1億総“二刀流”時代へ
vol.119
大学の頃、芝居に打ち込んでいた私は、いつの日か劇作家になろうと思い、文章を生業にしているコピーライターの道に進みました。
…しかし、毎日終電まで働き、休日出勤は当たり前…
徹夜作業もよくあることでした…(汗)
気がつけば、劇作家になる夢は過去のものに。
当時は1つの仕事、1つの会社に全集中することが常識だったのです。
あれから約25年。
社会は大きく変わりました。
超過労働は是正され、副業も解禁する企業が増えている。
そんな中、昔では考えられなかった採用も増えています。
大阪に本社を構えるIT企業、コンピュータ技研が、お笑い芸人のエンジニア採用を始めたのです。
〈ASCII / 2024年7月26日〉
もちろん、セカンドキャリアとしてではなく、現役の芸人さんを対象としています。
実は同社には漫才部があり、社長を始め、社員が数名在籍。
M-1グランプリに挑戦したり、寄席を自社で開催したりと、本気で漫才に取り組んでいるのです。
採用条件には
と書かれていながらも、もちろん
ということが求められています。
本気が溢れるキャリアの二刀流です。
政府は、2027年度には希望者全員が原則として副業を行うことができる社会を構築することを計画していますが、そうなると5年後、10年後には誰もが二刀流になる未来が迫っている。
そして、職業の概念も再編されるのだろうと感じています。
エンジニアと芸人の両方に力を注いできたからこそ、生まれる新しいキャリアのカタチもあるということです。
同じ会社であっても、職業の掛け合わせによって差異が生まれていく。
その違いが面白かったり、新しい職業のカタチを探したり。
そうこうしているうちに、誰もがオンリーワンになっている。
そんな楽しい未来を想像しました😊
私も新しい時代の働き方に期待しながら、自社と自分の理想を考えていきたいと思います〜
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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