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20240128 川内追廻、川内亀岡町、川内三十人町、荒巻青葉(仙台市) #風景誤読

この日は、たかしな(本記事の筆者)、りなさん、みずさわ先輩、ちだたくさんの4人で青葉山周辺を歩いた。

この散歩は以下のふたつの散歩を意識しながら行われた。

1.〈誤読ノート〉に寄せられた、ちびまるさんによる青葉山散歩

2.りなさんによる青葉山(川内追廻)散歩

ちびまるさんの誤読ノートは印刷して同行者全員に配布し、ところどころそれを読みながら歩いた。川内や追廻を歩くことで、ちびまるさん(誰かは全然知らないのだが)の毎日の生活と、りなさんの最近の関心事、このふたつをうっすらと辿ってみた。

※りなさんもこの日の散歩を記事にしています。私たち(たかしな・みずさわ・ちだたく)とりなさんが途中で別れて歩くシーンがあり、また、私の記事は意図的にたくさんの情報を抜き落としているので、コミカルなエピソード満載のりなさん記事もぜひ一緒に読んでみてください。



1、川内追廻:竜ノ口橋と不在の生活感

国際センター駅で待ち合わせて、まずは4人で川内追廻に向かった。

青葉山公園
何か(紙?シール?)を踏んだまま、構造物が設置されている。みずさわ先輩が発見
ドッグラン?
公園はいまだ至る所で整備工事が行われているようで、立ち入り禁止の看板が多数設置されていた。

りなさんは追廻地区をもっとのんびり歩きたいようで、立ち入り禁止の看板を越えて歩いて行ってしまった(一応、みずさわ先輩が静止の声がけをしていたが)。私とみずさわ先輩とちだたくさんの3人は、りなさんと別れて、川に沿ってずんずん南下し、テニスコートのある方へと歩いて行った。

ちだたくさんは学生時代、テニス部だったらしい。高総体の会場はいつもここだった。「決勝の会場はこっちで」「だいたいいつもこの辺に陣取って昼ごはんとか食べてたな」みたいな思い出を話してくれた。

路上の生活感。ちだたくさんの事前情報のとおり、ホームレスの根城があった

そのままずっと南下していくと、行き止まりが見えてきた。

こんなところに橋が。竜ノ口橋(たつのくちばし)。竣工は昭和62年5月17日とある。
このへん
橋の末端に看板、の跡
空き地、その刹那的な現状、「ごみ投棄禁止」の看板がささっている

橋を渡ったさきには何もない空き地のような空間が広がっている。みずさわ先輩たちと「家か何かがあったんだろうね」と話した。ひとが川を渡りたくて橋をつくるのだから、ひとが川を渡りたくなるような何かがここにはあったのだろう(などと、当たり前のことを呑気に思う)。しかし、それがなくなってしまえばこの空き地も、さっきの橋も無用の長物で、もはやひとが渡ることもない。いつか全部無くなるかもしれない。別のなにかが作られるかもしれない。ただ、とりあえず、いまはこの無用の状態で残されている。

(あとで緑彩館の展示スペースにあった追廻地区のジオラマを見て、竜ノ口橋の先にはやはり何戸か建物があったことが分かった。ただ、何年前の追廻地区を再現したものだったか確認し忘れた)
(2021年、NHKてれまさによって竜ノ口橋が取り上げられている。その調べによると、橋のさきの建物は民家だったらしい。また、この地域で採掘された亜炭を運搬するために使われた橋だった、とも。)
道を戻る、東屋、不在の生活
私が中学2年生くらいのときに読んでいた小説が散乱
ほんの数時間前に逃げ去った、というような
みずさわ先輩「こいつ、Panteneなんてけっこう高級なシャンプーつかってる」

青葉山公園のほうに戻って、緑彩館でりなさんと合流した。お昼ご飯を食べるために川内亀岡町方面へ歩く。

2、川内亀岡町:スタミナラーメンさわき・亀岡八幡宮

何かが見つかり、何かが撮影されている瞬間
スタミナラーメン。ものすごく辛くて苦しかった。食べた後で「辛味抜き」にできることを知った。でも美味しかった

会計をしたら、これ良かったらどうぞ、と人数分のアイスをくれた。

会計をしたあとなので、アイスを食べるのは外。1月の寒空の下、冷た〜いアイス。店外に置いてあるゴミ箱にアイスのゴミがたくさん入っていた。みんな通ってきた道なのか
さわきの建物外壁。うっすら「エンドーミート」と読める。お肉屋さんだったのか

亀岡八幡宮に寄ってみることに。

手すりのない急な階段
石段のひとつひとつ、バラバラに浮いたり沈んだりしている
仙台中心部の高層ビル群が見える
一瞬、小屋が埋まってんのか?とおもう
曇ってて暗い

お参りしたあとは石段を再度降り(降りる方が100倍怖い)、ちびまるさんの描いたイラストを見ながら坂道をのぼる。

3、荒巻青葉〜川内三十人町:蛇行する坂道、階段、廃墟

一行
急カーブ

蛇行する坂道をいく。

川内配水所

成田山仙台別院、みずさわ先輩が「でかい仏像がある」と言っていたので行ってみることに。尚絅学院近くの広瀬川の河川敷あたりからも薄ら見えるらしい。近くに住んでいたのに全然知らなかった。

ちびまるさんのイラストを読みつつ、道のうねりを辿る
いる
成田山別院の向かいに謎の施設。マップで調べても出てこない。表札も看板もない。廃墟?
敷地がかなり広い
4人で色々と想像を巡らせるもよく分からず

このあたりで引き返す。さっきとは違う道を辿ってみる。

みずさわ先輩は以前このあたりを歩いたことがあるらしい。川内三十人町の住宅の隙間を縫うように階段があり、ここを降りていくとさっきの亀岡町に戻れることを教えてくれた
階段パートと住宅パートが交互に来る
最後の階段パート
調整池
いつの間にか素っ頓狂な場所を歩いているちだたくさん
合流
青葉山・川内の風景。住宅と住宅の間は平坦な道がなく、ずっと坂。徒歩移動しやすいように階段が設置されている。道のうねり、勾配、抜け道的な階段、視覚的にも触覚的にも複雑で面白い
有名な廃墟
鬱蒼と生い茂っている。それにしても豪邸
眺望
なんて?
この近辺、豪邸が多すぎる
シミュラクラ現象。上のふたつが角みたいでかわいい


[たかしな]

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