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猫猫ネコ

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お~い、猫よ

空あくまで高く

空気 澄み渡り

風に揺れるボクたちは

キミたちを待ってるよ

猫よ 猫

日向ぼっこもいいが

ボクと戯れないか

鴉VS猫

鴉VS猫

本日、帰路、実に面白い光景を見た。

一瞬、黒い塊が二点、じりりと近付いたり離れたり、

強風でゴミ袋でも動いているのか?と思えば、

何と、鴉と黒猫が対峙しているのであった。

場所は地面。

地の利、当然優勢だと思った黒猫に、彼の持たざるスキルを放棄して

飛ばずに

真正面から近寄る鴉ありき。

以前、我が家に居た猫は、木登り上手でありまして、
隣家の柿の木に登り、

こちらも柿を常食として

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愛猫

愛猫

この子は、雨降る真冬に居た。

妹であろうか同じ長毛の白い猫と二人、身体震わせ、

我が家の傍で蹲っていた。

こんな雨の夜に捨てなくても良いものを・・

美しい白猫、ゴージャスな毛並みにブルーとグリーンの混じった瞳。

ちんちらと何やらのハーフだったのか?

妹は少し鼻べちゃの、ベルシャ猫の面差し。

純粋種にあらざる仔猫だから、その何某は捨てたのだろうか。

命名:この男の子、ナポレオンw 女

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仔猫

仔猫

常夜灯に照らされて

小さなうずくまった影ひとつ

小さい仔猫

動かない・・・

冬に産まれた仔だろうか

あぁ・・・仔猫が我が家の前で死んでいる

車に轢かれたの?

捨てられちゃった?迷子?

まだ母乳を欲する月齢であろうに!

必死で何処からか歩いて歩いて

うちで息絶えたのね・・・

生き物の死は狂おしく悲しい

常に家人に似ておっとりした我が家の猫たちとともに

手を合わせ悼む

今か

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老女と猫

老女と猫

視るでもないテレビをつけっ放し、

その老女は、彼女より余程大きな丸々した猫を膝に置き

無言で微笑む。

痩せた手で、目を細めて猫を撫でる。

いつもの時間、いつもの老人が訪れる。

いつものように犬数頭を引き連れて、老女の姿を認めると

ニコリと会釈する。

「やぁ、Rさん。また犬が一頭死んじまってのぅ。補充せにゃいかん。」

「何故、貴方はそんなに犬を飼うのですか。犬がお気の毒じゃありません

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らいおんになりたかったねこ

らいおんになりたかったねこ

「僕はいつか立派なライオンになる!」

昨日の猫集会で雉猫のポヨンは宣言した。

みゃははは~。ふぎゃ~。にゃひゃひゃ。
皆が皆、お腹を抱えて僕を笑った。

一番の親友だと思ってたクロまで笑った。
その名のとおり艶やかな黒の短毛に金色の目。僕と正反対の彼は凛凛しくて

僕の憧れだった。

いつか皆の前で「僕は絶対に犬になる」って口走って以来、皆から

「へいへい、ポチ」って呼ばれるようになった。

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猫

雨上がり

毛の濡れそぼりし猫戻り

そのしなやかなる肢体で
つんつんと乱れた毛を舐めり

やがて
みゃお?と小首傾げ
我が顔を凝視す

何やら問うような視線に
苦笑いし

あぁ、今夜は元気よと
猫のしっとり湿った毛並みに
顔埋めたならば

ひょんっと
軽やかに我が手から逃げる

この奔放さがよいのだ

そのうち
気が向いたなら
我が枕元に飛び上がり

朝まで顔の傍にて
ぴゅーぴゅーと

風のよう

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吾が輩の名はバロンである

吾が輩の名はバロンである

いや、正真正銘、目と目が通じ合い、数多の猫がにゃおにゃお鳴いている中、

彼女は、ボクに手を差し伸べた。

彼女は、ボクの光沢ある黒い毛並みと気品ある目の輝きをうっとりと見つめ

「あなたの名前は・・男爵、バロンよ」と宣言したのだ。

それが二年半前。

彼女の周りのヒトが、「バロンだって~!?どこが男爵よ、熊じゃない」と

笑ったのをボクはしかと観た。

が、バロンなのだ。

ボクより前に住み着

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嗚呼 猫よ猫

嗚呼 猫よ猫

わたしの愛する黒猫よ

共に夜空を見上げよう

わたしの愛する黒猫よ

瞬きもせず凛として

何をお前は見ているのです

嗚呼 空に一番近いそのような

屋根に上り、わたしは

着いて行けないではないか

降りておいで、と手を伸ばしたら

何ともまぁ、意地悪な

屋根伝いに木に飛び移り

その身軽な身体を

先端の細い小枝にと進める

夜だと言うのに、鴉の声が聴こえます

貴方じゃ、鴉に勝てますま

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