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ぼくのしょうらいのゆめ

サッカーせんしゅがぼくのゆめ。
ともだちとサッカーせんしゅになる。
ともだちのパスをもらってドリブルシュートをきめる。
ずっと、いっしょにいれるきがするから。
ずっと、ぼくたちはさいきょうなきがするから。


↓企画のご紹介と文章の背景はこちら。


毎週金曜日にお題を頂戴し、皆で作品を投稿する
とらねこさんの「文豪へのいざない」に今週もお世話になりました。

お題はわたしの小学生の夢[100文字日記]。
100文字なのが特徴で、行間を読んで頂くことを考えるのは中々難しいです。

せっかくなので小学生になりきりました。

昔、将来の夢について、絵と文章を書く宿題がありました。

サッカークラブに入っていたのもあり、サッカー選手を夢としたことを覚えています。自分1人の絵ではなく、友達も一緒に絵に含めました。

今回は、その絵への気持ちを推測して、文章にしました。

友達や親友とサッカークラブに入って、放課後もよく遊んでいました。
この時間が続けば良いなあ。とやんわりと思っていましたね。

だから、放課後の遊びの延長線上でプロになりたいと書いたと思います。
一生、パスを貰って、僕がゴールを決めて、遊んで暮らしたい。

そんな気分が2-4行目ですね。

印象深いのが描いた友達は、僕の親友じゃないところです。

親友とは一緒にいたい。ただ描くのは親友じゃない。

それは誰かと言うと、クラスでカッコ良いと言われていた子です。僕はイケメンでも何でもないですが、当時足が速かったのもあり、どちらかというとモテるグループにいました。

宿題の絵日記は黒板に張り出され、皆が読みます。

小学生ながら、カッコイイ絵になるように、彼を選んだんでしょう。

低学年の小学生というのは少しずつグループの中の自分を
客観視出来るようになる年齢なのかなと僕は思います。

また小学校という井の中の蛙なコミュニティ。
このコミュニティ内での最強感。これも気持ちとしてあったでしょう。
僕たちは井の中で自由でした。

このグループ意識の中での自身の立ち位置の居心地の良さ、
それが5行目の「ずっとさいきょう」として、浮かんできました。

実は結局、その後、すぐにサッカーは辞めました。

外部でボーイスカウトで秘密基地を作ったり、お歌を歌ってる方が100倍楽しかったからですね。あんまりスタメン争いとかライバルがいる環境ってのに馴染めない性格でした。どうぞどうぞ、勝手にどうぞと諦めるのが僕。

ボールを蹴って誰かと比較し続けるより、みんなと一緒にごーはんだ、ごはーんだ、さあーたーべよーって歌ってる方が楽しいので。

みんなで歌うことが目的、全てが重なる大合唱。
音痴も上手いもない世界。

この感覚は多分、今も変わってないです。
ただただ、戦闘民族と真逆の性格なだけかも知れません。

企画を通して、昔描いた絵や読書感想文などを大人になった僕が見て、
何を感じ、どう当時の心情を想像するのか。

ある意味ネタ作りにも繋がる示唆を得ることが出来ました。

今回のお題と前回の作品はこちらです!



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