とあるコンビニ。
コンビニワークの最前線「レジカウンター」。
店員はここを挟んで来店するお客様と対峙し、会計を済ませた様々な商品が通り過ぎていく。
ここで綴られるのはレジカウ…
- 運営しているクリエイター
#小説
美容室に行くと恋人ができるという噂
「山口さんって髪切りました?」
OLっぽい女子が会社の先輩と思わる男性と話している。
ランチタイムのコンビニエンスストア。
「そうなんだよ、やっと先週切ってきたよ」
「わたしも先週切ったんですよ」
「え?キミちゃんも?奇遇だね。だからか。いつもよりカワイイと思ったんだ」
お昼の休憩時間。
先輩後輩のやりとり。
聞いていないフリをしつつバッチリ聞いているボクも先週髪を切ったのだよ。
美容室に行った人
コンビニでの露出度が高めのお客様への対応
夏の到来。
どれだけ楽しみにしていたことか。
女性客の露出度が高くなる季節。
店のドアが開く。
抜群のスタイル。
白のタンクトップと白のデニムパンツ。
ホワイトコーデが眩しすぎるぜ。
美女子の来店だ。
何度目のデートになるんだろう?
ふたり並んで座る夕暮れのベンチ。
「店長、今日も暑かったね。こんなことなら水着持ってくれば良かった」
「こんな素敵な夕日が一緒に見れたんだ。それだけで最高だよ」
「ご
コンビニ店長のお仕事 情報戦
コンビニ店長の仕事は、注文や会計、スタッフの勤怠管理など。意外にデスクに向かってする仕事も多い。
ボクが事務所で仕事中の時でも、ウチの優秀なスタッフたちはレジ対応や売り場の管理をすると同時に店内で起こる様々な出来事をボクに報告してくれる。
毎朝8時にホットコーヒーとマルボロメンソールボックスを必ず買って行くオトナな雰囲気の女子は先週あたりから彼氏が変わったという話。
夜10時に来店するド派手なワン