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商品を「優しさの媒介」と考える
vol.8
アメリカで最も信頼されているブランドとは何か?
Amazon? Visa? UPS? フェデックス?
皆さん、それぞれ頭に浮かぶかと思いますが、正解は何と…
「バンドエイド」とのことです。
〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2023年6月1日〉
こちらの調査はモーニング・コンサルトが実施。
トップ10は以下の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1686218189828-gqBZnJPrML.jpg?width=1200)
まず言えることは、新興のブランドよりも、よく知られているブランドの方が強いということ。
やはり、「信頼」とは一朝一夕では築けないということが改めて感じますね。
当社も40年以上の積み重ねがありますが、最近、長い歩みは信頼を獲得する上で大きな力になってくれていると感じることが多くあります。
そして、モーニング・コンサルトの食品・飲料アナリストであるエミリー・モークインさんは、バンドエイドへの評価について次のように語っております。
バンドエイドには、安全、ケア、ウェルビーイングといった価値観が根底にある。それが信頼感につながっている。親が子どもをケアする、あるいは自分の切り傷を治すということと関連するからだ。
私が注目したのは「親が子どもをケアする」という部分です。
確かに、私も子どもの頃を思い出すと、親を始め、さまざまな人にバンドエイドを貼ってもらったシーンが頭に浮かびます。
そして、パッケージも含めて変わらない商品の形。
バンドエイドを見るたびに、やわからい気持ちになっていることに気づきます。
そう考えると、単に人に優しい商品であるよりも、商品を媒介に優しさが生まれる商品の方が情緒的価値は高まるのかもしれません。
商品を人と人の心をつなぐ「優しさの媒介」
と考えてみる。
そうすると、付加価値の高い商品開発につながるのではないかと感じた今回の事例記事でした😊
【発想の画鋲】
新しい時代の気配を感じた記事をピックアップし、画鋲で留めるように記事に留めておこうという企画。新しい着眼を共有させていただきます。
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