音楽がもっと日常を豊かにする
column vol.788
ここ2日間、「本」について語って参りましたが、本と来れば次は「音楽」。
今日は、本と並んで私たちの日常を豊かに彩ってくれる音楽について語りたいと思います。
最近、世界では「ジャズ喫茶」のノリが流行っているのはご存知ですか?
ジャズ喫茶といえば昭和の薫りがするレトロな風景が頭に浮かびます。
一体全体なぜなのでしょうか?
世界で流行「リスニングバー」
海外で流行っているのはジャズ喫茶の進化系「リスニングバー」。
〈読売新聞オンライン / 2022年9月5日〉
普通、欧米でジャズバーやジャズカフェといえば生演奏が一般的ですが、高級オーディオでレコードやCDを静かに鑑賞する日本独自のスタイルが、新鮮と受け止められているとのこと。
お客さん同士の会話が少ないため、コロナ禍での新たな音楽の楽しみ方として広まったのですが、この嗜みがマインドフルネスにも通じると、評価がうなぎのぼりのようです。
もともと、ジャズ喫茶は1929年頃に東京で生まれたとされ、60~70年代に最盛期を迎えました。
本場・アメリカのミュージシャンを遠く離れた日本へ頻繁に呼ぶのは難しく、代わりにレコードを鑑賞するジャズ喫茶が流行したとされます。
そしてその後、ジャンルを限定しないリスニングバーへと今の形になったのです。
そんな日本のカルチャーが世界で楽しまれているというのは、ワクワクしますね。
ちなみに私の妻は音楽関係の仕事をしていて、同僚に「JBL Charge 5」というスピーカーを勧められて買ったのですが、これがなかなかの優れものなのです。
〈JBL Webサイト〉
1万円台とリーズナブルなのですが、低音の響が心地よく、非常に立体的で臨場感があり、とてもリッチな気持ちになります。
まさに家の中で味わうマインドフルネスだと感じていたので、リスニングバーが世界で流行る理由もよく分かります。
“裸”で楽しむサウナが誕生
「音楽を聞く場」ということでいえば、音楽を楽しむサウナに注目が集まっています。
〈集英社オンライン / 2022年9月21日〉
『コップのフチ子』の生みの親で、日本で唯一のサウナ大使である漫画家のタナカカツキさんがプロデュースを手掛けるサウナ施設「渋谷サウナス」。
3階建ての新築サウナ専門ビルとしてオープン予定で、9つのサウナ室と関東最深級を含む4つの水風呂を用意し、1階にはコワーキングスペースと時間貸の会議室を備えるそうです。
さらに、施設内のレストラン「精進料理 醍醐」では、同店4代目の野村祐介さんが監修したヴィーガンフードが提供されるそうですよ。
そして、私が気になっているのが「サウンドサウナ」。
ここにはタナカさんのこだわりが詰まっていて、スピーカーをオリジナルで開発したり、サウナ室の構造をコンサートホールのように反響させるように構築したり、音楽のミックスも全てサウナのためにつくっていくそうです。
ぜひ音楽家の人に来て欲しいですね、サウナ関係なくていいんで。
タナカさんがそう自信を覗かせているのを記事で読み、とても行ってみたいと思いました。
桜ヶ丘町といえば、当社のオフィスの目と鼻の先。
オープンしたら、早速サウンドサウナを堪能したいと思います。
「音楽ガイド」が今求められるワケ
最後は、このサブスク時代ならではの話題で締め括りたいと思います。
「シティポップ」「90年代邦楽」「ボーカロイド楽曲」などなど、特定のコンセプトをもった楽曲やアルバムを紹介する「音楽ガイド」が近年、盛り上がりを見せています。
〈J-CASTニュース / 2022年9月25日〉
音楽ガイドをもう少し説明すると、ジャンルや時代など、一つの共通点を持つアルバムを識者が選定し、網羅的に掲載した本のこと。
例えば、再流行しているシティポップを紹介する「Japanese City Pop 100, selected by Night Tempo」や、90年代の邦楽アルバムを有名・無名を問わず紹介する「90年代ディスクガイド──邦楽編」、ゲームで使われる音楽に焦点を当てた「ゲーム音楽ディスクガイド──Diggin' In The Discs」などが人気です。
なぜ音楽ガイドが今、求められているのか?
その理由について、「ボカロソングガイド名曲100選」の編集を務めた音楽ジャーナリストの柴那典さんは
昔と比べてリリースされる作品が膨大になり、その数は指数関数的に増えています。ジャンルに関しても、00年代までは『ロック』『ヒップホップ』のようにはっきり分けられていたのが、ここ10年で作品をメイン一つのジャンルに位置付けられない派生した『ポストジャンル』が多数という状況が生まれるなど、かなり曖昧になりました。楽曲的にも、ジャンル的にも『情報爆発』が起こっている世の中において、ディスクガイドは『一つの価値観』『一つの切り口』を世に示していると言えます。あるジャンルに興味があるけどまだ詳しくない人や、若い人に『まずはここから』という入り口を示す、そういう役割を果たしているのかなと思いますね。
と説明しています。
広大な音楽の森で迷わないための「羅針盤」。
確かに、無限に音楽の世界が広がるサブスク時代だからこそのニーズなのかもしれませんね。
ちなみに私は、関ジャニ∞の音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』を毎週日曜日の夜に観るのを楽しみにしています。
〈関ジャム 完全燃SHOW WEBサイト〉
音楽のマニアックな知識を、私のような一般の人にも楽しく分かりやすく解説してくれるので、自分が好きな楽曲への造詣が深まっていきます。
関ジャムで解説された曲の中から特に印象に残った楽曲を改めて寝る前に聴く。
それが日曜日の夜のルーティーンになっています。
まだ観たことがない方は、ぜひご覧になっていただきたい番組です。
ということで、音楽も新たな楽しみ方が広がっていますね。
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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