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“良い睡眠” が “良いリーダー” を育てる

column vol.958

本日は「春分の日」

春の本格的なスタートです。

春眠暁を覚えず

という言葉があるように、「春の夜は眠りが心地よいので、朝が来たことを気づかずつい寝過ごしてしまう」

絶好の快眠シーズンとなります。

一方で、ある調査では睡眠に不安を抱えている人の割合は日本国民全体の約8割という結果も出ています。

…さらに、…OECD加盟33ヵ国の中で、日本人は睡眠時間が最も少ないという報告もあり…、睡眠不足は社会課題の1つとなっております…

そんな中、ライフハッカーの睡眠に関する記事に心が奪われます。

優れたリーダーは、よく眠る。

〈lifehacker / 2023年3月20日〉

どうやら、リーダーが良い睡眠を手に入れると、自身のパフォーマンスを高めるだけではなく、チーム全体のパフォーマンスも上がり収益向上につながるそうです。

その理由を読み解いていきたいと思います。

チームプレーの割合が55%向上

IBMの研究によると、偉大なリーダーは、創造性を重視することで、無駄な妥協を排除、現状維持を打破するそうです。

その創造性を支えるのが良質な睡眠

創造的な思考問題解決能力十分な睡眠によって向上することが分かっているのです。

しかも!

驚きなのが、覚醒時よりも睡眠時の方が人は創造的であるという研究結果もあるそうですよ…!(驚)

確かにアイデアを出す際、たっぷりと考えて「もう出ない」と思ったら、そこで切り上げて寝て朝早く起きて考えた方が良案が出やすい

きっと、睡眠中の脳が考えた情報を整理し、創造してくれるからでしょう。

そうして創造力を発揮したリーダーがチームを良い方向に導いていく

さらに、リーダーは良い睡眠の効果を理解し、メンバーの睡眠の質も高めていけることが理想なのです。

それを証明する話がありまして、アサナ社ワーク・イノベーション・ラボの最新の研究によると、現代の組織で最もカギとなるチームプレーは睡眠に左右されるとのこと。

パフォーマンス生理学者であり科学者でもあるグレッグ・ウェルズ博士コーラス・スリープの共同研究でも、参加者の睡眠の質が上がるにつれ、チームプレーの割合が毎日55%も向上したことが判明しているのです。

チームプレーには、高い感情的知性(Emotional Intelligence=EQ)が必要ですが、睡眠が不足していると、このEQが発揮できない

やはり、リーダーは自身はもちろんのこと、チーム全体の睡眠の質を上げたいところです。

社員の睡眠の悩みを個別に解決

そんな中、最近は企業向けの快眠プログラムも続々と生まれています。

その1つがNTT西日本グループ「NTT PARAVITA」が手がける睡眠改善プログラム「ねむりの応援団」です。

3月17日の「世界睡眠デー」に提供開始されました。

(世界睡眠デーは毎年3月の第3金曜日)

〈JIJI.COM / 2023年3月17日〉

ねむりの応援団は、1名辺り1ヵ月税込528円という価格で睡眠に関するセミナーを複数回受けられたり、Zoomなど様々な方法を通じて眠りのパーソナルトレーナー睡眠に関する相談ができるいうサービス。

しかも、相談し放題とのこと。

さらに100名以上が利用する場合、睡眠の可視化が可能な睡眠レポートチケットや、眠りのパーソナルトレーナーが社員にがっつり寄り添いながら改善する睡眠サポートプログラムチケットが付与されるそうです。

実はもともと昨年の11月に、同社から「ねむりのあれこれ」というサービスがリリースされていたのですが、「本当は睡眠不足で睡眠負債が蓄積しているのに自覚がない人に睡眠の重要性を伝えたい」などの声があり、ねむりの応援団としてバージョンアップしたとのこと。

社内全体でリテラシーを上げ、改善に導くようにサービス設計されています。

厚生労働省が21世紀における国民健康づくり運動として10年後の目指すべき姿「健康日本21」として設定していますが、重要項目の1つ「生活習慣の改善」には「睡眠」がキーワードとして含まれています。

しかし一方で、各企業内の意識では「睡眠については個人の時間・問題である」という意見が一般的です。

良質な睡眠が企業の利益を生み出していくという考え方が広まっていけば、今後の重点的な投資項目になっていくでしょう。

寝る前の読書で睡眠の質を向上

ということで、企業単位で「社員の睡眠の質向上」していくという意識は今後ますます高まっていくでしょう。

一方、個人でも当然できることはあります

…ただ、「眠り」についての記事は世の中溢れているので、一般的な方法論は、…そういった記事にお任せしたいと思います。

ということで、いろいろ試してみて、個人的に一番良い方法と感じている快眠法を最後にご紹介したいと思います。

それは、寝る前の「30分程度の読書(紙の本)」です。

この方法論を後押ししてくれるのが、2009年、イギリスのサセックス大学でおこなわれた研究です、

読書には顕著なリラックス効果(ストレス軽減効果)があることが分かったのですが、何と68%ものストレスを下げるそうです…!

〈東洋経済オンライン / 2022年11月15日〉

同時に、心拍数を抑える効果や、気持ちの状態を切り替える効果があることも判明しました。

さらに、読書によるストレス軽減効果を、音楽鑑賞や散歩などと比較した結果も公表されましたが、やはり読書の効果は極めて高かったそうです。

ただし、ミステリー小説などワクワク、ドキドキするような作品だと、逆に眠気が吹っ飛ぶのでご注意を😊

私はちょっと小難しい本を寝る前は選択しています。

そうすることで、勉強にもなりますし、眠くもなる(笑)

一石二鳥の快眠メソッドです〜

30分という時間はあくまでも目安で、開始5〜10分で眠くなったら、そのまま寝てしまいます

さらに眠りモードをつくるために、お香を炊くようにしています。

これによって、個人的には毎日快眠することができています。

ぜひ皆さまも「最適な快眠法」を探してみてください。

ちなみに…

WBCの準決勝、日本が劇的逆転勝利をあげましたね!!

今夜は良い夢が見られそうです〜〜

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