最高のチームとアプリの話
column vol.1241
経営者、管理職なら誰もが願う望みだと思いますが、…なかなかこれが難しい…
私も日々、自分の非力さを痛感していますが…、最近、1つのヒントになるような事例に出会いました。
それは、Googleが明らかにした「最高のチームをつくる方法」です。
〈lifehacker / 2024年7月8日〉
一体どんな方法なのでしょうか?
最高のチームをつくる原則
などなど、同社では社内のあらゆる部署を対象として、合計で180チームを評価。
その結果、驚くべき事実が判明したのです…
な、な、何と!
最高のチームをつくる上で「どんなメンバー」かは問題ではないと分かったのです。
つまり、性格や背景、ジェンダー、やる気、経験などについて、「正解」の組み合わせは存在しなかったということです。
では、何かポイントなのか?
実は
そのことが重要なようです。
もう少し分かりやすく話すと、一人一人のメンバーの役回りがハッキリとしているということ。
活躍のしどころが明確と言った方が分かりやすいでしょうか?
そして、Googleでは最高のチームに必要な5ヵ条を挙げています。
逆に!
最高のチームに必要がないものとして以下が挙げられています。
特に驚いたのが「合意形成」です。
いつもこれが完璧にできなくて内省する日々を過ごしていました…(汗)
しかし、たとえ相手の意見に同意できなくても、敬意を示す姿勢を持っていれば、信頼は崩れないということなのです。
「自己肯定」はアプリにお任せ
Googleが導きだした方法論のキーポイントは
ということになるでしょう。
そして、その源になるのが「自己肯定感」です。
…結局、自分で自分を評価し、愛さなければ、コンプレックスが爆発し、人に対するポジティブな気持ちは生まれません…
そして、自信のなさから自分の役割(活躍どころ)を明確にすることもできなくなるでしょう。
〜ということで、ここからはタイトルにあるように最高のチームをつくるための「アプリ」の話をしたいと思います。
自己肯定感を高めるためのアプリ、「ポジティブ変換(Be Positive)」というものがあることをご存知でしょうか?
〈西日本新聞 / 2024年6月18日〉
こちらは、これまで「ポジティブ思考」と「ポジティブ変換」という2つの機能がありました。
「ポジティブ思考」という機能は、自分の嫌な出来事や状況を入力すると、ポジティブになるためのアドバイスが表示されます。
そして「ポジティブ変換」という機能は、ネガティブな意味を持つ言葉を、ポジティブな言葉に変換してくれます。
素晴らしいですね〜、元気が出そうです(笑)
そして先月、新たに「自己肯定感UPトレーニング」という機能が加わったのです。
こちらは、自己肯定感を上げるために、「自己認知」「自己受容」「自己成長」の3つのジャンルに分かれた、様々なトレーニングを行うというもの。
例えば、
といったように、日常生活に取り入れやすく、継続しやすいポジティブトレーニングを教えてくれるのです。
こうしたアプリなどを活用しながら、まずは自分をしっかりと肯定できるようにする。
その上で、称賛し合える環境を築いていけると良いですね😊
「称賛文化」をつくるアプリ
自己肯定力が身に付いたら、いよいよ称賛文化の醸成です。
そこで今、私が注目しているのが、現場の業務改善を支援するアプリ「TUNAG(ツナグ)」です。
最近、食品スーパーのベルクが導入したことがニュースになっており、知りました。
〈ZD NET / 2024年6月19日〉
TUNAGは、従業員エンゲージメントを高める様々な機能があります。
例えば、「サンクスカード」という機能は、従業員同士で感謝の気持ちを送り合うことができ、隠れた頑張りや行動を可視化。
それにより、モチベーションを高め合えます。
また「社内ポイント」という機能は、従業員に社内だけで使用できる通貨やポイントを付与し、インセンティブ制度の1つとして運用できます。
MVPや表彰制度にポイントを結びつけたり、個人のスキルアップに応じてポイントを付与するなど、活躍している優秀な人材の定着率を高めるために効果的なのです。
アプリがあることで、こうした称賛の想いが目に見えて共有し合えるようになると、まさにGoogleの5ヵ条の1つ「相互信頼」が築かれていくのではないでしょうか😊
〜ということで、本日はGoogleに学ぶ「最高のチームのつくり方」と、それを促進するアプリの事例をお届けさせていただきました。
最新のテクノロジーを活かしながら、良き組織(チーム)文化を生み出していけると良いですね。
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!