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教育のはしくれ

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塾産業の中で教育などと偉そうには言いませんが、父親として息子たちと向き合ってきた一人としての体験と意見。時代的に早すぎた「イクメン」としての背景から、言葉を零してみます。
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2022年4月の記事一覧

英語のためにも日本語を

英語のためにも日本語を

英語の劣等生が、とやかく言うことではないが、誰かのアドバイスになればと思い、綴ってみる。大学入学の英語は、英語のテクニックだけを身につけようとしても、解けないということである。それより、すぐれた評論やエッセイをたくさん読むことだ。日本語の。
 
大学入試の文章は、一般の評論の英文が用いられると考えてよい。すなわち、日本語の文章の読解に匹敵する内容だということだ。日本語の場合もそうだが、もしも特定の

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言葉にならない

言葉にならない

詐欺師の語りというのは、話だけ聞いていると、尤もらしく聞こえるものである。後から振り返ればその誤りに気づくこともあるし、書いたものを冷静に読めば、騙されないという場合もあるだろう。歴史の中で、集団催眠にかかったように、国民がひとつの破滅的な空気の中に取り込まれ、その空気をつくっていったということを、私たちは悲しい経験として知っている。だが、知っているからといって、それを免れているというわけではない

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カルト宗教に注意

カルト宗教に注意

息子が大学生となった。入学式には、学生は入ることができたが、保護者はだめだった。そのためいまはネット配信というものがあり、家でそれをずっと見ていた。
 
式の後のオリエンテーションまで配信してくれ、学生生活の注意などがアナウンスされていた。その中でまず、気をつけてほしいということで、そのために制作されたアニメーションがひとつだけ流された。アニメとは言っても、紙芝居的なものだったが、ストーリーも声も

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