“バズる”ヒント
column vol.1315
SNS発信を日々行っている人は、「バズりたい」という気持ちは少なからずあるでしょう。
noteはプラットフォームの特性上、“バズる” という感じではないですが、記事をご紹介いただいたり、反応が良い記事というものはあります。
では、そうした反響のあるコンテンツを生み出していくためには、どうすれば良いのでしょう?
まずは脳科学の観点で、ヒントを得たいと思います。
実は、脳科学者の茂木健一郎さんが過去にラジオで
と、自信を持って語っていらっしゃっるからです。
〈TOKYOfm+ / 2024年5月31日〉
…一体、そんなことあるのでしょうか…?
今日はバズる秘訣に迫ってみたいと思います。
2つの“バズる“仕組み
茂木さんが仰るバズる仕組みは2つあります。
SNS投稿者は当然、SNS読者(視聴者)でもあるわけです。
まずは、自分の心が動かされる投稿とは、どういうものかを分析する。
その上で、それが誰かにリコメンドしたいものかどうかを考えます。
ここで、多くの人の顔が浮かんだら(大多数の人にウケると思ったら)、それはバズる可能性が高い。
私もよく仕事で後輩に企画を考えてもらう上で、趣味を例に出し、茂木さんと同じようなことを伝えています。
例えば、旅行でも推し活でも、友達に自分のオススメを伝え、仲間に引き込みたい時は、必ず
というようなことを自然と頭の中で組み立てながら、話しているはずです。
…もしも、「そういう風に話すの苦手…」という方は、プレゼン上手の方を思い浮かべてみてください。
きっと、魅力的な点を的確に、かつドラマチックに伝えていると感じるはずです。
“アガる”単語が架け橋に
つまり、大切なのは自分と相手のアガる共通点を見定め、つないでいくという意識がポイントになります。
例えば、よくブログはタイトルと書き出しの一行目が大事だと言われていますし、
動画でいえば、LINEによると「3秒到達率が高い動画はより配信効果が出やすい傾向にある」という説もある。
それだけ掴みが大切というわけですが、これも「そういうものなんだ〜」と単に知識として把握しているのか、その意図を深掘りするかでアウトプットが大きな差が生まれると思っています。
ご自身の心に聞いていただくと分かると思いますが
などというように、理由を思い浮かべることができるでしょう。
自分が思うことは、みんなも思う可能性が高いというわけです。
日々、バズることを研究しているウェブメディアコンサルタントの東香名子さんも【メルカリで商品がバカ売れする「バズる」単語ベスト20】という記事の中で
とアドバイスされています。
〈DIAMOND online / 2024年10月22日〉
「中古」と聞いて、どんなデメリットを想像しますでしょうか?
その反対がメリットなわけです。
だからこそ、「未使用」「美品」という言葉が強いセールスポイントになる。
共感の架け橋を見つけることが大事と言えますね。
ライターとして書き、編集者として見る
SNSで発信できる方というのは、それだけ想い(熱意)があるから発信できるわけですが、想いがある分、独りよがりになりやすい傾向もあります。
これは当然、私も同じです(笑)
だからこそ工夫していることがあります。
私は通勤の日は、行きの電車で書き、帰りの電車で推敲する。
リモートワークでも同じで、仕事前にまずは下書きを書き、仕事が終わってから推敲し、整えて、投稿しています。
これはコピーライター時代の習慣で、まずは想いのまま書く。
最初から精度を高めようとしてしまうと、筆が止まってしまうからです。
その上で、時間が経ってから見直す。
すると、冷静に判断することができるようになり、おかしな点や無駄な部分が見えてきます。
そうして仕上げていくことで “冷静と情熱のあいだ” の、ちょうど良い塩梅で仕上げることができるわけです。
YouTubeチャンネル登録者数100万人超えの株式会社リンクロノヴァで代表取締役社長を務める長野雅樹さんも、バズる動画には、こんな特徴があると仰っています。
冷静な計算による設計があってこそ、作品が受け手に受け入れやすいものになっていく。
noteもライターとして書き、編集者の目で推敲する。
個人的には、そんなところを心がけています😊
「誰か一人」を思い浮かべてみる
客観的な目を養うためには、誰か一人の読者を想定すると良いと言われています。
自分の良いものを、「この人に届けるとしたらどうだろう」と考える「この人」です。
こうした「届けたい一人」をしっかりとして設定してインフルエンサーとなった方を、一人ご紹介させていただきます。
現在YouTubeチャンネル登録者数120万人を誇るけんた食堂さん。
動画の総再生数は8億回を超え、大人気のYouTuberになっています。
〈日刊SPA! / 2024年9月21日〉
ただ実は、けんた食堂さんは、もともと料理人ではなく、料理自体も酒のつまみをつくる程度だったとのこと。
ところが転機が訪れます。
娘さんの誕生です。
父親として娘さんに何をしてあげられるだろうと考えたとき、出た答えが
だったとのこと。
そこから料理に目覚め、レシピを開発し、それを忘れないようにとWebサイトでメモ代わりに掲載すると、そのレシピが多くの方々の目に留まり、人気に火がついていったそうです。
もちろん、最初から意図し、設計したわけではないですが、「届けたい一人」(娘さん)を想定してコンテンツを考えるという、その意義は感じていただけたのではないでしょうか😊
まずは、誰か一人を思い浮かべ、「その人の心を掴む内容は?」と考える。
その上で、
となれば、バズる(反響の高い)投稿に、きっとなるでしょう。
そんなことを信じながら、私も日々の投稿を続けていきたいと思います〜
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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