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誰かに聞いてほしいような、誰にも聞いてほしくないような、防備録

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  • くだらない話

    でもちょっと聞いてほしい

最近の記事

そしてまたひとつ

歳を重ねまして。 先日の会話。 母「誕生日プレゼントに図鑑を買おうと思うんだけど『鉱物』でいい?」 わたし「え?あ、はい、いいです、けど……なんで図鑑??」 母「いや別に。最近は誕生日プレゼント買ってなかったなと」 わたし「そりゃまあ、いい歳だし……」 というわけで、具体的にどんなものかわからないけど、図鑑がもらえるようなのでワクワクしてます。 なお、妹は『国旗』の図鑑を買ってもらったのだとか。 「国旗の図鑑って案外ないんだよ。国の図鑑もなんか国家情勢がどうのこうの、大

    • 一貫800円

      2008年の話である。 曽祖父(父方祖父の父)の五十周忌が行われた。 わたしの感覚で言えば、曽祖父は仏間の白黒写真でしか知らない存在なのだが、五十周忌を執り行った祖父はとても感慨深いようであった。 そりゃまあ、祖父からしたら父なのだし。そもそも祖父は青年期(たぶん)に病床の曾祖母(祖父の母……養母というべきか)に家を盛り立てることを誓ってこの家に養子に入ったという。 わたしの知らない色々な想いを抱えて養父の五十周忌を執り行ったのだろう。 などと当時も完全に他人事でおもったりし

      • 『姉』といういきもの

        よく長女(というか長姉)というものは「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と我慢を強いられるものだと聞く。 『小説家になろう』でも「欲しがりの妹と奪われる姉」はテンプレ物語のひとつになっている。 わたしは長女である。長子でもある。 1歳半下の弟と5歳下の妹がいる。 が、わたしは幸運にも「お姉ちゃんなんだから」の呪いを全く(いや多少はあったのかもしれないが、ぱっと思い出せない程度には)受けずに育った。 これはひとえに『長女』であった母が、娘には自分と同じ『お姉ちゃん』の呪いを与

        • 『名探偵コナン 100万ドルの五稜郭』観てきた

          タイトルの通りである。 まず自己紹介から入らせてもらおう。 わたしは『刀剣乱舞』をサービス開始の翌日ぐらいからやっている審神者。 長らくログインもままならなかったが、スマホ買い替えを期にまたログインするようになった出戻りである。 『Fate/GrandOrder』のマスターも2016年末ギリギリからやっている。沖田さんの召喚を願い続けながらも未だに叶っていない。 『ゴールデンカムイ』は無料公開のタイミングで最初から最後まで一通り読みはした。 肝心の『名探偵コナン』に関しては

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        • くだらない話
          23本

        記事

          出力が追いつかない

          noteに書くネタを考えては、書く前に時間が経って忘れるを繰り返している。不毛。 毎日何かしら書けたらいいのかもしれないけれど、過去の自分を顧みるに、一度止まってしまうともうそれっきりになる傾向がある。 学校のマラソンもゴールに辿り着いた瞬間、その場に座り込んでクールダウンどころでなかったのを思い出す。日記と同列に語っていいものかはわからないが。 ので、ここnoteでは月に一度続けるぐらいを目標にしている。 書きたいことすら出力が追いつかないので、愚痴や弱音を文字にする

          出力が追いつかない

          安全運転お大事に

          タイトルに意味はないのだけど、なんか思いついたから採用。別にお大事にしなければならない何かは発生していない。 面白かった読切漫画。 読切ならではのスピード感がいい。 で。これ読んで自分の免許エピソードを語りたくなったので、ここに綴ることにした。 この記事を書き上げるまでどれだけ時間かけてんだよというツッコミはセルフでしておく。 MT車はギアチェンジがカッコいい。と思っている。カッコいいよね。 自動車学校でAT車に初めて乗った際に、簡単にスピードが出ることに心底ビビってし

          安全運転お大事に

          悪夢は終わらない

          タイトルが出落ちなのだが、まあちょっと聞いてほしい。 長年悩まされていた悪夢から解放された、という話をしたのは数ヶ月前のことだったと思う。そろそろ半年か? 上記のnote後半で話している、辞めたはずの前職を手伝う羽目になる夢だ。 散々振り回され、堪忍袋の尾が切れて辞表を叩きつけて以降は、現実ではすっぱり縁が切れている。 近くに行くことはあるが、店には辞めて以降入ったことはない。諸般の事情で改装もされたし、月日が経って人も入れ替わってわたしを知る人もほぼいなくなってるんじゃ

          悪夢は終わらない

          懐かしさにも似た、

          高齢者の運転ミスによる事故のニュースはもはや珍しくもないが、夫の暴走運転を止めようとして助手席の妻が亡くなったニュースを小耳に挟んで気落ちした。 何年か前にも夫の暴走運転をなんとか止めようとした妻が亡くなったニュースを聞いて落ち込んだっけ……いやあの時は夫婦どちらも亡くなったんだったか。 人が亡くなってるから、それが免色もない赤の他人であろうと悲しくなる。という最もな理由の他に、祖父母のことを思い出して重ねてしまったから、というのもある。 いや、祖父母を事故で亡くしたわけで

