Z世代「SNS」のホンネ
column vol.989
本日ニュースチェックしていたら、「LINEリサーチ」によるZ世代のトレンドランキングが紹介されていました。
〈Web担当者Forum / 2023年4月21日〉
3位は週刊少年マガジンに連載中の「ブルーロック」。
2位はTVアニメにもなった人気キャラクター「ちいかわ」。
そして映えある第1位は…
「TikTok」でした😊
2019年9月以降の調査で7回もTOP3入りを果たしており、Z世代の動向を探る上では欠かせないサービスとなっています。
というように、若者にとってなくてはならないSNSですが、最新動向はどのようなものなのか?
本日はその本音に迫りたいと思います!
SNS「利用率」1位は??
まずは利用率です。
若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」を運営するSHIBUYA109エンタテイメントが「Z世代のスマホに関する意識調査」を実施。
〈ITmediaビジネスオンライン / 2023年3月31日〉
5位はトレンドランキング1位だった「TikTok」(42.4%)です。
そして、4位「Twitter」(78.7%)、3位「動画配信サービス」(81.3%)、2位「Instagram」(81.7%)と続きます。
そして1位に輝いたのは…
「LINE」(97.4%)でした!
まぁ、LINEは少しカテゴリーが違う気がしますので、実質1位はインスタのような気がします。
ではでは、企業やブランドのSNSアカウントをフォローする基準は何なのか?
当社でも企業のSNSマーケティングをサポートしていますので気になるところです。
最多となったのは「その企業やブランドが好き」(44.5%)。
他には、「その企業やブランドの最新情報がほしい」(31.8%)、「投稿内容がためになる」(21.5%)、「割引などのメリットがある」(21.5%)、「投稿内容が面白い」(20.6%)が上位となりました。
今年は「ライブ配信」に注目
別の調査でも押さえておきたいランキングがあります。
日本語入力、きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥが実施した調査「Z世代が選ぶ!!SNSに求めることTOP10」です。
〈ITmediaビジネスオンライン / 2023年4月11日〉
1位は「フィルター加工」で、2位「投稿公開範囲の選択が可能」、3位「ライブ配信」、4位「音声ルーム」、5位「投稿の表示回数が表示されない仕様」という結果に。
今回、私が注目したのが3位の「ライブ配信」です。
国内最大級のライフスタイル情報メディア「TRILL」では「2023年注目の副業」に選ばれているのです。
〈TRILL / 2023年4月21日〉
ライブ配信してお金を稼ぐ職業を「ライバー」と言いますが、どんなアプリが人気なのでしょうか?
「SELECT」のランキングでは、5位は顔出しなしで配信できる「HAKUNA」、4位は世界中のユーザーとつながれる「BIGO LIVE」、3位は好きな趣味で稼ぐのに最適な「17LIVE」。
そして2位は配信者との距離が近くて面白い「Pococha」。
輝く1位はジャンルが多く暇つぶしにピッタリの「ふわっち」でした!!
〈SELECT / 2023年3月1日〉
ライブ配信の内容は雑談・楽器の演奏・料理中継・メイク中継など多種多様。
ライブ配信中に視聴者から受け取る「投げ銭」が収益となります。
コンテンツやキャラクターによっては「未経験からでも年収1,000万を稼げるかも♪」とTRILLの記事では語っております。
noterさんの中にもライバーとしても活躍されている方がいらっしゃいますが、今後ますます注目されそうです。
とはいえ半数以上が「SNS疲れ」
しかし、SHIBUYA109エンタテイメントの「Z世代のスマホに関する意識調査」の話に戻りますと、…最近話題になっている「SNS疲れ」の傾向もあります…
「SNS疲れを感じる」と回答したのは51.0%。
さらに、「SNSをやめたい」と回答した人は28.4%と、3割近くの若者がそう思っているわけです…
その理由については「返信の義務感」(43.3%)、「返信がこないことへの不安」(35.6%)、「情報量の多さ」(29.9%)が上位となっています。
ちなみに同調査の「利用率」で10位にランクインしたのが「Be Real」なのですが、こちらはSNS疲れしている人に注目されているアプリ。
“リアルであれ” という名前の通り、編集や加工が一切できないことが特徴なのです。
投稿できるのは1日1回、不定期に来るアプリの通知を受けてから、原則2分以内に写真をアップするというルール。
つまり、投稿のタイミングを自分で選ぶことができないのです。
もちろん、お互いに承認し合ったグループ内のみでシェアされ、新しく投稿されると古い投稿は自動で消えていくという仕組み。
仲間同士で自分の現在の姿を共有して楽しむというSNSの醍醐味はありつつも、投稿への試行錯誤が必要がない分、気軽に向き合えるという点がウケているようです。
まだまだアメリカほどではないですが、日本でもジワジワと支持する人は増えていくのではないでしょうか?
若者にも人気が出て欲しい「note」の話
先ほどの利用率ランキングには入っていませんが…、今後Z世代の利用者が増えて欲しいのが我らがnoteです。
…特に、noteに関するZ世代のトピックスはないのですが…
私の記事を読んでいる方のほとんどがnoterさんということもあり、少し無理やりですがnoteの最新ニュースを入れさせていただきます(笑)
今週は何といっても、上場後初の決算発表がありましたね。
〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2023年4月17日〉
ChatGPTにも使われるGPT-3を活用した「note AIアシスタント(β)」の実装などで株価は好調(4月14日時点でも700円代を維持)。
2023年第1四半期の売上高は前年同期比19.6%増の6億5400万円。
noteの購読者が増加し、GMV(流通取引総額)が前年同期比27%増になったこと、また法人向けプラン「note pro」が前年同期比49.9%増と大きく伸びていることが後押ししたそうです。
…ただ、まぁ…、営業利益、経常利益、純利益ともに赤字で、2億4900万円の純損失。
その理由を同社は「人件費の先行投資や本社移転に伴う一時的な出費がかさんだため」と説明しています。
今後は「早期の黒字化を実現する」ため、徹底的にコストカットをしていくそうです。
具体的には、東京・外苑前に本社オフィスとイベントスペースの2拠点を構えていたのを、1フロアに集約。
さらに、四谷のシェアオフィス・WeWorkに移転する計画とのこと。
加えて、業務委託も精査していくそうで、それぞれ、年6000万円、年9000万円のコストカットを見込んでいます。
いちnoterとして言えることは「がんばれnote!」というところでしょうか?
…ということで「最後はZ世代関係ないじゃん」という話になってしまいましたが、…まぁまぁ、それでも若者のSNSに対する意識のご参考にこの記事を活用していただけると幸いです。
それでは、良い週末をお過ごしくださいませ!
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