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こころ

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ひとのこころ、見つめてみます。自分のこころから、誰かのこころへ。こころからこころへ伝わるものがあり、こころにあるものが、その人をつくり、世界をつくる。そんな素朴な思いに胸を躍らせ…
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2023年5月の記事一覧

『「良かったこと探し」から始めるアクセシブル社会』(星川安之・小学館)

『「良かったこと探し」から始めるアクセシブル社会』(星川安之・小学館)

タイトルだけからは、内容が掴みづらい。サブタイトルの「障害のある日との日常からヒントを探る」を見ると、内容が見えてくる。「障害」というのは広い範囲で捉えていて、視覚障害・聴覚障害・盲ろう・肢体不自由・難病・高齢者といったカテゴリーでカバーされている。このことは、最後に「調査」の方法を明かしてくれているところで分かる。
 
最初は、コロナ禍で、店の商品を無闇に触ることが禁じられた不条理な場面から始ま

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助けられるのは

助けられるのは

8日の赤十字デーも12日の看護の日も、世間ではさして話題にならずに通り過ぎてしまった。もちろん、高々個人の誕生日に過ぎない。とくにアンリ・デュナンは、仲間からも外れて不遇な後半生を送ったし、フローレンス・ナイチンゲールも、看護活動そのものはごくわずかな期間しか経験していない。だが、二人の遺したものは、あまりにも大きかった。
 
二人のポリシーは、相反するところがあった。無償をモットーとするデュナン

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響け!ユーフォニアム

響け!ユーフォニアム

インターネットが使える時代というのは、なんともありがたいものである。かつてテレビ放送を見逃したら、もう二度と見られないというのが当たり前だった時代があった。それが録画できるようになり、たいへん便利になったが、録画しそこなうと、もう終わりであった。その後、見たい映画やアニメが、レンタルビデオで見られるようになったことは画期的だった。しかしいまや、インターネットが当たり前になった。外に借りに行ったり返

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春から初夏にかけて

春から初夏にかけて

先月から、また駅前に2人組が立つのを見るようになった。「パンフレットスタンド」というのだろうか、カタログやチラシを半分見せながら幾重にも置いて、自由に持って行くことができるようにしたものを間に、2人が立っている。男女共にきちっとしたスーツ姿である。
 
その日は、乗る駅、降りる駅で、どちらにもいた。じっと立っている。通行人がいくら通っても、直接話しかけるようなことはない。2人はにこやかにしている。

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