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「ポンコツなわたしで、生きていく。」いしかわゆき

「ポンコツ」って人生で何度言われたことか。
ポンコツってアニメやマンガ等の物語だといわゆる属性キャラって感じですが、社会で生きるのは正直なかなかに生きづらく感じます。


せっかく内定を頂いた会社も数か月で体調を崩してすぐに辞めてしまう。
働いて、少しでも収入を得ながら自分らしく生きてみたい。


そんなことを考えていた時に出会った運命の本です。

いしかわゆきさんの、「ポンコツなわたしで、生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす 

言われたことや約束したことはすぐ忘れちゃう。
なんでもない平らな場所でコケて、前を向いてるのに目の前の障害物に足をぶつける。

誰かが話してる途中なのに話したくなって、つい被せちゃう。
やることが急に増えると焦燥感で何も手につかなくなる。

学生のころから朝が大の苦手で、3回に2回は遅刻する。
先生からもクラスメイトからも「遅刻魔」呼ばわりされて、
学生指導の先生からは「就職したら大変だぞ…?」と呆れられた。

バスに乗り間違えたまま、マジで気づいてなくて、終点になって降りて気づく。迷子になった。

旅行に行ってお土産を買っても、いつの間にか手提げの袋がどこかに消えてる。(腕に引っかけてたよな…?どこかに置いてきた…??)


と、このようにドジで抜けてるのが私、立花りさという人間です。

しっかりしたお姉さんになりたいなと思って努力をした時期もありましたが、一向に変化なし&焦ってむしろドジさ全開になったので気疲れしてやめました。

飽きっぽく、一つのことを長く続けるのも苦手です。
仕事も転職と失業を繰り返してます。



それでも、「これが私なんだ」と認めて、自分自身を受け入れたら
自然と周りの人たちも認めてくれるようになりました。

もともと、私という人間をどんな人物か知っていて、それでも気にせず付き合ってくれていたのかもしれません。
大変恵まれているなぁと有難く思います。
居場所を作ってくれてありがとう。


そう思えるようになったのも、この本のおかげでした。
ポンコツって、他人が思っている以上に自分自身が一番分かってるんです。
私のせいで…って、人に迷惑かけてる自覚もあるんです。

だからこそ、社会に出て働くのは会社にも組織にも迷惑をかけてしまうんじゃないかと人間関係の構築にも疲弊して、自分もすごく疲れちゃう。


「ポンコツでも社会で働いていいんだ。自分らしくゆるく生きていこう」
いしかわゆきさんが会社員時代を振り返って、フリーランスとしてライターとなった人生を書いてくださったおかげで、そう思えるようになりました。

書店に行くとたくさんの自己啓発本が置いてあり、
部屋の本棚にもたくさんありますが、
この本は今まで読んだ中でも私の心を大きく揺さぶるものでした。

感動して、そのまま同じ著者の「書く習慣」の書籍も購入しました。
いしかわゆきさんが感じていらっしゃることを、この世に発信してくださったおかげで、私の考え方や価値観が変わりました。

私のお気に入りの作家さんが増えたのも嬉しいです。ホクホクです。
いずれ、「書く習慣」の感想も残しておこうと思います。


いしかわゆきさんはnoteに投稿もしてますので、
気になる方は是非チェックしてみてください。


おしまい

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