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UoPeopleのMBAは取得が簡単?!卒業までの道のりとやるべきこととは?

UoPeopleのMBAについては詳しく書いている方もいらっしゃるのですが、ここでは僕の個人的な感想を書きます。これからUoPeopleでMBAを目指す方やオンラインで海外の大学や大学院へチャレンジしたい方などの参考になれば嬉しいです。

UoPeopleのMBAは、結論取得が大変です。なぜか。授業を始め、全体的な難易度は、海外の有名大学に比べるとそこまで難しくないかもしれません。しかし、日本人にとって難しい原因は、いくつかあります。

まず、1つ目は、タイムマネジメントです。受講開始してから全コースに担当のインストラクターがいますが、授業は、インストラクターが指導してくれるのではなく、与えられたマテリアルを読み、ディスカッション掲示板に自分の意見をテーマに沿って投稿し、さらに同じクラスのメンバー最低3人の投稿を読み、評価しなければなりません。これを毎週やります。コースによっては課題資料の量が多く、仕事をしながら夜に宿題を片付けるのがとてもきついです。他にもエッセイが毎週あり、エッセイを書くためにも資料を読まなければいけません。

あと、リーディングアサイメントという課題書類を読む宿題もあります。また、ほとんどのコースにグループワークが存在します。グループワークは、1コース8週で形成されているプログラムの4〜5週目くらいにスタートし、7週目か最終週でグループで作成したプレゼンを提出することになります。このグループワークは、まず振り分けられた際のチームメンバーによって大きく左右されます。やる気のない人たちにあたるとギリギリまでやりません。逆にやる気のある人たちにあたると追い込まれますがかなりいい刺激をもらえます。

加えて、グループのメンバー全員が違う時間帯の中で生活しているため、オンラインコールをするにしてもスケジュールがなかなか合いません。そのため、特に仕事をしながらの社会人にとっては、継続することがかなり難しいと言えます。

UoPeopleのMBA取得における2つ目の難点は、英語に関する問題です。英語が得意でない人や慣れていない人にとっては、毎週の資料読みや他の人のディスカッション投稿を評価することが時間と労力を必要とします。また、各コースの2週目からは、クラスメートのエッセイを評価する課題があるため、英語力が不足していると評価作業が難しくなることもあります。

UoPeopleは、入学時に英語力の基準を満たしていない生徒にEnglishコースを提供しているため、英語の読解力とライティング力を磨いてから授業に参加することができるカリキュラムを用意してくれています。しかし、そのコースを修了したとしても実際のクラスは、1週間という限られた時間の中で色々な課題をこなしていかないといけないため、容易ではありません。

社会人生活を続けながらの生活にUoPeopleのMBAや学士プログラムは、覚悟が必要と言えます。ただし、悪いことばかりではありません。個人的にメリットは大きいと感じました。今度は、UoPeopleを受講して感じたメリットを紹介します。

アフリカや中東などの普段知り合えない人たちと知り合うことができる。僕のクラスメートは、どのコースもほとんどがアフリカや中東出身者で形成されていました。むしろアジアは結構少なかったです。グループワークで一緒になると色々と違うところが多いのですごく興味を持てます。

考え方、宗教(もちろん宗教の話は安易に触れてはいけません)、アイデアやタスクの処理についてなどがこちらの通常と考える枠を外れてきます。イライラする人もいるかもしれませんが、文化などが違うので受け入れることをおすすめします。僕は、すごく興味深かったので楽しんでいました。

総評として、個人的にはやって良かったと思っています。卒業まで大変でしたが身になることが多かったです。ただ、気軽に始めるものではなかったなと思いました。

今後、UoPeopleや他の海外大学・大学院を目指す方は、もちろん英語力を高めることはもちろんですが、日本語でMBAの学習を本やネットで少しでも触れておくと実際の授業での理解度は大きく違うと思います。Amazonなどで売られているグロービスのMBAシリーズや予算を抑えたい人はメリカリ・電子ブックや図書館などで入手してもいいかと思います。


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