子の心、親は知らず
数十年前になるが、子供達の進学した学校の都合で、主人が息子と、私が娘達と暮らし、車で片道3時間程かかる場所に離れて住んでいた。
娘が今年受験で一番下の子がまだ小さかった為、なかなか息子にも会いに行けず過ごしていた頃、何だか息子の様子がおかしいと電話越しに気づき、アポ無し訪問をしてみる事にした。旦那が夜勤で出かけ、1時間程たった頃、息子達が住んでいるアパートの呼び鈴を押した。息子が「今日は早かったね」と言いながらドアを開け、私の存在に気づくとかなり驚いた。「仕事でこっちに急に来