「怒り」って “捨てられる”
vol.89
腹が立った時、皆さん、どうされていますか…?
多くの方がムカムカする気持ちを抑えながら、仕事をしているのではないでしょうか…?
…しかし、イライラしていると、どうしても業務パフォーマンスは低下してしまいます…
何かアイデアを考えたり、資料を読み込もうにも、嫌な記憶が頭をよぎり、その度にやらなくちゃいけないことが中断されることもあるでしょう…
そんな時は、怒りもゴミ箱にポイっと捨てられたら、どれだけ良いだろうかと思ってしまいます…😅
〜ということで、今日は皆さんに
という話をしたいと思います。
何と!
名古屋大の研究グループが、そのことを証明したからです。
〈読売新聞 / 2024年4月13日〉
実験は以下の通りに進められました。
と、ここまでは同じなのですが、ここから2つのグループに分けます。
そして、評価(酷評)の前後と、紙を「捨てる」か「机に置く」かしてもらった後、「ムカムカした」「いらだった」などの感情の度合いを1~6点で表してもらい、点数の変化を調べたのです。
その結果…
酷評を受けた後は点数が増えた(怒りが上昇)のですが、紙をゴミ箱に捨てた場合、点数が減って(怒りが減少)評価前に近づいたとのこと。
こちらは、シュレッダーで細断した場合も同様の結果になったようです。
研究グループの川合伸幸教授は
と解説。
怒りを「ゴミ箱に捨てられること」を、見事に証明したのでした😊
ただ恐らく、紙をゴミ箱に捨てないにせよ、紙に書き出した段階で、怒りがそれなりに収まったのではないかと推察しています。
なぜなら心理セラピーの1つのメソッドとして「ジャーナリング」というものがあるからです。
これは、「感情や思考をノートに書き出す」こと。
メンタルヘルスジャーナル(心の日記)やバレットジャーナル(箇条書きで思考や行動を書き出すこと)をつけることは、心に良い影響をもたらすと言われています。
世の中的にも「日記」を書くと心の整理に効果的という話はよく聞きますよね。
さらに後日見直すと、その時の自分を怒りが他人事に見えて、冷静に受け止められるようにもなる。
〜ということで、書くことでの効能は高いのです。
なーんてことを書きたくなったのには、ワケがあります。
実は先週、山根あきらさんに2つの記事をご紹介していただいたのですが、
これらは、それぞれ2021年、2022年に書いたもの。
久しぶりに過去の自分が書いたものを見直してみると、ここ2〜3年間の自分の変化を感じることができました。
毎日生きていると、アップデートしている実感がありませんが、過去を振り返ったことで成長しているかもしれないとう、小さな手応えを持てました〜😊
〜ということで、書くことで怒りが収まったり、成長を感じられたり。
そんなことを改めて感じた今日この頃です。
ぜひ、皆さんも書くメリットを味わってくださいませ〜
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