“おいしい”コラボの話
column vol.1147
昨日は、メタバース×観光のコラボについてお話ししましたが
今日はもう少し身近なコラボについてご紹介したいと思います。
それは、「食」のコラボ。
ちなみに今、この国に、1秒間に11.5個も売れているヒット食品があるのはご存知ですか?
「現場任せ」でヒットを連発
……と、言われても…、という感じですよね…😅
正解は山崎製パンの「ランチパック」です。
〈日経BizGate / 2024年1月31日〉
ランチパックといえば、「たまご」「ピーナッツ」「ツナマヨネーズ」といった味の種類が頭に浮かびますが、実はそれだけではありません。
な、な、何と!
常時30〜40種をラインアップし、年間150種以上もの新商品が登場しているそうです…(汗)
ちなみに2023年は158種類。
まず、ご存知の方も多いと思うのが、他の商品とのコラボでしょう。
「日清焼きそばU.F.O.」やピザハット、モスバーガーなどなど…
ユニークなところで言えば、「岩下の新生姜」とのコラボなんかもあったそうです。
そして直近では、「ポークカレー CoCo壱番屋監修」を1月に発売しました。
ちなみに、お菓子とのコラボも結構ありまして、不二屋とは「ミルキー」や「LOOKチョコレート」でコラボ。
「暴君ハバネロ」「柿の種」などとも手を結んでおります。
そして直近では今月、「カントリーマアムチョコまみれ」を使ったランチパック「チョコまみれ入れちゃいました」が登場。
いかにランチパックがコラボ王か感じていただけたのではないでしょうか😊
それから、ランチパックは他にも本社と工場(現場)による社内での美しいコラボがあります。
普通は商品開発は本社で一括して行うことが多いですが、山崎製パンでは工場にも製品開発セクションがあるとのこと。
全国にある20の工場が、地域の人たちの嗜好に合った「ご当地ランチパック」を開発。
もちろん、現地からの企画を本社が確認して差し戻すケースもあるそうですが、なるべく尊重しているとのこと。
同社の営業統括本部の早川史朗マーケティング部長は
と、その手応えを感じており、「どんどん開発して欲しい」と推奨しています。
こうした信頼の掛け合わせがランチパックの圧倒的な品揃いにつながっているのでしょう😊
人気キャラの “ロングヒット” コラボ
「ご当地」といえば最近、個人的に非常に気になったコラボがあります。
それは、「ビックリマン」と「ゲゲゲの鬼太郎」のコラボです。
〈TBS NEWS DIG / 2024年2月3日〉
こちらは、鳥取県境港市の水木しげるロード30周年記念事業のフィナーレとして企画。
3月の1ヵ月間、市内の対象店で買い物やスタンプラリーへの参加などが条件で、クリアすると、鬼太郎・ねこ娘・ねずみ男がそれぞれビックリマンのキャラクターとコラボしたオリジナルシールがもらえるのです。
鳥取県といえば、鬼太郎の生みの親、水木先生が子どもの頃に過ごした場所。
水木しげるロード30周年という節目に、ビックリマンが花を添えたわけです。
その「ビックリマン」と言えば1980年代、年間4億個を販売するなど大ブーム、社会現象にもなりました。
そんなビックリマンが、なぜ鬼太郎とコラボしたのか?
それは、
とのこと。
美しい使命感です(笑)
ちなみに、そんなビックリマンにも実は2010年代初頭に一時衰退していた時期がありました。
そんな中、再び人気を回復した秘策が、やはりコラボなのです。
「ももクロマン」「ワンピースマン」「スパイファミリーマン」など、若い層に人気のコンテンツと次々にコラボしたチョコを発売。
その結果、若い世代への認知が増し、今ではファンのうち若い世代の層が3~4割に。
全体として大きく浮上し、人気を継続することができたのでした。
やはりコラボで開けることもある。
ビックリマンの復活劇には、そんなヒントが詰まっていますね。
人気キャラとのコラボに “おっとっと”
最後にもう1つ私が子どもの頃、よく食べたお菓子のコラボについてご紹介して締め括りたいと思います。
そのお菓子とは「おっとっと」。
サンリオの人気キャラたちとコラボ商品を出しているのです。
〈Walker plus / 2024年2月25日〉
おっとっとのイメージキャラクターである「とと丸」とコラボしたのは、「ハローキティ」「ポムポムプリン」「シナモロール」「クロミ」「ポチャッコ」たち。
現在、全国のサンリオショップ、百貨店のサンリオコーナー、サンリオオンラインショップなどで絶賛発売中でございます。
サンリオキャラたちは、「とと丸」とお揃いの衣装を着用。
「おっとっと&マスコットホルダー」や「おっとっと&巾着」、「おっとっと&ミニエコバッグ」など、雑貨とカップタイプのおっとっとがセットになった全25アイテムが展開されています。
今回のギフトはホワイトデー用商品として開発。
とと丸ファンとサンリオファン、双方からの注目が集まり、相乗効果が見られそうですね〜
〜ということで、本日は「“おいしい”コラボの話」と題して、食にまつわるユニークな組み合わせをお届けして参りました。
コラボという手法自体はこれまでも星の数ほどありましたので、やはりビックリマンのように、いかに「ビックリ」「ドッキリ」させるコンビを思いつくかがポイントになりそうです。
ちなみに、コラボと言えば昨日、楽天とオープンAIが、通信業界向けの最先端AIツールを共同開発し、今後提供していくことを発表しましたね。
〈TECH+ / 2024年2月26日〉
こちらにも今後熱視線を送りたいと思います!
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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