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誰ぞやの名前の話

さっきつぶやいたが、何かnoteに書こうと思った話があったはずだが何だったっけ忘れちゃった……となっていたが思い出した。
「職場でKさんだと思っていた人が、Tさんだった」話だ。いやこれでは語弊がある。わかりやすく正確に言えば「職場でKという名字だと思ってた人の名字がTだった」話だ。

わたしは職場では下っ端である。業務上必要な会話はかなり少ない。人の名前を呼ぶこともほぼない。
元々人の名前を覚えるのは苦手だ。前職ではかなり会話の必要もある相手の名前(厳密には名字)を覚えられず内心困っていた。名前がわからないと必要な会話もできやしない。
前職は名札が、今の職場では社員証があるが、まじまじと見ていられるものではない。特に社員証の方は、名札ほど名前がはっきり見えない。じっとしててくれないと読み取れないし、人によっては定位置にない。
いやまあ社員証が裏向きになってるわたしが言えたことではないが(別に意図的に裏向きにしているわけではない。動き回るうちに気づいたらひっくり返っているのである)

今の職場で働いてそこそこ長いが、いろんな部署の人が動き回っている。異動で社員さんが入れ替わることもある。
顔は見慣れてても自己紹介してもらったわけではないので名前がわからない。いろんな人の会話から「この人は◯◯さん」とふんわり把握していく。
それで冒頭の話に戻るのだが、Kという名字の男性社員さんがいる。その人の奥さんも部署は違うが同じ拠点で働いている、という話だけ人の会話の流れから知っていた。
なのでわたしは、この人がKさんの奥さんかな……となんとなくで判断していたのだが、今日(日付的には昨日)別の女性社員が「K夫人」と他の社員に呼ばれている場面を目にした。(割とこの職場は軽口や茶番が飛び交っている。わたしはそのやり取りの輪に未だ入ることなく聞くともなく聞き見るともなく見ているだけだ)
……あれ?Kさんの奥さんってあの人なのか??じゃあ今までわたしがKさんの奥さんだと思っていた人は???
たまたまその人が近くで別の人と話していたので、気づかれないように社員証を凝視した。そこに書かれていた名字はKじゃなくてTだった。
わたしからしたら長年の勘違いが明らかになり、まさしく晴天の霹靂だったのだが、そもそもそんな勘違いが発生しているとはわたし以外の誰一人として知る由もない。なのでこうしてnoteに吐き出している。なんてこった。
そんな衝撃展開を経ても、やっぱりわたしは他の人達の名前を知らないまま、ふんわり雰囲気で仕事をしているのであった。

人の名前を覚えられないのは興味がないからだろうか。
忍たまの名前もあんスタアイドルたちの名前も覚えられたのだから、記憶力が全くないわけではないだろう……とは思うが。
『落第忍者乱太郎』はキャラが出てくると「◯年◯組◯◯委員会の◯◯」みたいに説明セリフで紹介してくれる。ひさしぶりの登場キャラは「どこどこでこういうことをしていたあのキャラ!◯巻を読んでね」みたいに振り返ってくれる。主役の乱きりしんでさえ毎巻冒頭で自己紹介してくれる。
あんスタのアイドルたちもストーリーではゲームウィンドウに名前が表示される。フルネームではないが、今しゃべってるのはこの子ですと名前が出るのだ。
……覚えやすさが段違いだと思うのだ。(実際のところ、フルネームはたまに思い出せなくなることもある)

はたしてわたしが人の名前を覚えられないのは興味がないからだろうか?
漫画を読んでいて好きなキャラだなと思っていても名前を覚えていないことは珍しくない。
ストーリーは覚えていても、そこにいるキャラの名前はうろ覚えだ。発言前にググって確認する。うろ覚えの名前すらでてこなくてググれないことさえある。

懺悔すると、Twitterのフォロワーさんの創作のキャラの名前も覚えきれてないので、お名前をお出しする際には過去ツイートなど確認することもある。いやちゃんと覚えられてるときもあるけど。
なんなら自分の創作キャラの名前も忘れることもある。ちゃんとメモしておかなければいけない。下手するとどんなキャラだったかも忘れる。メモ大事。

わたしが人の名前を覚えられないの、興味がないからだろうか??
真面目になんらかの欠陥を抱えている気がする。その欠陥に対処するリソースはないので深くは掘り下げないが。

奇特なお方向け