          懐かしさにも似た、

          呪いを捨てたい

          とあるニュースにつられて、自分の中の恨みつらみが引きずり出されている。 わたしは漫画家ではないけど、読者として長年の思うところがあるんだ! 小◯館もだけど、講◯社!! 恨みつらみの内容については割愛するけれど、お前そんなに怒ってたのか……と自分でもドン引きするレベルの怒りがそこにはあった。 しかし。わたしは怒りや恨みつらみを原動力に変換できないタイプである。 怒りも恨みつらみも悲しみも苦しみも、抱えているだけでひたすら疲弊していく。 なので捨てたい。せめて蓋をして忘れたい。

          呪いを捨てたい

          シンプル・イズ・ベスト

          とはよく言うし、わたしもシンプルなものを好むのだけど。 我が家のお雑煮はシンプルにもほどがあると思う。 田舎味噌(で呼称は合ってるのだろうか。大豆で作られてる甘くも辛くもない味噌なのだが)の汁に、焼いた丸餅を入れ、お好みで鰹節をかけたりかけなかったりするだけ。 お雑煮というか、餅の味噌汁といった方が想像しやすい一品である。 餅が溶け出すのか、普通の味噌汁よりかなりどろっとした汁になっている。 うちの母は料理が得意な方であり、母の実家のお雑煮はもっと違ったらしいのだが、嫁に来

          シンプル・イズ・ベスト

          今年は吉

          家族の予定合うの今日しかない。と突発的に初詣に行くことになったのは日付の上では昨日の話。 一昨年だったか、それぐらいからちょっと遠出して大きめの神社に詣でるようになった。 こどもの頃は、山を超えて県外の恵比寿神社に詣でていたが、祖父の要望だったようだ。 我々子世代(我が家基準)の成長とともに予定が合わなくなったからか、祖母が病に冒されたからか、どういうきっかけだったかいつの間にかそちらに詣でることはなくなってしまった。 しばらくは近所の氏神様に詣でたり詣でなかったりしていた。

          今年は吉

          もういくつ寝ると、

          明後日はクリスマスイブだし、お正月まで十日を切っている。 ……冗談にしては悪質では? 残念ながら冗談でなく純然たる事実でしかない。 クリスマスにテンションが上がるタイプなのだが、これといって予定はない。せいぜいイブの夜にはチキンを食べる程度だ。 クリスマスとはまったく関係なく献血の予約は入れてあるが。 サンタ帽子でも被っていけばクリスマスっぽいだろうか。 妹から本気でやめろって目で見られる予感しかない。10年ぐらい前(もっと前か?)にサンタ帽買って浮かれて被ってた時、そうい

          もういくつ寝ると、

          そんな日もあったんだろう

          データフォルダの写真を見ていたら、シャンプー・コンディショナーの容器の写真が見えた。 撮影したのは去年の12月、およそ一年前だ。 ちょうどその頃、詰め替えを買いに行ったら『いち髪』の新パッケージが販売されてて「なにこれかわいい!!」と大はしゃぎで本体と詰め替えをまとめて買ったのだった。 後日、別の店で本体がシャンプーとコンディショナーのセットで箱に入って自分が買ったときよりもかなりお安い値段で売られてて唇を噛んだりもしたが、そういうセット売りでちょっとお安いものを別の店で探す

          そんな日もあったんだろう

          結婚に不向きな体質

          「基本的に労働に不向きな体質」とは、高橋葉介先生の『夢幻紳士【幻想篇】』のあとがきに記された夢幻魔実也氏のお言葉である。 言いてぇな、そう言って働かずに暮らしていけたらな……できないのは百も承知ですとも。わかってます。わかってます。 それはさておき、タイトルはそちらのお言葉から拝借したものでございます。 真面目な話、わたしには結婚に向いてないどでかい要素が3つある。 「自分の世話もできてない人間が他人の世話などできるものか」 わかりやすく言えば、生活力がなさすぎる。 本来

          結婚に不向きな体質

          名前の話(蛇足)

          わたしの名字はハンコ売り場でまず見つからない程度に珍しい(親戚縁者にも同じ名字はない。近隣で同じ名字を見かけることもあるが親戚縁者ではない)のだが、名前の方はごくありふれている。 昔サービスエリアなんかにあったお名前キーホルダーは売り切れてることが多かったぐらいには、ありふれいる。 中学の時、同じ名前が3人いたし、その中の1人とは漢字も同じだ。 芸能人にもちょこちょこいるし、ドラマや漫画でも見かける。あまりいい役でないことが多いが。 デフォルト名で読んでた夢小説のラストで呼ば

          名前の話(蛇足)

          誰ぞやの名前の話

          さっきつぶやいたが、何かnoteに書こうと思った話があったはずだが何だったっけ忘れちゃった……となっていたが思い出した。 「職場でKさんだと思っていた人が、Tさんだった」話だ。いやこれでは語弊がある。わかりやすく正確に言えば「職場でKという名字だと思ってた人の名字がTだった」話だ。 わたしは職場では下っ端である。業務上必要な会話はかなり少ない。人の名前を呼ぶこともほぼない。 元々人の名前を覚えるのは苦手だ。前職ではかなり会話の必要もある相手の名前(厳密には名字)を覚えられず

          誰ぞやの名前の話