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最高のチームとアプリの話

column vol.1241

最高の組織、チームを築いていきたい

経営者管理職なら誰もが願う望みだと思いますが、…なかなかこれが難しい

私も日々、自分の非力さを痛感していますが…、最近、1つのヒントになるような事例に出会いました。

それは、Googleが明らかにした「最高のチームをつくる方法」です。

〈lifehacker / 2024年7月8日〉

一体どんな方法なのでしょうか?


最高のチームをつくる原則

興味関心が似通っているメンバーで構成されるチーム
オフタイムにも集まる機会を設けているチーム
同じ背景、あるいは異なる背景を持つチーム
●内向的な人だけ、外交的な人だけ、あるいは両方のタイプの人がいるチーム
●結成からかなりの年月が経っているチーム
●比較的最近結成されたチーム

などなど、同社では社内のあらゆる部署を対象として、合計で180チームを評価

その結果、驚くべき事実が判明したのです…

な、な、何と!

最高のチームをつくる上で「どんなメンバー」かは問題ではないと分かったのです。

つまり、性格背景ジェンダーやる気経験などについて、「正解」の組み合わせは存在しなかったということです。

では、何かポイントなのか?

実は

★チームがどのように協力しているか

そのことが重要なようです。

もう少し分かりやすく話すと、一人一人のメンバーの役回りがハッキリとしているということ。

活躍のしどころが明確と言った方が分かりやすいでしょうか?

そして、Googleでは最高のチームに必要な5ヵ条を挙げています。

(1)心理的安全性…発言、挑戦しやすい環境
(2)相互信頼
…相手を尊敬する文化
(3)構造と明確さ
…明確な目標、明確な計画、明確なターゲット
(4)仕事の意味
…チームの、個人の目的を明らかにする
(5)インパクト
…成果、貢献に対する実感

逆に!

最高のチームに必要がないものとして以下が挙げられています。

●同じオフィス内で机を並べて働くこと
●合意に基づく意思決定
●メンバーの外向的な性格
●メンバー個人の実績
●メンバーの役職や在職期間
●期待、あるいは必要とされる仕事量
●チームの大きさ

特に驚いたのが「合意形成」です。

いつもこれが完璧にできなくて内省する日々を過ごしていました…(汗)

しかし、たとえ相手の意見に同意できなくても敬意を示す姿勢を持っていれば、信頼は崩れないということなのです。

「自己肯定」はアプリにお任せ

Googleが導きだした方法論のキーポイントは

「いかにお互いを尊重し、認め合うか」

ということになるでしょう。

そして、その源になるのが「自己肯定感」です。

…結局、自分で自分を評価し、愛さなければ、コンプレックスが爆発し、人に対するポジティブな気持ちは生まれません

そして、自信のなさから自分の役割(活躍どころ)を明確にすることもできなくなるでしょう。

〜ということで、ここからはタイトルにあるように最高のチームをつくるための「アプリ」の話をしたいと思います。

自己肯定感を高めるためのアプリ、「ポジティブ変換(Be Positive)」というものがあることをご存知でしょうか?

〈西日本新聞 / 2024年6月18日〉

こちらは、これまで「ポジティブ思考」「ポジティブ変換」という2つの機能がありました。

「ポジティブ思考」という機能は、自分の嫌な出来事や状況を入力すると、ポジティブになるためのアドバイスが表示されます。

(例)
「仕事で入力ミスをして、上司に怒られた」
→「心配しないでください。ミスをすることは人間らしいことです。上司が怒っているのは、成果を求めてくれているからです。成長するチャンスとして受け止めましょう」

そして「ポジティブ変換」という機能は、ネガティブな意味を持つ言葉を、ポジティブな言葉に変換してくれます。

(例)
「あの人、器用貧乏だな」
→「あの人、多才なんだな」

素晴らしいですね〜、元気が出そうです(笑)

そして先月、新たに「自己肯定感UPトレーニング」という機能が加わったのです。

こちらは、自己肯定感を上げるために、「自己認知」「自己受容」「自己成長」の3つのジャンルに分かれた、様々なトレーニングを行うというもの。

例えば、

スリーグッドシングス:今日起きた良いことを3つ書き出し、自己肯定感を向上させる方法です。毎日続けることで、ポジティブな出来事に目を向ける習慣が身につきます」

といったように、日常生活に取り入れやすく、継続しやすいポジティブトレーニングを教えてくれるのです。

こうしたアプリなどを活用しながら、まずは自分をしっかりと肯定できるようにする。

その上で、称賛し合える環境を築いていけると良いですね😊

「称賛文化」をつくるアプリ

自己肯定力が身に付いたら、いよいよ称賛文化の醸成です。

そこで今、私が注目しているのが、現場の業務改善を支援するアプリ「TUNAG(ツナグ)」です。

最近、食品スーパーのベルクが導入したことがニュースになっており、知りました。

〈ZD NET / 2024年6月19日〉

TUNAGは、従業員エンゲージメントを高める様々な機能があります。

例えば、「サンクスカード」という機能は、従業員同士で感謝の気持ちを送り合うことができ、隠れた頑張りや行動を可視化

それにより、モチベーションを高め合えます

また「社内ポイント」という機能は、従業員に社内だけで使用できる通貨やポイントを付与し、インセンティブ制度の1つとして運用できます。

MVP表彰制度にポイントを結びつけたり、個人のスキルアップに応じてポイントを付与するなど、活躍している優秀な人材の定着率を高めるために効果的なのです。

アプリがあることで、こうした称賛の想い目に見えて共有し合えるようになると、まさにGoogleの5ヵ条の1つ「相互信頼」が築かれていくのではないでしょうか😊

〜ということで、本日はGoogleに学ぶ「最高のチームのつくり方」と、それを促進するアプリの事例をお届けさせていただきました。

最新のテクノロジーを活かしながら、良き組織(チーム)文化を生み出していけると良いですね。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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