盛り上がる「インバウンド副業」
column vol.1065
東京は6日ぶりに35℃以上の猛暑日。
…ちなみに、明日はさらに猛暑日となる所が増える予想らしいですよ…(汗)
地面から火が吹くのではないかと思うような日がこれから続きますが、この夏、燃え上がっている注目のトピックがあります。
それが「インバウンド消費」です。
2023年4~6月期の訪日外国人の旅行消費額は、1兆2052億円。
2019年同期比の95.1%まで回復したインバウンド需要を逃さないと日本各地で観光ビジネスが盛り上がっています。
当然、7月の夏休みシーズンはさらに加速していることでしょう。
最近では「副業でガッチリ!」という方も増えているようですので、本日は「インバウンド副業」についてお話ししたいと思います。
「民泊」でガッチリ!
特に注目されている副業が「民泊」です。
このコロナ禍で多くのホテルや民泊が休廃業に追い込まれた中、宿泊施設が足りていないという現状があります。
『民泊1年生の教科書――未経験、副業でもできる!』の著者、ぽんこつ鳩子さんは週5日フルタイム勤務の会社員でありながら、18軒の民泊物件を運営。
年間2000万円超を稼ぎ出しているそうです…(驚)
〈東洋経済オンライン / 2023年7月16日〉
鳩子さんは民泊が副業にもってこいな理由をこのようにお話しされております。
もちろん、それでも18軒は凄いですが…、審査の通りやすさなど会社員の副業にふさわしいというのは理解できます。
しかも、以前は近隣トラブルなど民泊の課題がありましたが、2018年に民泊新法によってルール化され、クリーンなビジネス環境になっているとのこと。
さらには2025年には大阪万博もあることから、これから伸びるビジネスであると鳩子さんは仰っています。
また、民泊は「買わない不動産投資」とも呼ばれ、自宅を使ったり、家賃が安い物件や家具・家電を安く入手できたりすれば最低50万円程度から行うことができる。
そうでない場合も100万円台の初期費用でスタートできることが人気の秘訣のようです。
さらに、撤退する時も引越しをするように賃貸契約を解約できますし、家具や家電も売ることもできる。
集客についても予約サイトという強い味方があることも大きいでしょう。
内装を凝るのが集客のコツ
もちろん、大変なところもあります。
物件探しとか、届出とか、家具・家電の準備などには手間がかかります。
鳩子さんも
と、その大変さは認めていらっしゃいます。
ただ、その上でこのようにも仰っています。
なるほど…、入口のハードルの高さは「参入障壁」となる。
逆に言えば、ハードルを乗り越えればブルーオシャンが広がっているということを考えると、初期の大変さはメリットでもあるわけです。
ちなみに、SPA!でも民泊副業の記事がありますので共有させていただきます。
〈SPA! / 2023年5月21日〉
不動産投資や20以上の副業を実践し年間収益が1億円を突破した経験を持つ、副業専門家の小林昌裕さんも民泊でガッチリ!をオススメしているのです。
さらに、小林さんが民泊の集客で肝だと指摘するのは「内装を凝る」こと。
貼って剥がせる壁紙や間接照明でホテル風の仕上がりにすることがポイントのようです。
もちろん今後は参入が増えてくるはずですし、向き不向きもあると思いますが、ひとまずインバウンド副業を代表する事例として本日はご紹介させていただきました。
他にも続々!インバウンド副業
SPA!では、他にもインバウンド副業の記事を掲載しておりましたので、そちらも共有させていただきます。
〈SPA! / 2023年5月30日〉
〈SPA! / 2023年6月4日〉
海外クラウドソーシングサイト「Upwork」には、訪日外国人に向けた旅館やツアーの予約代行など「日本在住だからこそ稼げる」案件が増えています。
旅程を全て予約代行すると100ドル超の報酬もあるそうですよ。
予約代行の他にも、「日本の風景を動画撮影して10ドル」「海外から届いた宅配物を撮影して20ドル」といった英語を使わずに完結する案件も多数とのこと。
また人気が集まっているのが「観光ガイド」。
規制緩和により2018年4月から無資格者でも可能になったことが大きいのです。
中には週2~3本のガイドをこなすだけで月13万円も稼いでいる方も。
始め方は、ガイド派遣業者や専用マッチングサイトに登録すること。
報酬が時給制の場合は1時間1500円前後が相場ですが、自分で設定できる場合は内容に応じて決められます。
月13万円の方は、実績を積み重ねて、コスパの良い仕事に変えていったのです。
ちなみに語学に自信がない方でも、日常会話ができて、テンプレに沿ったガイド文言を説明できれば最低限はOKとのこと。
他にもいろいろあるのですが、先ほど鳩子さんも仰っていた通り、「民泊物件の清掃代行」というのもあります。
日給5000~1万円が相場で、欧米からの観光客の場合はチップも期待できるので、トライする人も多いそうです。
ということで、本日はインバウンド副業についてご紹介させていただきました。
実際やるやらないは置いておいても、コロナが5月に5類に移行するなど対策が緩和してから社会・ビジネスのあり方が変容しています。
そんな変化の一端として、本日のインバウンド副業を捉えていただければ幸いです。
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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