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大道芸『人間美術館』
大道芸「人間美術館」は、古今東西様々な美術作品の身体表現を基本とする。人間の演ずる様々な美術作品 ー 像と観客、通行客との主として無言の、また即興のコミュニケーション展開、さらには共演に主眼を置く。→ 当文庫《作品番号0》。
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大道芸人宣言 一九九三~二〇〇三 ④/五分割
3「大道芸」の展望、課題
ヨーロッパでは昔、糞尿やゴミや死体を処理する仕事に携わる人たちは皆、都市の城壁の外に住み、城壁の中に住む人たちより、より「神々」に近い人間と見なされていたそうです。これらの人たちは、暴風雨や戦争、強盗など、非日常的な危険に曝されやすい「国境」の外に住み、しかも「国境」の中の日常生活の秩序を脇から支える仕事をしていたために、たいへんに畏れ、敬われていたのです。犯罪人を始末
大道芸人宣言 一九九三~二〇〇三 ②/五分割
1 世界の大道芸事情
(1)ニューヨーク
今年最初の滞在地ニューヨークは、休日が二日雨で潰れて赤字だったわけですが、そうでなくとも、ここで私のような日本人が大道芸人としてやっていくのはなかなかたいへんです。
特に、私が大切にしているワシントンスクエアでは、大道芸人は、まず能弁でなければなりません。観客のどんなヤジにも当意即妙に応答できなくてはなりません。まずは語学力の問題です。
次にここで
大道芸人宣言 一九九三~二〇〇三 ③/五分割
*[(補填)…… ]は、『現代風俗興行イッツ・ショウタイム!』に本作品を発表するにあたって削除した箇所の一部。当《大道芸人雪竹太郎文庫》に収蔵するにあたって、四箇所に限り補填、復旧する。
2 日本の大道芸事情
私がこのような旅を始めたのは、ひとつには、いずれ日本では大道芸ができなくなってしまうのではないかという危惧を持っていたからです。実際、そのようになってきています。今年東京を発つ前にも、上
大道芸人宣言 一九九三~二〇〇三 ⑤/五分割
4 キムさんの話
私が、昨秋の「大道芸ワールドカップ in 静岡」以来、大道芸について新たに思い悩んできたことは、これでほとんど全部、吐き出せたと思います。だいぶすっきりしました。最後にもうひとつ、キムさんの話をして、このお便りを終わりにしようと思います。
ここアヴィニヨンに昨年まで、キムさんという名物の芸人さんがいました。ミュンヘンに本拠を構える、しかしヨーロッパ人ではなかったようです。アラ
大道芸人宣言 一九九三~二〇〇三 ①/五分割
雪竹太郎(大道芸人)
[この作品は、《大道芸人雪竹太郎文庫》作品番号1「大道芸人宣言オリジナル1993年夏」を、2003年秋(〜冬)、五分の四見当に短縮、加筆し、前説(まえせつ)を付加のうえ、『現代風俗興行イッツ・ショウタイム!(現代風俗研究会年報第26号2005年2月20日初版発行)』に発表したもの。]
*発表したものは縦書き。
*括弧〔 〕は直前の語句の振り仮名。
*【「 」に傍点】は
大道芸は無くならない!(1992年4月)
原題:大道芸を愛する皆さんへ!!「大道芸は無くならない!」
[Peace Net News1992年️️◼️月◼️号【要確認】に、一部省略の上、転載。以下の本文も、冒頭の一段落、及び末尾の一段落と一行を省略する。]
I
この度、「大道芸文化向上協会(仮称)」結成に向けて、その「準備会」ができました。御報告します。これは、芸能プロダクション等による企画ではなく、「プロの大道芸人」を名乗る人