(コントラデーティング)」というそうです。

タビラボでは、この現象についてこのように解説しています。

「思いがけないつながりを見つけるため」

マッチングアプリが発達して、好みの人(条件に合った人)は、すぐに見つかるようになりました。

しかし、そうした人とは違う相手と付き合うことで、思いもしなかった素晴らしい出会いが待っているかもしれない。

そんな期待感がイギリスの若者たちの背中を押しているというわけです。

そして、Plenty of Fishの親会社であるMatch GroupRachel DeAltoさんは、コントラ・デーティングの流行についてこう説明しています。

「最近、独身者たちは自分の“コンフォートゾーンの外”に出て、デート体験に刺激を与えようと考えている」

…なるほど…、こうした解説を目にしていると

「予定調和」に適切な距離を保とうしている若者心理が見えてきます。

最近、ネットの世界では日本でも「フィルターバブル」「エコチェンバー」を意図して避けようとする若者が増えていると聞きます。

アルゴリズムの発達により、自分の「趣味趣向」や「主義主張」にマッチする仲間や情報が集まりやすくなり、閉鎖的な世界になってしまう

そのため、いつもの自分の行動や習慣から離れるように工夫しているというわけです。

そうして「セレンディピティ(偶然の幸福)」を手にする。

「コントラデーティング」もその一環として捉えたら、分かりやすいかもしれませんね…🤔

そして、よくよく考えてみたら、私の周りには大恋愛して結婚した人ばかりではなく、結婚して10年以上経ってから、「結果、運命だったのかもね」と結論に至っている夫婦が、まぁまぁいます☺️

そう考えると、こうした若者たちの冷静な意図「理性の進化」とも呼べるのかもしれませんね?

まぁ恋愛観は、そもそも人それぞれだとは思いますが、恋愛からズームアウトして抽象化すると、自分にマッチしたもの・ことが手に入りやすい現代において

「不」、つまり「〜ではない」方興味を持てることが、自分を広げ、豊かな人生を創造する上で必要になってきているのでしょう。

そういえば、私も最近はセレンディピティを求めているような気がします。

例えば、夫婦でどこか出掛ける時、今までは二人が行きたい所を選んでいましたが、

ここ数年は私が興味のない場所にも行くようになりました

…もちろんハマらない時もありますが(笑)、それも楽しめるようになれたことが収穫なのかもしれません😊

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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