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詩「尊敬する蟻」

暖かい日が増えた

冬の間見かけなかった蟻達が歩き回るようになった

蟻の事なんて考えたこと無かったけどふと考えた

冬の間蟻はどこにいるの?

蟻は冬の間は木の葉や土の間で仲間同士身を寄せ合って過ごしている

その間食事はしない

ただ、ただ、じっとして冬越えする

それを知った私は蟻を急に尊敬したくなった

虫だから不平不満、愚痴なんて知らないだろうけど蟻は偉い

人間誰でも蟻を傷つけた経験あるだろう

蟻を思い胸が苦しくなった

小さい頃、公園や草むらでその小さな昆虫を砂に埋めたり、つまんだり、ふーって吹き飛ばしたり

なんて考えてみたけど、私は蟻の気持ちは知らない

時々は「蟻は偉いなあ」そう思い出そう

そしてうまくいかない日々があれば蟻のようにじっとして春を待つような生き方をしたい

(MacBook)


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