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中論 帰敬序.第1章
中論『根本中頌(こんぽんちゅうじゅ)』
帰敬序
この時空に於いては.何ものも消滅する事なく(不滅).何ものも新たに生ずる事なく(不生).何ものも終末ある事なく(不断).何ものも常恒である事なく(不常).何ものもそれ自身と同一である事なく(不一義).何ものもそれ自身において分かれた別のものである事なく(不異義).何ものも我らに向かって来る事なく(不来).我らから去る事もない(不出).戯言(形而上
中論 2.3.4.5.6章
中論 『根本中頌』
第二章 運動(去る事と来る事)の考察
1.先ず.既に去ったもの(已去)は.去らない…
また未だ去らないもの(未去)も去らない…
更に既に去ったものと.未だ去らないものとを離れた.現在.去りつつあるもの(去時)も去らない…
[反対者の詩]
2.動きの存する処には去る働き(去法)]がある…そうしてその動きは現在.去りつつあるもの(去時)に在って.既に去ったものにも未だ去らないもの