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読書録

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30代からはメンタルマネジメント必須だと思う

徐々に生物としてのピークを過ぎてきたことで、体力や集中力も落ちてくる。さらに、仕事において立場や責任が大きくなり、答えのない問いに向き合うことが多くなる。さらにさらに、結婚や子育てなどの新しい体験も始まる。

仕事の裁量が広がり与えるインパクトが大きくなること、多くの人との関係を構築したりチームとして一体感を出すこと、子育てや結婚など大事な人との関係をさらに深めることなど、それぞれ非常にエキサイテ

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先行きがわからないからこそ「生き方」を考える。

大学生のとき、自分は何をしたいのか、何のために生きるのかわからず、日々を無為に過ごしていました。大学を卒業してからは、とにかく毎日生きるのに必死で、そのようなことを考える時間があまりありませんでした。

仕事がちゃんとできるようになりたい

世の中を生き延びる力をつけたい

できれば家族が欲しい

そんなことを考えつつ、毎日苦しみながらも仕事を頑張っていました。

そんなこんなで10年以上社会人を

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『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』はジャンプマンガだった。

『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』はジャンプマンガだった。

高校の先輩であり、過去一緒に仕事をしたこともあるメン獄大先輩が、超具体的な経験とともに「コンサルティング会社で生き残るためのすべて」を書き下した檄文、それが『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』だ。

ぼくは当時、筆者のような中核的人材になることはできなかった。読みながら、「自分もこのような生き残り方をしたかった」と悔しく思い、一方で「サバイブしたかどうかもわからないなかで、本書に書か

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読書録019:心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

読書録019:心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

読書録019です。精神科医である中村恒子さんの「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」です。

前回の読書録「反応しない練習」に引き続き、日々起こるいろいろなことに対する捉え方、ストレスや悪感情を溜めずに健康に生きるためのコツについて深く学びたく、読んでみました。

本書からの抜粋特に野望もなく、子どもを育てるためにお金が必要やから働いてきた。そしたら子どもたちもとっくに独立して、私もええ歳にな

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読書録018:反応しない練習

読書録018:反応しない練習

読書録018です。僧侶である草薙 龍瞬さんの「反応しない練習」です。

ぼくは現在外資系企業の日本法人の立ち上げおよび事業拡大をやっています。まだ日本法人の規模がそんなに多くないこともあり、意思決定だけでなく、プレイヤーとしてもさまざまな業務を実施しています。そんな中、どうしても追い込まれてしまって表情が消えてしまったり、体調を壊しかけることもありました。

その影響が自分だけであればよいのですが

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読書録017:1位思考

読書録017:1位思考

読書録017です。アンカー・ジャパン株式会社代表取締役CEO、猿渡 歩さんの「1位思考」です。

1位思考のページより、猿渡さんのプロフィールを抜粋します。

コンサルタント→PEファンド→外資系企業の日本法人立ち上げ&経営、というキャリアを歩まれており、とても素晴らしい実績を残されています。また、以下の日経新聞の記事だと2021年4月12日時点で34歳だったとのことなので、この記事を書いている2

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読書録016:「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術

読書録016:「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術

読書録016です。「"答えのないゲーム"を楽しむ 思考技術」です。

著者は高松智史さん。元BCGのコンサルタントで、現在は「考えるエンジン講座」を提供する株式会社KANATAを経営されています。ぼくも「考えるエンジン講座」を受けさせていただきましたし、今も大変仲良くさせていただいています。YouTubeチャンネルにて対談させていただいたりもしています。

高松さんが日々仰っていることをギュッと濃

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読書録015:シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

読書録015:シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

読書録015です。「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」です。

また「シリコンバレー系」の本か…と最初思っちゃったのですが笑、非常に良かったです。自分の価値観と非常に近しいものがあり、それが非常に明晰に言語化されていました。「1日1時間、数学 or 哲学 or 科学の読書」「幸福とは平安である」「寝ながら瞑想はどちらにしても勝ち」「スマホを触る時間は例外なく悪」など、すぐに行動に移

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【3万字超】「達人のサイエンス」を全力で解説してみた

【3万字超】「達人のサイエンス」を全力で解説してみた

こんにちは!デンタルケア、および透明マウスピース矯正サービスを提供している会社、Zenyum Japan(ゼニュムジャパン)の伊藤と申します。

Zenyum Japanの立ち上げ、および社長就任からそろそろ1年が経とうとしています。ぼくにとって初めての経営者経験であり、しんどいことがなかったといったら大ウソになります。笑

もちろん楽しいことも嬉しいこともたくさんあり、そのしんどさも自分にとって

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読書録014:自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事

読書録014:自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事

読書録014です。元自衛隊の下園氏による「折れないリーダーの仕事」です。

会社経営は長期戦です。3ヵ月やって終わり!!というものではなく、数年、もしくは数十年という単位でビジネスを継続していく必要があります。そのような長い期間パフォーマンスを発揮していくために、自分自身やチームのメンタルをいい状況に保ち続けていく必要があります。

長期的にパフォーマンスを上げ続けるチームを作る、というのは言うは

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読書録013:科学的な適職

読書録013:科学的な適職

読書録013です。サイエンスライター、鈴木 祐氏の「科学的な適職」です。余談ですが、名前の漢字が一緒で親近感を勝手に持っています。笑

基本的な想定読者は「どのようにキャリアを築いていけばよいのだろうか」と悩んでいるビジネスパーソンでしょう。ただ、ぼくがこちらを読んだ背景は少し違います。

今後、「ここで働けて良かった!幸せだ!」とみんなに思ってもらえるような組織にすることはぼくにとってとても重要

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読書録012:不変のマーケティング

読書録012:不変のマーケティング

読書録012です。経営コンサルタント/マーケター、神田昌典氏の「不変のマーケティング」です。

過去、お客様との接点は、対面でのおしゃべり、ダイレクトメールや電話、ファックスなどが中心だったと思います。もちろん現在でもこれらは引き続き有効である一方、LINEやメールなどのデジタル化がどんどん進んでいっています。しかし、マーケティングやセールスにおいて、「お客様の心を動かし、行動に移してもらう」とい

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読書録011:HARD THINGS

読書録011:HARD THINGS

読書録011です。シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)、アンドリーセン・ホロウィッツ創業者、ベン・ホロウィッツの「HARD THINGS」です。

ビジネス書として学べるところはもちろんたくさんあるのですが、「起業家」「経営者」のリアルなストーリーが赤裸々に語られており、「自分は本当にこのような経験がしたいのか?」と自問自答するためにも大いに有用な本だと思います。

この本を読んで、「自分

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読書録010:社長のための時間の使い方

読書録010:社長のための時間の使い方

読書録010です。マーケティングコンサルタント、ダン・ケネディ氏の「社長のための時間の使い方」です。

ぼくは、アクセンチュアでの最初のプロジェクトでタスク管理ができな過ぎ、パニックに陥ってしまっていました。ただ、それ以降はその失敗経験を活かし、時間の使い方やタスク管理についてはしっかり勉強と実践を繰り返し、ほぼ困ることはなくなっていました。

しかしながら、「社長」という立場になると、今までのタ

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