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初めて会ったかのごとくに
今日、父を20年来診てくださっている整体の先生の言葉が胸に突き刺さりました。それは、「初めて会ったかのように」というものです。どういうことかというと2つの対象があります。
1つ目は患者さんを診るときに、この人は、腰が悪いから腰を中心に施術しようなどと初めから先入観を持たず、あたかも初めて会ったかのように施術に入るというのです。
当然、今日、身体の具合の悪いところはどこですか?とかは質問します
「目配り、気配り、心配り」
目配り、気配り、心配りについてみてみましょう。
目配り:いろいろな細かいところに、注意を行き届かせること。
気配り:あれこれ気を使うこと。思いやり。
心配り:相手の立場になって、あれこれと気をつかい考えて行動すること
これは茶道だけでなく職人の世界でもよく使われる言葉で、この三配りができるようになるため、お稽古、仕事を通して日々精進していると言っても過言ではありません。
茶道
「お続きいかがですか? お先に失礼いたします。」
第1回、第2回とちょっと長かったので、テーマを絞って短くしてみました。
茶道の習い始めの時に教えて頂く礼儀作法の1つに、「お続きいかがですか?」「お先に失礼いたします。」があります。これは、お抹茶を複数人並んで一緒に飲むときに、周りへの配慮の言葉です。
3人で並んで飲む時を例にとってみましょう。
まず、最初の方(正客と呼ぶ)にお抹茶が運ばれてきます。そうすると正客は、お茶を取り
「茶道 と 合わせる」
第2回は、「茶道 と 合わせる」についてお話したいと思います。
辞書を引くと、合わせるとは、物と物とを一致・調和させる、あるいは、一つにするとあります。
ある宗匠は、茶道の英訳は、Tea ceremony だが、セレモニーではないような気がすると仰る方がおられます。
そして、tea is harmony お茶はハーモニー。一杯のお茶をみんなで飲んで調和することが醍醐味だと。まさにその通りだと